山形から福島まで、新幹線・つばさなら1時間10分ほどだ。
しかしこの間を各駅停車の普通列車で移動しても、乗換の待ち時間を別にすれば、
その通算の所要時間はさほど変わらない。
米沢と福島の間には、奥羽山脈の厳しい山越え、標高600m余りの板谷峠が有
り、その上り下りは38‰と言う急坂が控えている。
古い鉄道地図を見ると、この間の大沢・峠・板谷・赤岩の各駅にはスイッチバックが
有ったことが解る。しかもこの間の各駅付近は豪雪地帯で、その上急勾配区間とも
なれば、当時はその厳しさは相当なものであった思われる。
嘗ては補助機関車を付け、何度も行ったり来たりと折り返しながら乗り越えた難所
も、今では高性能車両やトンネルのお蔭で難なく超えていくが、それでも新幹線と言
えど、十分なスピードが出せないほどの過酷な地勢が控えている。
そのスイッチバックは今では廃止された。
しかし、これらの駅によってはその遺構などが残されているところも有るらしい。
大雪に備え、ホームはスノーシェルターで覆われていると言う。
それに何よりも峠駅には、名物の「峠の力餅」のホーム売りが健在だと聞いている。
こんな楽しみ多い路線はやはり普通列車に乗り、のんびりと駅々を訪ねてみた
いと言うのが長年の夢である。しかし、特別にこのための行程を組んで旅をする
のならば兎も角、たまたま近くに行ったついで・・・では数少ない列車と上手く時刻
が噛み合わない。こんなわけで夢はまだ夢のまま残されている。(続)
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しかしこの間を各駅停車の普通列車で移動しても、乗換の待ち時間を別にすれば、
その通算の所要時間はさほど変わらない。
米沢と福島の間には、奥羽山脈の厳しい山越え、標高600m余りの板谷峠が有
り、その上り下りは38‰と言う急坂が控えている。
古い鉄道地図を見ると、この間の大沢・峠・板谷・赤岩の各駅にはスイッチバックが
有ったことが解る。しかもこの間の各駅付近は豪雪地帯で、その上急勾配区間とも
なれば、当時はその厳しさは相当なものであった思われる。
嘗ては補助機関車を付け、何度も行ったり来たりと折り返しながら乗り越えた難所
も、今では高性能車両やトンネルのお蔭で難なく超えていくが、それでも新幹線と言
えど、十分なスピードが出せないほどの過酷な地勢が控えている。
そのスイッチバックは今では廃止された。
しかし、これらの駅によってはその遺構などが残されているところも有るらしい。
大雪に備え、ホームはスノーシェルターで覆われていると言う。
それに何よりも峠駅には、名物の「峠の力餅」のホーム売りが健在だと聞いている。
こんな楽しみ多い路線はやはり普通列車に乗り、のんびりと駅々を訪ねてみた
いと言うのが長年の夢である。しかし、特別にこのための行程を組んで旅をする
のならば兎も角、たまたま近くに行ったついで・・・では数少ない列車と上手く時刻
が噛み合わない。こんなわけで夢はまだ夢のまま残されている。(続)
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