![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/70/f96320595a88dc28f47b4cd421db5070.jpg)
西大寺鉄道の終点・西大寺は、文字通り西大寺鉄道の発祥の地である。
鉄道の廃止後その跡地は、バスターミナルに変貌した。
周辺には両備ホールディングス等の事務社営業所、旅行会社等があるが、
登記上この地は、本店機能を有しているという。
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バスターミナルの敷地内に建つ赤い屋根の建物は、現在でも営業所の
事務所として使われているが、かつての鉄道の本社社屋である。
明治44(1911)年頃の建物と言うから、それに間違いが無ければ既に
百年以上も経過している。
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バスが到着する乗降場前には、誘導するラインの代わりに鉄道のレー
ルが埋め込まれているのが如何にも駅跡らしいが、線路跡と言う訳では
なさそうだ。
この地は、今も昔もこの地域の交通の拠点で有ることに変わりがない。
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表通りに面した一角には、ポイントの切り替え機とともに、当時主力
の気動車と言われたキハ7型(川崎車輌製)が静態保存されている。
全国的に見ても珍しい914mmゲージの車両は、希少価値のある存在で、
平成16(2004)年には「推薦産業遺産」に認定されている。
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その前には前身である西大寺鉄道から発展した両備グループの創業者
松田与三郎翁の胸像が静かに町の発展を見つめている。
彼こそが当時の山口誠孝西大寺町長らに呼応し、鉄道の開通に奔走した
中心的な人物である。
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鉄道創設委員会が組織され、「西大寺軌道株式会社」として、設立総
会が西大寺観音院で開催されたが、これも院と供に生きる門前町らしい。
明治43(1910)年10月の事で、その翌年に鉄道は「観音」と「長岡」
駅(現在のJR東岡山)の間で開通し、営業運転を始めている。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
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