簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

成田国際空港で・・・ (JR乗り潰しの旅)

2012-01-25 | Weblog
 今回の旅では、成田線の本線と二つの支線を乗り潰す。
本線は、佐倉から銚子の一つ手前の松岸までの119.1キロである。
 支線の一つは、成田と成田空港を結ぶ路線で、その距離は10.3キロ、千葉からは
横須賀や久里浜始発の東京方面からの快速列車が、凡そ1時間に1本直通している。



 空港行きは、有名な成田山新勝寺など暫くは成田の市街地を見ながら走り、本線と
別れるとかつて新幹線が計画された名残の高架橋を行く。
 沿線は丘陵地帯で緑も多いが、高速道路やホテル、航空会社の施設などが立ち並び、
空港が近いことを実感させる。

 やがて地下に潜ると空港第2ビル駅、そこから3分ほどで終点の成田空港に到着する。
さすがに国際空港の玄関口、大きなトランクを押し、出口に向かう旅行客の姿も多い。





 改札を出て驚いた。
チョッとしたゲートが有り、係員からいきなり身分証明者の提示を求められたのだ。
 旅行者は一様にパスポートを提示しているが、乗りテツにはそんなものはない。



 咄嗟に「自動車運転免許証を・・」と思い、財布の中を捜してみるが、乗りテツ
旅行には必要が無いので持ってきてはいない。
 あせって、首から下げている“18キップ”を見せるが、笑われてしまう。
ポケットや財布の中を弄りながら、やっと健康保険証を思いだし、提示してやれやれ。
 いきなりの予期せぬ出来事に、すっかり気勢を削がれてしまい、早々に折り返しの便で
空港を退散する。(続)



(この旅行記は、「東日本大震災」発生直前に巡ったものです。)


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