失踪人を探し出す佐久間公シリーズで短編6作品を集めた物。
主人公は最初の「感傷の街角」と同じ20代中ごろの設定で、
そんなに若いのに腕がいいときている。
法律事務所の失踪人調査部に籍を置いて働いているのだが、
若くして独立して自分の探偵事務所(会社)を持つのは、
何かと大変であるから、これでいいと思う。
独立すれば、営業を始め、経理や雑務もしなければならないし、
調査に集中できないだろう。
6作品の中で探し当てた人物が死んでしまったり、
すでに死んでいるものもあり、うむむ・・・・と思った。
ハードボイルドなので格闘はつきものであるが、
大怪我をしたり、殺されかけたりと、
かなり無茶な目に遭っている。スーパーマンではない、
生身の人間であるから、そうなるよな・・・と思う。
女子大生の彼女以外の女性とどうこう・・・
と言う事はなかったのだが、捜査途中で知り合った女性
(有力情報提供者)の魅力に負けた・・・と思わせるくだりが、
気になったなぁ(笑)。調査終了後に会いに行ったような・・・
そんな終わり方だった。
2作品読んで私の中に主人公:佐久間公のイメージ・・・
例えば誰か俳優を思い浮かべるとかはないのだけど、
誰が合うかなぁ・・・20代中盤で探偵役・・・。
もう40代だけどオダギリジョーみないな感じで・・・
竹内涼真? 仮面ライダーつながり。対抗で山﨑賢人あたり。
ちなみに両人とも私のタイプではない。
(だって私はビジュアル系が好きだから。笑。)