簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

武蔵の里(JR乗り潰し・姫新線)

2018-01-17 | Weblog
 智頭急行線の宮本武蔵駅を後に旧因幡街道を10分ほど歩くと、その昔は
美作の国宮本村、今日では、美作市宮本(旧大原町宮本)と呼ばれる地に
「武蔵の里」がある。



 武蔵の生誕地はここ美作説と、自身が五輪書に明記したと言われる播磨
説があるらしいが、吉川英治が小説「宮本武蔵」では当地の生まれとした
ことからその通説が今日では一般的になっているようで、そこから「武蔵
の生誕地」として町おこしを続けてきた。



 そんな町にとっての大恩人・吉川英治の記念碑を挟むように、右側には
「宮本武蔵生家跡」があり、傍らには町民有志の寄付金による「宮本武蔵
生誕地碑」が建っている。記念碑の北側には宮川が流れ、その向こうには
「讃甘神社」が大きな木立に囲まれるようにして立っている。
幼少のころ、太鼓を打つ撥が発する音から、二刀を案出したとされるのはこ
の神社の祭礼を見てのことであった。



 その前にあるのが「武蔵の里 五輪坊」である。
大きな鯉の泳ぐ池を中心とした回遊式の日本庭園を持つ宿泊施設で、源泉か
け流しの温泉入浴施設も備えている。
敷地内には広大な剣道場が建っていて、大学などの合宿利用も多いらしい。



 館内のロビー前には「武蔵資料館」(有料)があり、直筆の「達磨頂相図」
や、自作の「鍔」をはじめ、NHK大河ドラマの折使用された衣装などが展示さ
れている。



 旧因幡街道をそのまま南にたどれば、道は緩やかな登り道に転じ、途中武
蔵の墓のある「武蔵神社」があり、そこをさらに上り詰めれば街道の要衝、
鎌坂峠である。
その峠下には、銭一貫を出しても飲みたいおいしい水と言われる「一貫清水」
が今もコンコンと湧き出ている。(続)





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