簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

牛乳屋食堂

2017-10-16 | Weblog
 日頃から我が庭を荒らす何処かの飼い猫のせいで、ネコよりもイヌ好きな者に
とって、さして可愛いとは思えなく興味が湧かないのは、偏屈な性格が災いしてい
るのかも知れない。
この駅で降りた目的は可愛いいらしいネコ駅長に会うことではなく目的は他に二つ
あり、一つは温泉に入ること、もう一つは食事をすることである。





 芦ノ牧温泉駅を出て、温泉に向かうバス乗り場の有る国道に行く途中に「牛乳屋
食堂」と言う、一風変わった名の食堂がある。
何の変哲もなさそうな町の食堂の様だが、創業は古く大正末期頃のことらしく、初代
夫婦がこの地でヤギやウシの乳を販売したのが始まりだそうだ。

 その後中国人からラーメン造りを教わり「会津生ラーメン」として販売するようになり、
更に別の中国人直伝の手作りギョーザを扱うも屋号はそのままで、代々嫁から嫁に
その味が引き継がれ、今は三代目を中心に四代目と共に切り盛りしていると言う。





 この日この店を訪れたのは三時を過ぎていた。
丁度最後の客が出てきたところらしく、店先には昼の営業が終わり、夕方まで閉店
するとの張り紙がされている。

 折角来たのにと残念がっていると、向かいの牛乳屋売店の大将が声を掛けてくれ、
その後どこかに携帯電話をかけている。
話の内容からすると、どうやら店の女将と話しているらしい。





 『昼が終わると残ったスープは全部捨てる。これから三代目が2時間ぐらいかけて
夕方の仕込みをする。
うまくできれば夕方五時過ぎには店を開ける』のだと教えてくれた。(続)

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