■ 宇宙で最も邪悪な場所 ■
「世界で一番醜悪な場所 」
何かの本に書いてあった・・・・。でも、それが誰の本なのか思い出せないでいる。
そこで、家の本棚(インド系の本がほとんど。)を捜してみた。
蔵前仁一氏の「ゴーゴー・インド」に、こう書いてあった。
「宇宙で最も邪悪な場所」と呼んだのは、イギリスのロバート・クライブ将軍であると。
・・・・どうやら、私の記憶違いだったようである。
「世界で一番醜悪な場所」ではなく、「宇宙で最も邪悪な場所」だったのだ。
(つつしんで、訂正しお詫びいたします。)
【初・インドの道】は1997年10月、もう8年も前のことだから、
記憶が定かでないところもある。
このブログは、当時インドで書いた日記と写真を見直し、記憶を蘇らせながら書いている。
コルカタで私の旅は、日程の2/3が終わっていた。
旅の最終目的地のムンバイ(ボンベイ)へ行けば、C嬢が紹介してくれた、
もう一人のインド人の友人に会える。一人より心強いし、行動しやすい。
そう思った私は、サダル・ストリートが邪悪な場所であることを忘れていた。
ムンバイへ向かう日の朝、ホテルから空港までのタクシーをフロントに頼んでいた。
料金が140ルピーである事も、ぬかりなく確認してあった。
早朝4:30、ホテルを出発。その時、私は運転手と料金交渉をしていなかった。
(だって、ホテルで呼んでもらったんだし、140ルピーだって言われてたし。)
1時間後、空港に着いたときに運転手はこう言った。
運転手:「240ルピーだ。」
私 :「140ルピーと聞いている。」
運転手:「いいや、240ルピーだ。」
私 :「そんな事はない。140ルピーだ。」
車内でもめていた。
すると、どこから現れたのか? 男がいきなりタクシーのドアを開け
私のバックパックを奪って行くではないか!
私:「何やっとんじゃ、ワレ!!」
男を追って、車外へ出ようとする私に、
運転手:「待てっ。240ルピー払わんかい!」
私 :「待たんかい!このスットコドッコイ!」
運転手:「240ルピー払え。」
バックパックを持って逃げる男を追う私、その私を追う運転手・・・。
誰が誰なんだか、何が何なんだかわからなくなっていた。
仕方なく運転手に240ルピー払い、逃げる男に追いついて
(バックパックは10Kg以上ある。)取り押さえた。
すると今度はその男が、こう言った。
男 :「荷物運んでやったんだから、100ルピー払え。」
私 :「ふざけんな!! 運んでやっただと?」
男 :「100ルピーだ。」
私 :「なめとんかコラッ!! しばくど!」(絶対に関西弁でね。)
男はバックパックを離さない。
私 :「離せって、言ってんだろ!」
わかるはずはない・・・・。だって日本語だったから・・・・。
私 :「50ルピーにまけて・・・。」
なすすべもなく、50ルピーも払ってしまった自分が情けない・・・。とほほっ。
しかし、見事な連係プレイである。敵ながらあっぱれだ。(感心してどうする?)
たぶんあれは、運転手とかばん持ちはグル(偉い人のことじゃないよ。)だったに違いない。
こうして、↑このカエルのようにヨダレをたらしながら、私の北インドの旅は終わった。
「世界で一番醜悪な場所 」
何かの本に書いてあった・・・・。でも、それが誰の本なのか思い出せないでいる。
そこで、家の本棚(インド系の本がほとんど。)を捜してみた。
蔵前仁一氏の「ゴーゴー・インド」に、こう書いてあった。
「宇宙で最も邪悪な場所」と呼んだのは、イギリスのロバート・クライブ将軍であると。
・・・・どうやら、私の記憶違いだったようである。
「世界で一番醜悪な場所」ではなく、「宇宙で最も邪悪な場所」だったのだ。
(つつしんで、訂正しお詫びいたします。)
【初・インドの道】は1997年10月、もう8年も前のことだから、
記憶が定かでないところもある。
このブログは、当時インドで書いた日記と写真を見直し、記憶を蘇らせながら書いている。
コルカタで私の旅は、日程の2/3が終わっていた。
旅の最終目的地のムンバイ(ボンベイ)へ行けば、C嬢が紹介してくれた、
もう一人のインド人の友人に会える。一人より心強いし、行動しやすい。
そう思った私は、サダル・ストリートが邪悪な場所であることを忘れていた。
ムンバイへ向かう日の朝、ホテルから空港までのタクシーをフロントに頼んでいた。
料金が140ルピーである事も、ぬかりなく確認してあった。
早朝4:30、ホテルを出発。その時、私は運転手と料金交渉をしていなかった。
(だって、ホテルで呼んでもらったんだし、140ルピーだって言われてたし。)
1時間後、空港に着いたときに運転手はこう言った。
運転手:「240ルピーだ。」
私 :「140ルピーと聞いている。」
運転手:「いいや、240ルピーだ。」
私 :「そんな事はない。140ルピーだ。」
車内でもめていた。
すると、どこから現れたのか? 男がいきなりタクシーのドアを開け
私のバックパックを奪って行くではないか!
私:「何やっとんじゃ、ワレ!!」
男を追って、車外へ出ようとする私に、
運転手:「待てっ。240ルピー払わんかい!」
私 :「待たんかい!このスットコドッコイ!」
運転手:「240ルピー払え。」
バックパックを持って逃げる男を追う私、その私を追う運転手・・・。
誰が誰なんだか、何が何なんだかわからなくなっていた。
仕方なく運転手に240ルピー払い、逃げる男に追いついて
(バックパックは10Kg以上ある。)取り押さえた。
すると今度はその男が、こう言った。
男 :「荷物運んでやったんだから、100ルピー払え。」
私 :「ふざけんな!! 運んでやっただと?」
男 :「100ルピーだ。」
私 :「なめとんかコラッ!! しばくど!」(絶対に関西弁でね。)
男はバックパックを離さない。
私 :「離せって、言ってんだろ!」
わかるはずはない・・・・。だって日本語だったから・・・・。
私 :「50ルピーにまけて・・・。」
なすすべもなく、50ルピーも払ってしまった自分が情けない・・・。とほほっ。
しかし、見事な連係プレイである。敵ながらあっぱれだ。(感心してどうする?)
たぶんあれは、運転手とかばん持ちはグル(偉い人のことじゃないよ。)だったに違いない。
こうして、↑このカエルのようにヨダレをたらしながら、私の北インドの旅は終わった。
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