簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

なせばなる(JR乗り潰しの旅)

2015-02-16 | Weblog
 米沢と言えば藩祖として崇敬を集めた上杉謙信が余りにも有名である。
謙信は戦国時代において義を貫いた武将として知られ、松が岬公園の一角にある
上杉神社には、ご神体として祀られている。



 その米沢の礎は謙信の養子となった後継ぎ、初代藩主の上杉景勝や、その景勝
に仕えた直江兼続によって積極的に町造りが行われたと伝えられている。
その功績を讃え、二人はともに松が岬公園内にある松岬神社に合祀されている。





 米沢では江戸の時代に入るともう一人忘れてはならない人物が出る。
藩中興の祖と言われる上杉鷹山がその人で、「なせば成る なさねば成らぬ 何事
も 成らぬは人の 成さぬなりけり」は、余りにも有名な名言である。



 かつて、アメリカの大統領J・F・ケネディに日本で最も尊敬する政治家と言わしめ
た有名な話も伝えられ、また新聞社による「理想のリーダー」アンケートでは、かつて
1位になったことも有る。松が岬公園の一角には、鷹山公の銅像と、その傍らにこの
名言が掘り込まれた石碑が立てられている。



 今全国的に知名度の高い米沢織は、もともとはこの鷹山の藩政改革により、当時
は武士の婦女子の内職として奨励されたものだ。
そんな鷹山の象徴ともいえる笹野一刀彫の「お鷹ぽっぽ」は、米沢の郷土民芸品だ。
 又市内には山形系の伝統こけし工人、長谷川正司、武田正志さんなどが工房を構
え、制作に勤しんでいる。



 米沢にはまだまだ立ち寄りたい場所は沢山ある。
しかし道路には雪が多く、歩いて回るには危なくってしょうがない。
それに、残念ながら乗換列車の時間も迫ってきた。(続)




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