大糸線の車窓から青木湖が遠ざかると、列車は大町市から白馬村に入る。
そこで大きく西にカーブする辺りが佐野坂峠で、ここが信濃川水系と姫川
水系の分水嶺だ。
分水嶺とは、降水の流れる方向の分れ道のことで、日本列島で言えば、
太平洋側と日本海側を分ける境界線で、これを「中央分水嶺」と言う。
学校でそんな風に習った覚えがある。
またこれに限らず、太平洋と日本海への別れは「大分水嶺」、同じ海洋
に流れる異なる河川境界は「中分水嶺」とも言うらしい。
南神城を経て神城を過ぎる辺りから、右側には姫川水系の姫川の流れ
が寄り添ってくるが、姫川はここ白馬村の湿原の湧水を水源とする一級
河川で、凡そ60㎞先、日本海の糸魚川に流れ下っている。
湧水が水源の性か水質は良く、何時も上位にランキングされるという。
姫川の源流域は、「姫川源流域自然探勝園」という園地に成っている。
南神城がその最寄り駅で、ここにも立ち寄って見たく思っていた。
しかしその頃は、もうすっかり日が暮れてしまって無理であった。
列車の本数が少ない路線だけに、もう少しゆったりとした日程を組まな
いといけなかった。
分水嶺の中には公園のように整備され、観光地として知られるところ
も少なくは無い。
例えば広島県の上下町は分水嶺の町として知られていて、降水が日本海
(上)と瀬戸内海(下)に流れる事から、「上下」が町名になったとも
言われている。
今では登山やハイキングなど、山歩きを兼ねて訪れるトレイルも結構
人気があるらしい。
これまでにもそういった所を何カ所か訪ねた事があるが、同じ処に降っ
た雨や雪、湧き出た水が、全く違う方向に流れて行く様を見るのは、中
々に興味深く面白いもので有る。(続)
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そこで大きく西にカーブする辺りが佐野坂峠で、ここが信濃川水系と姫川
水系の分水嶺だ。
分水嶺とは、降水の流れる方向の分れ道のことで、日本列島で言えば、
太平洋側と日本海側を分ける境界線で、これを「中央分水嶺」と言う。
学校でそんな風に習った覚えがある。
またこれに限らず、太平洋と日本海への別れは「大分水嶺」、同じ海洋
に流れる異なる河川境界は「中分水嶺」とも言うらしい。
南神城を経て神城を過ぎる辺りから、右側には姫川水系の姫川の流れ
が寄り添ってくるが、姫川はここ白馬村の湿原の湧水を水源とする一級
河川で、凡そ60㎞先、日本海の糸魚川に流れ下っている。
湧水が水源の性か水質は良く、何時も上位にランキングされるという。
姫川の源流域は、「姫川源流域自然探勝園」という園地に成っている。
南神城がその最寄り駅で、ここにも立ち寄って見たく思っていた。
しかしその頃は、もうすっかり日が暮れてしまって無理であった。
列車の本数が少ない路線だけに、もう少しゆったりとした日程を組まな
いといけなかった。
分水嶺の中には公園のように整備され、観光地として知られるところ
も少なくは無い。
例えば広島県の上下町は分水嶺の町として知られていて、降水が日本海
(上)と瀬戸内海(下)に流れる事から、「上下」が町名になったとも
言われている。
今では登山やハイキングなど、山歩きを兼ねて訪れるトレイルも結構
人気があるらしい。
これまでにもそういった所を何カ所か訪ねた事があるが、同じ処に降っ
た雨や雪、湧き出た水が、全く違う方向に流れて行く様を見るのは、中
々に興味深く面白いもので有る。(続)
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