簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

吉祥天と成就石(四国遍路)

2012-12-12 | Weblog
 菅前総理も泊まったと言う宿の床には色紙が飾られていた。
茨城の男性は連泊で、今日ゆっくりと出発し、横峰を打つと言う。
 他の泊り客が既に旅立った後、そこを7時前に出て、63番・吉祥寺に向かう。
次の寺までの距離も近く、1.5キロほどしかない。



 国道11号を一つ入った旧道は、住宅街の中を行き、車も少なく静かで歩きやすい。
通学時間帯なのか、多くの中学生たちとすれ違い、気持ちのいい挨拶に元気を貰う。



 寺はJR伊予氷見駅の近く、国道沿いにある。
一旦国道に出て、暫くして角を離れ回り込むと、白壁の塀が続き、その下に小さな疎水
が流れている。石橋を渡ると山門が建ち、その前に一対のゾウの像が置かれている。



 門を潜ると正面に堂々とした大屋根の本堂と、その左手に大師堂が建っている。
ここは四国88ケ寺の中では唯一、毘沙門天を本尊とする寺らしい。



 面白いのは本堂前の植え込みの中にある成就石だ。
本堂前から目をつむり、願い事を念じながら歩きだし、金剛杖を下段に構え、石の穴に
金剛杖を見事通せば願いは成就すると言う。やってみようと思ったが通す自信もないし、
願い事が逃げてしまってもと思い止めておいた。



 また、その横にある吉祥天の像の下が潜り抜けられるようになっている。
これを潜ると困難を取り除き、富貴をもたらすご利益が有るらしい。
こちらは簡単なので、幾つもの願いを念じながら潜ってきた。(続)


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