カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

日本フェザー級タイトルマッチ

2005年01月08日 23時00分35秒 | スポーツ / SPORTS
ボクシング・ファンの皆様、こんばんは。
今夜はボクシングの殿堂、東京水道橋の後楽園ホールから
日本フェザー級タイトルマッチをお送りします。

ホールの入り口では、元世界チャンピオンの輪島功一さんが
樽酒をふるまっていました。
普段、日本酒は飲まない私ですが、縁起物ですし、
輪島さんからもらえるなんて、一生ないかもしれないので、
ありがたく頂戴しました。
 (だって、拒む理由はないじゃないですか。←言い訳)

輪島さんは、見えてるのか見えてないのかわからない目で
「はーい、いらしゃい。」と手渡してくれました。

          


さて、今夜の試合は、
新春を飾るにふさわしい無敗対決となりました。
初めは見に行くつもりはなかったのですが、
新年が明け試合が近づくと、どうしても見たくなり
当日券で入りました。超満員でした。

チャンピオンは、角海老宝石ジムの榎洋之、
戦績は21戦20勝(16KO)1分、
昨年9月に無敗のチャンピオン大之伸くまをTKOで破り
チャンピオンになったばかり、今夜が初防衛戦です。

チャレンジャーは、同級1位、姫路木下ジムの金井晶聡、
戦績は14戦無敗(14KO)。2002年度の全日本新人王。
今日KOで勝てば15連続KOの日本タイ記録。
・・・聞いた事のないジムです。(ゴメンナサイ)
私は東京在住ですので、関西のジムは大阪帝拳、グリーンツダ、
千里馬神戸ジムくらいしか知りません。

ポスターで見る限り、榎選手もキリリとした端正な顔立ちですし、
21歳の金井選手はジャニーズ系で、タッキーに似ています。
顔の綺麗なボクサーは、ボクサータイプ(離れて戦うタイプ)でしょう。
また、元チャンピオンの川島郭志選手のようにスリッピングアウェーで
パンチをよけるのが上手いタイプも当てはまります。
ボコボコにされる前に、倒してしまう・・・要するに強い選手ですね。

ハードパンチャー同士のこの試合は、KO必至でしょう。
あっリングサイドには辰吉丈一郎選手も観戦に来ております。


1ラウンド:静かな立ち上がり、時折、榎選手の放つ左ジャブが
      金井選手の顔面にヒットする。両者とも大きなパンチはなし。
       (採点は、榎10:金井9)

2ラウンド:榎選手の距離の取り方が上手い、左ジャブが的確にヒット。
      金井選手は右目の下をカット。     
       (採点は、榎10:金井9)

3ラウンド:ようやく金井選手のパンチもヒットし始めるが、
      榎選手の左ジャブが、面白いように当たり続ける。
       (採点は、榎10:金井9)

4ラウンド:金井選手は、時よりいいパンチを放つが単発で有効打にはならない、
       榎選手の左ジャブにのけぞる金井選手の顔が目立つ。
       (採点は、榎10:金井9)

5ラウンド:榎選手は手数、有効打でも圧倒。
       金井選手は右目の上もカット。
       (採点は、榎10:金井9)

6ラウンド:金井選手はもはやタッキーの面影はない。顔面の右側が腫れ上がっている。
       私の位置から遠いがはっきりとわかる。右目が見えないかもしれない。
       容赦なく榎選手の攻撃は続く。
       (採点は、榎10:金井9)

7ラウンド:1分すぎレフェリーが試合を止めコミッションドクターに見せる。
       試合は再開。しかし1分35秒、榎選手が金井選手をロープに追い詰め
       連打したところでレフェリーが試合をストップ。
       TKOで榎選手が初防衛に成功。

この試合は終始、榎選手のペースでした。
金井選手は見せ場なく負けてしまいました。
榎選手は精密機械のように正確に左ジャブをヒットさせ続け、
上手さと強さを観客に見せつけました。

【左は世界を制す!】 ボクシングの格言です。
まさに、この言葉があてはまるような試合でした。
無敗対決は榎選手が勝ちましたが、
金井選手もまだ21歳ですので今後に期待したいものです。

尚、この試合は一部の地域を除き日本TVで
今日の深夜2:25~放送されますので、良かったら見てください。

ちなみに日本記録15連続KOは、
元世界チャンピオンの浜田剛史。私の好きなボクサーである。
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