簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

二つの世界遺産(上信電鉄・上信線)

2019-12-04 | Weblog



 JRを降り案内に従い、上信電鉄の高崎駅改札口に向かう。
思った通り階段や改札では混み合って、それでも10分まではかからない
が、やはり乗り換えに余裕を見ていて良かったと思えるケースである。



 ホームに向かう改札手前に、駅には似つかない石碑が立てられている。
説明書きを読んで見ると「山上碑」「多胡碑」「金井沢碑」とあり、
「上野三碑(こうずけさんぴ)」のレプリカと書かれていた。
「上野三碑」とは、同鉄道沿線の駅近くに点在する、7~8世紀頃の古
代石碑の総称である。
日本に18例しか無い最古の石碑群で、歴史的価値が高く、国の特別史跡
に指定されると同時に、平成29(2017)年にはユネスコの「世界の記憶」
に登録された。



 「上野三碑」を巡るのに便利な、高崎から吉井の間で乗り降り自由な
通年発売の「フリー乗車券(1,120円)」がある。
石碑は最寄り駅からは徒歩で、10~30分ほどの距離に有るらしい。



 また同鉄道の沿線には、もう一つの見所がある。
平成26(2014)年「世界遺産」として登録された「富岡製糸場と絹産業
遺跡群」である。その中心的な富岡製糸場の最寄り駅は上州富岡で、駅
から徒歩15分ほどの所にある。
その製糸場へは、割引切符が用意されている。



 高崎と上州富岡の往復乗車券(1,580円)と、製糸場の見学料(1,000)
がセットになった「往復割引切符」だ。「ゆき」券と「かえり」券が付
けられていて、往路復路とも一回だけ希望する駅での途中下車が出来る。
価格は2,140円で、これは通常価格より440円お得だ。

 この切符は駅の券売機でも購入が可能だが、持ち帰りの出来る記念乗
車券駅は窓口でしか販売していないので注意が必要だ。(続)





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