カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

インドで緊急入院。(その①)

2012年06月13日 10時42分42秒 | 病気 / SICK
インドで初めて入院した。7泊8日。
正直、これほど長くなるとは思わなかった。

どうして、こんなことになったのか
 順を追って説明していく事にする。

 3日の日曜日の昼、
友人とイタリアンレストランで食事をした。
デリーのイタリアンレストランの中で有名で、
私もお気に入りの名店であった。

   同席し同じメニューを食べた友人はピンピンしていたので、
    私の体調が著しく悪かったとしか言いようがない。

・・・食事の3時間後、お腹の調子が悪くなった。
インドでお腹を壊す事は珍しくもなんともない。

そう言った場合、薬を飲んで止めてしまうのではなく、
下痢でも嘔吐でも、私は出るに任せる。

体内にある毒素を排出してしまえば、それで良いだけの事である。
少なくとも今まではそうだった。

で・・・日曜日の夜から月曜日の朝まで、
ふくらはぎのツリに絶えながら下痢と嘔吐でベッドとトイレを
数え切れないほど往復したのだが、一向に良くならない。

もう一日、様子を見ようと仕事を休んだのだが、
36時間、下痢と嘔吐を繰り返したにもかかわらず回復しなかった。

 火曜日の朝、体力を消耗したのと、睡眠不足、
脱水症状もあいまって、ほとんど動けない状態になってしまった。
そこで、上司に「HELP」とメッセージを送った。

昼過ぎに同僚が二人、家を訪ねて来た時には、
下痢は終息に近づいていたのだが嘔吐は全く止まらなかった。

水分補給をしながらほぼ2日間吐き続けたにもかかわらず、
まだまだ身体は体内の水分を排出したいらしい。
(なお入院後2日間も嘔吐し続け、
  最後は緑色の苦い液体を吐き続けた。)

その状態で自宅から文字通り担ぎ出された私は、
近所のムールチャンド病院へ緊急入院したのだった。

オートリクシャーが入口に着くや車椅子に乗せられ緊急診察室へ。
状況と原因の確認があった。記憶があいまいなのだが、
血液採取もされたと思う。

 自力で歩けない状態だったので、
 財布を持つのが精一杯だった。
 カメラなど・・・と考える余裕は皆無であった。
とにかくそう言う状況ではなかったのを付け加えておく。

血液検査、便の検査、肺のレントゲン検査、腸のエコー検査を行ったが、
それらから赤痢菌やコレラ菌などの病原菌が発見されなかったので、
私の病気の原因は予想通り特定されはしなかったが、
とりあえず「食中毒」と言う事であった。

インド人なら誰もが口々にする予防方法は、ただひとつ。
 「 外食しない事。」

ちなみに食事をしたレストランは、
私が運ばれた病院の向かい側にある。何かの縁かしらね。

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コメント (6)
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