簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

三条白川道標 (東海道歩き旅・山城の国)

2024-10-18 | Weblog


 三条通りを歩き交差点に出ると、右奥に赤い大きな平安神宮の鳥居が
見えていた。その辺りは京都の代表的な文化ゾーンで、岡崎地区という。
 美術館や博物館、図書館があり、周辺には岡崎公園や動物園、琵琶湖
疎水の関連施設なども見どころも多い。
この神宮通りを辿れば、突き当りが平安神宮である。



 坂本龍馬 お瀧 結婚式場跡見て少し行くと白川橋を渡る。
とは言え、広々とした三条道りの道成りに進む感じで、橋を渡る特段の
雰囲気はない。

 白川は京都と滋賀を結ぶ山越えの道「山中道」辺りを源流とし、京都
市内に流れ込み、最後は祇園白川となって鴨川に流れ込んでいる。



 川の両岸は落ち着いた風情が感じられる柳並木である。
岸辺には飲食店などの立地もあり、周辺には有名な観光地も多く、散策
のデートスポットとしても良く知られているという。


 
 白川橋東詰に京都市内に現存するものでは最古と言う古い道標がある。
繁華な三条通りを行交う人々は多いが、この碑に目を向ける人は殆ど見
受けられない。随分と目立つ道標なのに、現在では不用の長物らしい。

 「史跡 三条白川道標」と書かれた真新しい柱の横に、黒ずんではい
るがしっかりと彫り込まれた文字も鮮やかな、子供の背丈ほどの石柱だ。



 南側面には「京都為無案内旅人立之 延宝六戊午三月吉日 施主為二
世安楽」、東側面は「是よりひだり ち於んゐんぎおんきよ水みち」と
読め延宝6(1678年,つちのえ・うま)年に建てられたもののようだ。

 東海道を歩き、三条通り粟田口から京入りした、京見物で訪れる旅人
への昔からの案内標識である。(続)





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