東野圭吾原作のマスカレード・シリーズの第3弾である。
読んでから観るか・・・観てから読むか・・・・
それが問題である。笑。今回はたまたま読み始めた時に、
観に行く事を決めたので、観る当日に読み終えたのだった。
読んでる時も(第1作目からだが)新田刑事はキムタクで、
山岸は長澤まさみをイメージしてしまっていた。
頭の中はキムタクでいっぱい・・・・笑。
これが登場人物である。
ある年の瀬、キムタクがアルゼンチンタンゴを踊るシーンから始まる。
そこへ呼び出しがかかる。殺人事件発生である。
そして匿名で通報が入る。犯人はホテル・コルテシア東京で
大晦日に開かれるマスカレード・ナイトに現れると言う物だった。
新田刑事(木村拓哉)はフロントマンに扮して潜入する事になったが、
前回組んだ山岸(長澤まさみ)はコンシェルジュになり、
山岸以上の堅物の氏原(石黒健)と組む事になる。
ホテルではお客様は仮面を被っている。それだけでなく、
今回は本物の仮面を被っているのである。
密告者の正体は? 犯人はなぜホテルに現れるのか?
原作では大晦日の前からの数日間を描いているのだが、
映画は2時間程度なので当日のみの設定だ。
23時から始まるマスカレード・ナイト(仮面舞踏会)迄の数時間で、
ホテル内での接客や捜査の情報収集や張り込みなどをまとめるのは、
かなり難しい・・・・。
コンシェルジュ業務をこなす山岸の仕事ぶりも描かざるをえず、
終盤は無理やりまとめた感があった。インド映画を思わせるが、
まぁキャラの立つお客様や刑事が多いので仕方ないか。
お客様の中に密告者と犯人がいる、全員を疑うのが刑事、
全員の仮面をはがさないようにするのがホテルマン。
この職業の違いの対比も見どころである。
原作と異なる部分があるのも仕方ない所であるが、
やはり原作の方が面白かった。
ホテルは日本橋にあるロイヤル・パーク・ホテルだった。
都心にあるホテルなので仕方ないと思うが、
エントランスとロビーが狭いと感じた。
私が知っている高級ホテルはインドに限られるので(笑)
比較対象としてどうかとは思うのだが・・・・
インドの5つ☆ホテルって本当に豪華絢爛だと改めて思った。