カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドで飲んだくれる】の巻 ~アグラー~

2005年01月20日 21時10分00秒 | 北インド / NOUTH INDIA
インドで酔っ払おうと思うな。そう「地球の歩き方」(P88)には書いてある。
おおっぴらに、お酒を飲む事をよしとしていないからだ。
実際のところ、都市のレストランや外国人が行く店は別として、
小さな町の店でビールを注文すると、紙ナプキンでぐるぐる巻きにして持ってきたりする。
また、テーブルの下に隠してくれと言われた事もあるし、
ホテルのレストランでも、頼むから部屋で飲んでくれと言われた事もある。

そこまでして、お酒が飲みたいのか?と聞かれれば、
1日の終わりを楽しむために一杯飲りたい、と答えたい・・・。
 (これは余談だが、ドバイに行く友達が日本からお酒を持ち込むと言った時、
  「そこまでして飲みたいか!」と言ったのは、何を隠そう・・この私である。)

さてそのインドで一杯だけでなく、酔っ払ってしまった事が数回(・・3回くらい・・・)ある。

         みなさま、お待たせしました(ん?)

アグラーのホテルにSS氏が訪ねてきたのは21時過ぎだった。
ビールを飲みに行かないか?と言う誘いに、断りきれず飲みに行った。
・・本当は飲みたかったからです。だってインドに来て5日間も飲んでなかったんだもん。
・・それに、この先も飲めないかもしれないし・・・。
・・お酒の誘惑に負けた私・・・・。(決して、彼の魅力に負けたわけではナイ。)

SS氏と運転手と三人で飲みに行った。
インドでは普通、ガイドと客が同じ店に入ったとしても、運転手は一緒に入らないものだ。
しかし、この時は三人で店に入った。(何だかSS氏がいい人に思えた。)
やはり、レストランでお酒を飲むと言ったら、店の奥の暗い部屋に通された。

最初に私は、キングフィッシャー(インドビール)を飲み、彼らはラムを水割りで飲んだ。
ラムを飲んでみたかった私は、氷を入れる代わりにコーラで割った。
何と言う銘柄のラムだったかは忘れてしまったが、インドラムは美味しかった。
その店でピーナッツをつまみながら、観光の話題なんかで2位間くらい飲んだ。
なるべく酔わないよう努めたが、結構気持ち良く飲んでしまった。
  (決して、彼の魅力に酔ったわけではナイ。)

SS氏がお金を払い(ビールとラムとつまみと・・・いくらかはわからない。)
帰りは運転手が(もちろん飲酒運転で)ホテルまで送ってくれた。
その車内でSS氏は、家族の話を始めた。
こういう話題の時には、終いには結婚してくれと言うに決まってる。
彼は「自分は28歳で、親から結婚しろと言われている。」と切り出し、
結婚したいと言ってきた。(やっぱり、そうきたねぇ・・。)
  (会話は、日本語だから運転手には、わからない。)

ヒンドゥー教徒の両親が、異教徒との結婚を許さないのは知っていた。
友人のスミットも大学時代のGFと結婚する事はできなかった。
インド以外の国で生活した事のある家庭でも、そうである。
たとえ本人はそうしたくても、両親の望まない結婚をするとは考えられなかった。
 (特にデリー周辺のインド人は、そういう傾向が強いみたい。)
 (カーストにも関係があると思うが、深いところまでは聞けない。)
とまぁ、そのへんの理由を前面に出して、お断りした。
ハッキリ「NEVER」と言わないと伝わらないからね。

そうこうしているうちに、運よくホテルに着いたので助かった。
逃げ足が速い事では有名な私は、とっとと帰ってしまった。
もちろん、お酒と送ってくれたお礼は言ったけど。

              

ゴメンナサイねぇ。やらずボッタクリで・・・。
でも、他のところでカモられてるから、それでチャらって事にしてね。


コメント
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