簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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食べたまま、書いてます。

会津鉄道

2017-10-09 | Weblog
 会津高原尾瀬口から先は、会津鉄道の路線になる。
ここからJR只見線の西若松まで、57.4Kmを21の駅で結んでいる。
元々は旧国鉄の会津線で、昭和2(1927)年11月に旧舟子信号所までが開通し、
その後南に向けて延伸され、会津滝の原(現会津高原尾瀬口)まで開通したのは
昭和28(1953)年11月のことである。



 旧国鉄の民営化を経て第三セクター方式の会津鉄道として営業を開始したのは、
昭和62(1987)年7月のことで、この時に旧国鉄時代の駅名の多くが改称されている。



 芦ノ牧温泉(旧上三寄)、湯野上温泉(旧湯野上)、会津下郷(旧楢原)、養鱒公園
(旧会津落合)、田島高校前(田部原)、七ケ岳登山口(旧糸沢)、会津高原尾瀬口
(旧会津滝の原→会津高原)などがそれだ。
かつては旧地名などが付けられていた駅名が、温泉や公園やアクセス口など観光
路線を目指すネーミングが試みられたようだ。



 車窓から若郷湖を望む辺りでは、車内でも案内放送が行われる。
この湖は、灌漑、発電、治水など多目的ダムとして造られた大川ダムによって生ま
れた人造湖である。
若松市と下郷町から一文字ずつ取って名付けられたようで、周辺は公園になってい
るらしく、大川ダム公園と言う駅もある。





 ダムにより集落と共に旧国鉄線も水没し、付け替えが行われている。
昭和62(1987)年のことだ。湯野上温泉と大川ダム公園から芦ノ牧温泉の間は、25
パーミルの急こう配区間で絶景が期待できるのに、新線は大戸・向山などの長いト
ンネルの連続で視界が遮られているのが残念だ。(続)



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