簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

石切の町を抜ける(四国遍路の旅・高野山編)

2015-11-25 | Weblog
 あとで写真を見ると、丁度国道に合流した所に横断歩道が写っていた。
正しくはそこを渡らなければならず、ここに入ればその先は一本道である。
手持ちの地図が一本道に見えたのは、国道合流前の小さな左カーブが略
されていたから、曲がった先でそのまま国道の歩道を進んでしまったのだ。



 猛スピードで行き交う車に怯えながら、坂の途中の階段を下り、住宅街に
入り込み、やっとの思いで善根寺辺りの国道170号線に合流した。
ここら辺りでは、新道と旧道がほぼ重なりあっている。



 疲れ果て、見つけた喫茶店で休憩がてら昼食をとることにする。
店主一人の店で、調理に手間取ったお蔭で、焦る気持ちが抑えられ、ゆっ
くり休養を取ることが出来たのは先のことを考えれば幸いで有った。



 石切中学校の所で国道を離れ、左の旧道に入ると道は、ほぼ新道と並行
して延びていた。
途中「ようおまいり石切さん」と書かれた横断幕を見かけた。



 関西では結構有名で、できものの神様として信仰を集める、「石切神社」
の西参道と書かれている。
調べてみると、表参道は近鉄奈良線の石切駅から延びていて、そこからは
歩いて10分ほどだそうだ。
この参道が結構面白くて、人気があるのだとか・・・。



 その先で第二阪奈道路を超え暫く歩くと、左に「牧岡神社」の一の鳥居が
建っていて、松の馬場と呼ばれる参道が延びている。
ここは河内の国の一宮だ。
傍らには東大阪市内では一番古いとされる燈籠が風格を見せ佇んでいる。



 時間と余分に、歩く体力・気力さえあれば、立ち寄ってみたいスポットの
一つである。東高野街道の沿道には、こんなところがいくつもある。(続)




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