東野圭吾の推理小説。
刑事・加賀恭一郎シリーズは新作が図書館で予約待ちなので、
次なるシリーズをと言うわけで、ガリレオシリーズの第1段。
主な登場人物は警視庁捜査一課の刑事・草薙俊平と
大学の同期で物理学助教授の湯川学、34歳。
自分の知識や経験で解明できない事件が起きると、
草薙は湯川を訪ねて行く。湯川は科学的な裏付けから、
仮説を立て立証してみせる。
この本には5編が収められており、
どれも私にはチンプンカンプンなのであるが、
(おそらく草薙も・・・笑)
湯川はいとも簡単に解いて見せる。
そもそも湯川のモデルは佐野史郎と言う事で、
作品の後の解説を佐野が書いている。
ドラマでは福山雅治が演じているため、
カッコいい物理学者をイメージしてしまうのだが。
なるほど佐野史郎か・・・。
草薙の上司が湯川の事をガリレオ先生と呼び始めたことから、
探偵ガリレオシリーズとなっているが、
湯川は探偵業をしているわけではなく、
研究の合間に来るやってくる草薙に対して、
時には捜査に同行したり、現場に行ったりもする。
自分の知識を役立てているとも言えるし、
披露しているとも言える。
お金をもらっているわけではないのに。
警視総監賞と金一封くらいは出さなきゃね。