カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~2.0 ~

2018年12月07日 22時28分59秒 | 映画 / MOVIE
ロボット 完全豪華版ブルーレイ [Blu-ray]
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角川書店


2010年に公開された「ロボット」の続編である。
日本では1998年に上映された「ムトゥ」が、
リマスター版で上映され再度ブームになってるらしいが、
(私も観たかった・・・・残念。)
その主演は、同じラジニ・カーントである。

何を隠そう私も「ムトゥ」を観て、ラジニ様の虜になった一人である。
初めて観た時になんてチャーミングなオジサンなんだろうと思った。
イケメンにしか興味のない私であるが・・・。

2001年に初めてラジニ様の家を訊ね(不在だったけど)、
2007年にハイデラバードで「シヴァジ・ザ・ボス」を
現地の人々と一緒に観て(テルグ語版で全く解らなかったけど)感動し、
2009年に再度ラジニ様の家を訊ね(不在だったけど)、
2017年にしつこくラジニ様の家を訊ねた(不在だったけど)。

そのくらいのファンである。
ラジニ様は単なる映画俳優ではない・・・
もはや・・・・神なのである。

さて、「ロボット」の続編は「2.0」(ツー・ポイント・オー)。
ニー・テン・ゼロじゃないよ。視力じゃないんだから。
念のため。



3Dメガネをかけて・・・

 

  <ストーリー> 

ある男が鉄塔に登り首をくくるシーンから始まる。
その男の周りにはたくさんの鳥が飛んでいる。

シーンは変わって科学者のヴァセガラン博士(ラジニ・カーント)が、
学生たちに新しい女性型アンドロイド:ニラ
(アミ・ジャクソン)を紹介している。

と、突然、学生の携帯電話がその手から吸い上げられるように、
空中へ舞い上がり画面に鳥が映し出される。
続いてタミル・ナードゥ州全土で携帯電話が次から次へと、
市民の手から空中に舞い上がり始め大混乱となる。

政府の対策委員会に出席したヴァセガラン博士は、
この苦境に対応できるのは2010年に自身が造った、
ロボットのチッティを復活させるしかないと提案するが、
チッティを父親の仇と思っているディネンドラ
(スダンシュ・パンデー)の反対によって復活は認められず、
軍隊が投入される。
しかし携帯電話は集積した怪鳥が現れ軍隊は自滅する。



ヴァセガラン博士はチッティを密かに組み立て、
怪鳥の後を追わせる。チッティが辿り着いたのは、
鳥類学者パクシーラジャン(アクシェイ・クマール)の家だった。

彼は携帯電話の電磁波によって多くの鳥が影響を受け、
方向を失ってしまったり異常な行動を取ったり、
死んでしまう事を社会に訴えたが、
全く相手にされず自殺していた。(冒頭のシーン)

 このアクシェイ・クマールの変身ぶりが凄い。
 またこのシーンが結構長く裏の主役と言う感じ。

 



その彼の負のエネルギーが鳥の負のエネルギーと合体し、
非科学的な力を生み出し、市民の携帯電話を空中に吸い上げ、
怪鳥を造り出していたのだった。

ヴァセガラン博士はパラボラアンテナによって造り出した、
正に帯電したオーラを負のオーラを持つ怪鳥に照射する事で、
中和してしまおうと考えパクシーラジャンの家に向かう。
現れた怪鳥に照射しパクシーラジャンの負のオーラを
封じ込め蓄積する事に成功する。

ヴァセガラン博士はチッティのようなアンドロイドが、
軍隊にも有用である事を提案する。
しかしそれを良く思わないディネンドラが、
蓄積された負のオーラをヴァセガラン博士に照射し、
博士の身体にパクシーラジャンが入り込んでしまう。



博士の姿のパクシーラジャンとティッティが戦い、
パクシーラジャンと博士の両方の特徴が、
入れ替わり立ち代わり現れる。
博士はティッティに「2.0」と言うメッセージを残す。



ニラは「2.0」と言うマイクロチップをチッティに移植し、
ティッティはバージョンアップする。
バージョンアップしたティッティは自分で「3.0」と言う、
ミニチュアのアンドロイドを造る。

 

パクシーラジャンは満員のサッカースタジアムに現れ、
観客を人質にし虐殺を始める。チッティが応戦するが、
バッテリーが切れる。そこに白い鳩に乗った「3.0」が現れ、
パクシーラジャンと博士を分離させることに成功する。

「3.0」はパクシーラジャンをスタジアムの外に導き、
大きなパラボラ・アンテナから正のオーラを照射し、
パクシーラジャンを中和してしまう。

博士が病院に入院し治療を受けていたが、
チッティとニラがカップルになる事を認め、
二人は出て行く。博士が妻に携帯電話から電話していると、
「3.0」が携帯から姿を変えて現れ、
自分は博士の孫であると告げる。

うん・・・? 次作は「3.0」かしら?

この作品は現代社会が携帯電話に支配されている事に
警鐘を鳴らしているように思えた。
ラジニ様は観たいと言うファンがいる限り映画に出続けるとの事。
政界に進出してもファンを忘れないラジニ様だった。

前回のチッティは人間の心を持った優しいロボットと言う印象だったが、
今回の2.0はちょっとハードボイルドで悪っぽい感じになってる。
3.0はやんちゃな感じ。ラジニ様の身体が続く限り次回作を期待する。

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コメント
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