まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

にわか電気屋さん

2017-06-12 | 暮らし

父が寝たきり状態になって、意識もまだらになってきた。脳は身体が動かなくなると働かなくなるそうである。身体が動くために脳は指示系統を動かすのであって、身体が動かないと脳も休んでしまうpそうだ。だから、寝たきりになるとあっという間に、頭は働かなくなり幻想をみる。そんな父を見舞って、それでも話しかけたり、ベットを動かすと正気が戻ってくる。

父の見舞いの後、母を銀行へ連れていく。そして、実家へ送ると「TVが昨日からつかんのや。台所の蛍光灯も電気屋に来てもらおうと思って・・」どれどれ・・TVを見ると、アンテナとつながっている線が抜けていた。ついでに、脚立に乗って蛍光灯を外す。午後に同じのを買って来て取り付ける。背が届かないので脚立の天板に乗って蛍光灯を外していたら、母が心配して、午後に行った時は、大きな脚立をどこからか運んできてあった。従兄が脚立から落ちて足の骨を折ったことを思い出したようだ。確かに天板に乗ってはいけません。

さて、新しい蛍光灯をつけたものの点灯しない。グローランプのせいかと思って、座敷の電気のグローランプを外してきて、つけてみたが駄目だったので、町の電気屋さんに電話した。わたしのにわか電気屋さんでは心もとないのである。その時、丁度知り合いのHさんから電話があって、実家に来ているというと、やってきて用事を済ませたついでに、蛍光灯の話をしたら、ちょっと触ってくれて、結局、蛍光灯がきっちりはまっていなかったという簡単な理由だったことが分かって、中途半端なわたしの性格が露見した。

電気屋さんに直った旨を電話したあと、Hさんにはコーヒーを飲んでもらって、母と3人で話が盛り上がり、ミント入りのルックチョコレートを、おかしな味だと言いながら食べて帰った。

母は掘ったばかりのじゃがいもと大根をHさんに持たせ、釣り鐘草を3本折って「奥さんにどうぞ。奥さんと仲良く。」と、言って渡していた。やるなあ。


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