簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

神通川に沿って (JR全線乗り潰しの旅)

2013-05-20 | Weblog
 飛騨古川駅の一番線には、この駅で折り返す特急が、ジーゼルエンジンの音を
響かせ、独特の匂いでホームを包みながら発車待ちをしていた。



 高山線の「特急・ワイドビューひだ」の多くは、高山か富山で折り返すが、ここ飛騨
古川を折り返す便が一日一往復だけ運行されている。

 お昼過ぎの特急で、終着駅の富山を目指す。
最初の停車駅、猪谷には40分足らずで到着する。
この駅からはかつて岐阜県側の奥飛騨温泉駅まで、国鉄の神岡線が出ていたが廃止
されその後第三セクターの神岡鉄道となり、それも2,006年に廃止されている。



 現在では、旧奥飛騨温泉駅と旧神岡鉱山前駅の間の残されたレールの上を特殊な
自転車を使って走る、「レールマウンテンバイク」の体験ツアーが人気を呼んでいるらし
く立ち寄って見たい所だが、何時ものように慌ただしくて時間が無い。





 猪谷辺りから、車窓に寄り添って来た神通川が、周りの山々と共に遠ざかり、少し
平地が開き始めると、越中八尾に到着する。
ここ「八尾」は、「やお」とは読まず「やつお」と読ます難読駅の一つだ。



 毎年二百十日の秋の頃に開催される「おわら風の盆」は、優美で幻想的な踊りと
共に、哀調を帯びた胡弓の調べなどが知られている。
一度は訪ねてみたいところだが、残念ながらここもお預けである。



 日産化学の大きな工場が隣接する速星駅で停車、そこを過ぎると市街地が近づき、
北陸新幹線で有ろうか、工事中の高架橋に添って神通川の鉄橋を渡る。
 






 川の向こう岸に大きなビルが幾つも見えて来ると終着駅の富山に到着する。
富山では評判の、ライトレールにも乗って見たいが、北陸本線の接続時間が迫っている。
いくつかの心残りは、次の機会に譲ることにする。(JR全線乗り潰しの旅・完)



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