簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

おかやま愛カード

2014-05-07 | Weblog
 そうは言っても高齢者が加害者や、犠牲者になる事故は少なくない。
県警が発表する25年5月末現在の交通事故のデータを見てみると、事故の死者
数は前年と比べると減少しているものの43名もいる。
このうち65歳以上の高齢者は25名で、これは全体の58.1%を占めている。



 またそれらの事故原因は、前方不注意が13件で、全体の41.9%を占めていて、
ここにも高齢者が多く絡んでいる。
操作不適による事故はそのほとんどが高齢者である。



 そこで県警は、運転免許証を返納した高齢者らに2009年11月から「おかやま
愛カード」の発行を始めた。これは特典付のカードを発行することで返納を促し、
それにより高齢者の事故抑止を目的とするものだ。
そしてそのカードの発行枚数が、1万6千枚を超えたと言う。



 実際カードの発行が始まって以降は、高齢者の人口割合が増加しているにも
かかわらず人身事故件数は減少していると言う。



 しかし「身体機能の衰えを感じたら」自主返納をとは言え、齢を重ねても自分は
齢以上に、見かけ以上に若いのだと自負し、まだまだ大丈夫と妙な過信も有り、
自身の衰えは、自らは中々認められないものでもある。



 だからこそこんな時はやはり、家族や友人など周囲の人々の適切なアドバイス
も必要になる。同乗をしていて、或は日常的な生活の中で、又肩を並べて歩いて
いるとき、「うん?」と感じるような挙動・言動を感じ始めたら、その時こそ返納時が
近づいているのかもしれない。(続)



(写真は、式年遷宮で賑わう伊勢神宮 本文とは無関係)


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65歳は壮年

2014-05-05 | Weblog
 運転免許証を持つ岡山県内の高齢者(65歳以上)が25万人を超え、これは
過去最高らしい。それを受け県警は、高齢者の関わる事故増加の懸念から、
免許返納の促進など対策の強化に乗り出したと言う。



 県警の交通企画課によると高齢者の免許保有数は、2007年に20万人を突破、
以後毎年1万人程度増え続け、25年度には27万人余りいて、これは団塊の世代
が65才以上になったことが背景にあるらしい。



 車を手放せない高齢ドライバーが増えると、高齢の事故加害者、犠牲者の増加
につながる。実際に全体の人身事故件数は減少傾向にあるものの、高齢者が加
害者になったバイク以上の人身事故は、過去10年間に2,100~2,500件で、これは
全体の25.6%に当たり高止まり状態だと言う。



 そこで県警では65歳以上の高齢者に、「身体機能の衰えを感じたら」免許証の
自主返納を呼びかけている。この呼びかけ制度が始まったのは1998年であった
が、その後の10年余りでは年間平均でも二百数十人程度しかいなかったと言う。



 そもそも65歳以上が高齢者と言う定義そのものが今の時代どうかとも思う。
年金の支給年齢が先に延び、定年も延長され65歳くらいまではまだまだ現役で
働いている人は多い。それが65歳になって仕事も辞め、これから余生を楽しもう
と言う時に、高齢者の仲間入りをしたのだから免許証を自主的に返納をといわれ
ても・・・。



 かの平櫛田中は「六十・七十は、はなたれ小僧・・」と言い放ち、百歳を過ぎても
なお現役で活躍をした。
今どきの高齢者は、趣味に、習い事に、、社会活動に、旅行に・・と、個人差も有る
が活動的で、65歳はまだまだ壮年である。(続)



(写真は、式年遷宮で賑わう出雲大社 本文とは無関係)

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福井の町歩き (JR全線乗り潰しの旅)

2014-05-02 | Weblog
 北陸本線を何度も行き来し、ここ福井駅も乗換で何度も利用しているのに、不思
議なことに一度も駅を出て町を訪ね歩いたことが無かった。
思わぬ「爆弾低気圧」のおかけで、初めて福井の町歩きを楽しむことに成った。



 駅から20分ほど歩くと福井松平家の別邸で江戸中期の庭園で知られた“養浩館・
庭園”がある。通常は9時の開園だが、季節によっては、早朝に無料開放されること
もあるようだが、この日は残念ながら開いていない。



 道路を隔てた反対側が市立の郷土歴史博物館で、親水公園に成っている。
昔の城の外堀の跡らしい。



 そこから広いさくら通りを横切ると福井城の本丸址。
今日では県庁や県議会、県警本部の建物が建てられた官庁街で、苔むした石垣と
巨木が往時の姿を留めている。



 県庁ビルを回り込むように裏に出ると天守台跡が有りそこには登ることが出来る。
一段と高い石垣に昇れば、目の下に水を湛えた内堀と、町並みを見下ろす眺望が
楽しめる。



 復元された御廊下橋を渡り城跡を出て、そこからさらに10分ほど歩くと、福井の
ルーツとも言える柴田勝家所縁の北庄城跡が町中に埋もれるように残されている。



 近くには柴田神社が立ち、そこにはNHKの大河ドラマ“江姫たちの戦国”の放送
を機に建てられた天守の復元模型があり、柴田勝家やお市の方、その子の三姉妹
(茶々・初・江)の像を静かに見守っている。(JR全線乗り潰しの旅・完)






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