簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国の道標(四国遍路の旅・高野山編)

2015-11-09 | Weblog
 前方にコンビニが見えてきた。
雨も止んできたので、そろそろ休憩しがてら、雨具を脱ごうと考えていた。
道路を隔てた反対側には、目印にしていた公園も見えている。



 しかし、どうも違う。
公園入口の門柱に書かれている表示名が、どう見ても三文字に見える。
目標にして来た公園は二文字の筈だ。



 コンビニの店員に手持ちの地図を見せ、現在地を確認すると、見にくいの
か何度も向きを変えながら頭をひねり、やがて「ここです、ここです」と嬉し
そうに、地図の端の方を指さした。

 「えっ! うっそぉー」
その場所を覗きこんで愕然としてしまった。
今の今まで、どこを歩いてきたのだろう?まるで違うところだ。
こちらは少しも嬉しくないのである。



 枚方ハイツを下り2車線の車道に突き当たり、右に取ったまでは良かった
のだが、その先ですぐに道路を渡り、細い住宅街の道に入らなければなら
なかったのを、そのまま直進していたのだ。

 結局2キロほどの遠回りをして枚方企業団地前で国道1号線に戻り、出屋
敷北で左の旧道に入るとモーテルの立ち並ぶ道となり、その先に山田池公
園が見えて来た。



 長ケ嶽橋を渡り左折、出屋敷の古い集落を抜け、枚方市の運動公園を右
に見て、出鼻橋で左の旧道に入り進むと京阪交野線の郡津駅だ。



 それにしても四国の遍路道の凄さが、改めて思い知らされることとなった。
そこには、古くからの丁石や石柱の道路標識だけではなく、新しい道標やシ
ールが充実していて、それに従えば初めてでもほとんど間違えることはない。



 しかし、ここ「東高野街道」では、枚方市に入ると道標らしきものを目にす
ることは殆どなくなってしまった。(続)




にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぼたもちショック(四国遍路... | トップ | 打上の弘法井戸(四国遍路の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事