簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

久万高原に向けて(四国遍路)

2012-06-15 | Weblog
 前夜泊まった宿でこの日のルートを女将に相談すると、鴇田峠越えのルートを強く
勧めてきた。

 二つの峠を越え、久万高原の44番を打ち終えたら、その奥の院である45番には、
その裏山から(これが相当厳しいらしい)、その先の八丁坂を超えるのが昔からの
正式な遍路道であることが最大の理由のようだ。



 「昔は相当厳しい山岳道であったが、近年林道が整備され以前よりは格段に歩き
やすくなっている、厳しければ、いつでも舗装された林道に抜けることが出来るのも
このルートの良さだ」と言う。



 この日、その勧められたルートを歩いている。
きれいに舗装された国道379号線は、交通量も少なく、時折思い出したように一台ずつ、
車が猛スピードで通り過ぎていく。
道はほんの僅か上っているようだが、坂道と認識するほどの事もなく歩きやすい。



途中、まだ開店前の産直市で、「休んでいけ」と声を掛けられ、言葉に甘え少し休ま
せてもらう。
「これで良かったら、いくらでもいいから持って行け」、「もう商品価値はないけど、まだ
美味しく食べられるから・・」と甘夏の入った箱を指さして言う。

 峠越えを控え、余り荷を重くしたくはないが、好物を逃がす手もなく、大きそうなのを
選りすぐり二つほど頂いて、礼を言って再び歩き始める。



滝ノ上橋休憩所のところで国道を離れ、県道41号線に入り、落合トンネルを抜けると
道幅も狭く、上り勾配も気のせいかきつくなってきた。(続)




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