簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

遍路道の甘いもの(四国遍路の旅)

2014-05-16 | Weblog
 門前町と言えば、やはり気になるのはその名物だ。
遷宮祭で沸く伊勢神宮には「赤福」、出雲大社には「出雲そば」が、伏見稲荷には
「いなりずし」など、挙げだしたら枚挙にいとまがない。





 ご多分に漏れず四国の札所にも美味いものが幾つも有る…とは言ってもここでは
甘くて美味い「まんじゅう」の話である。

 19番・立江寺門前の酒井軒本舗には、古代米を練り込んだ「たつえ餅」、37番・岩本
寺の門前の松鶴堂には大師伝説に因んだ「三度栗」、41番・龍光寺の参道には福が
授かる「福印まんじゅう」、44番・大宝寺門前の坪谷松栄堂には老舗の「おこう饅頭」、
51番・石手寺の境内には昔からお遍路さんの接待に出されていた「おやき」、53番・円
明寺門前には「うすかわまんじゅう」などなど・・・。





 また、札所に至る道中にも名の知れた甘味が多い。
29番・国分寺に向かう街道沿いには「へんろ石まんじゅう」、41番・龍光寺に向かう
途中の嵐坂を超えると茶房・泰山には絶品の「さけまんじゅう」、54番・延命寺に向
かう国道沿いには宅間饅頭本舗の素朴な「まんじゅう」が・・・。



 そう言えば、食べそこなったが39番・延光寺に向かう途中の宿毛の町中には「バ
カヤロー饅頭」なんていうのも有った。
 さらに、高知の東洋町には「野根まんじゅう」、愛媛に入れば「源氏巻」と、しっか
り土地の名物に根付いているものも少なくない。



 これらの名物に共通して言えることは、甘さ同様、素朴で控えめで、いかにも昔
からこの風体です・・と言ったところで、これが何よりも愛され続けるわけであろう。
さて、今回は、どんな「まんじゅう」との出会いがあるのか?これも歩きならではの
楽しみの一つである。(続)




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