WBCバンタム級8位
WBOバンタム級6位 WBOスーパーバンタム13位
WBOアジア太平洋Sバンタム級1位 WBOアジア太平洋同級3位
井上 拓真 (大橋) 和氣 慎吾(フレア山上)
14勝(3KO)1敗 27勝(19KO)6敗2分。
これは見逃せない、生観戦したいと思っていたら、
チケットは売り切れていた。どうしようかと思っていたら、
フジテレビFODで放送されると聞いて登録した。
2週間の無料お試し期間があるので助かった。
インド映画も観られると思ったら・・・2本だけじゃった、泣。
元世界王者の井上拓真選手はモンスター井上尚哉選手の弟。
兄とはキャラクターもファイティングスタイルも異なるが、
リング外でのトラブルで失った名誉を挽回したいところ。
対するリーゼントの和氣選手も世界挑戦の経験がある。
アジアパシフィックのタイトルを争うレベルではないし、
タイトル抜きにしても見逃せない一戦である。
写真右側:黒色と赤色のトランクスが井上選手。
写真左側:黒色のトランクスが和氣選手。
階級を上げた井上選手の身体が大きくなった感じがした。
それでいてスピードも速く、パンチも強くなった印象だった。
1ラウンド:和氣選手が右ジャブからワンツーで前に出て、
井上選手の周りをまわる。井上選手もワンツーを返す。
(井上選手:9-10:和氣選手)
2ラウンド:和氣選手の左ストレートが当たる距離。
(井上選手:9-10:和氣選手)
3ラウンド:和氣選手は右手を前に出して距離をとるが、
井上選手が鋭くステップインしてワンツー。
(井上選手:10-9:和氣選手)
4ラウンド:和氣選手の入り鼻に井上選手の右フックが当たり、
和氣選手がダウン。さらに右フックでコーナーへ詰める。
井上選手のステップインが早い、和氣選手の懐に入っての右炸裂。
和氣選手が右目の下をカット。
(井上選手:10-8:和氣選手)
5ラウンド:ダメージが残る和氣選手の動きが鈍い。
井上選手の右フック。
(井上選手:10-9:和氣選手)
6ラウンド:和氣選手は回復したのはフットワークを使いワンツー、
左をボディへ伸ばす。しかし動きが止まると井上選手が
ステップインして右フック。
(井上選手:10-9:和氣選手)
7ラウンド:和氣選手はワンツー以外で流れを変えたいところだが、
井上選手のステップインしての右フックが強烈。
こんなに剛腕のファイターだったか?
(井上選手:10-9:和氣選手)
8ラウンド:和氣選手が左ストレートから入るも井上選手は、
引きも早い。和氣選手の左の後に右フックを返す。
(井上選手:10-9:和氣選手)
9ラウンド:和氣選手が追うが井上選手のディフェンスが見事、
右ボディ、左フックのカウンターを当てる。
(井上選手:10-9:和氣選手)
10ラウンド:井上選手ってこんなに上手かったのかと思わせる、
攻撃の多彩さ、右ボディ、左フックで和氣選手をロープに詰める。
(井上選手:10-9:和氣選手)
11ラウンド:和氣選手が左ボディストレートから右アッパーで詰める。
井上選手は右フック。和氣選手の左アッパーが当たる。
(井上選手:9-10:和氣選手)
12ラウンド:和氣選手は必殺の左ストレートを当てたいが、
井上選手は左右のフックで応戦。和氣選手は左アッパー。
井上選手の攻撃で和氣選手は左目の上下をカット。
決定打のないままゴング。気迫で和氣選手。
(井上選手:9-10:和氣選手)
私の採点では、116-111で井上選手の勝利。
公式採点は、杉山、飯田、岡庭、三者共に117-110で
3-0の判定で井上選手が新チャピオンとなった。
これまでは兄:尚哉選手がモンスター過ぎて霞んだ印象だった
拓真選手だったが失礼しました、これで見方を改めた。
和氣選手の良さを出させずに終始コントロールしきったし、
ダウンを奪った見事な勝利だった。採点以上の差を感じた。にほんブログ村