カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

メイド・イン・ヘブン・シーズン2:第5話

2023年09月30日 21時46分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

第5話は「衝撃」。ここまでの4話を観てきて、
なんだかイマイチと思っていたけど、この5話目は感動!

ニースから戻って来たメイドインヘブン社の一行だったが、
カランとタラは別々のチームを作り仕事をする事になった。

カランはかなり反省し酒とコカインは止め(当然博打も)、
新しいBFのデザイナーと暮らし始めた。
タラは新しいBFの事を離婚調停中の夫サイドに知られ、
慰謝料に問題が生じようとしていた。

さて今回の結婚式は2件。タラの方は、カーストの違いを
乗り越えて結婚しようとしているパラヴィとヴィクラム。
パラヴィは不可触民の出目だがコロンビア大学を卒業し、
NYで人権問題の活動をしている有名人である。
ヴィクラムは弁護士で最上級カーストである。

パラヴィの実績でヴィクラムの家族は結婚を認めたものの、
不可触民との結婚は恥だと思っている。
その差別を乗り越えて二人は結婚するのだが、パラヴィは
ヒンドゥー教から改宗した仏教徒であり、仏式と
ヒンドゥー式での挙式を望んでいたので大問題に。

カランの方は南インド出身で離婚し子供がいるヴィディヤと、
北インド出身で50歳まで独身だったロヒットの結婚式。
ヴィディヤの息子が別れた父親を恋しがっており、
母親の再婚に心を痛めている。カランは自分の母親との関係を重ね、
余計なお世話と思いつつ間に立って関係を修復しようとする。

どちらも上手く行ってめでたし、めでたしである。
カースト問題は根が深く、1つでも違えば結婚はできない。
このように教養を身に着け、社会的な功績を残していても、
不可触民である事の差別はなくならない。

どちらにしてもこの2件は、男性が上位カーストであり、
イスラム教徒であったのでまだ良かった。これが、
女性が上位カーストであったら結婚まで行かなかっただろう。
理由は女性は男性のカーストを引き継ぐからである。
また映画界を観ても女性がイスラム教徒と言うのはかなり少ない。

実際には不可能に近いとは思うけど、
一石を投じた作品である。

コメント
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