WBA&WBC世界Lフライ級チャンピオン WBA世界フライ級2位
寺地 拳四朗(BMB) ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)
21勝(13KO)1敗 35勝(11KO)4敗
ブドラー選手はミニマム級とライトフライ級の2階級制覇した選手。
田口良一選手には京口紘人選手にはTKO負けしている。
京口選手にTKOで圧勝している寺地選手の敵ではなさそう。
写真右側:黒色のグローブが寺地選手。
写真左側:赤色のグローブがブドラー選手。
1ラウンド:ジャブの差し合い。ブドラー選手は身体を細かく動かし、
左ジャブを伸ばす。寺地選手はガードして良く見て左ジャブを刺す。
ブドラー選手のワンツー。寺地選手は落ち着いて右ストレート。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
2ラウンド:寺地選手の動きが活発になり左ジャブで追いかけ、
プレッシャーを強める。ブドラー選手は左ジャブからワンツー、
細かく連打。ブドラー選手が回転力で細かく打つが、
寺地選手はガードの中央へ左ジャブを的確に当てる。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
3ラウンド:ブドラー選手が細かく手を出して寺地選手の周りを回る。
寺地選手はガードしてワンツー。ブドラー選手は手数が多いが軽く、
空振りも多い。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
4ラウンド:寺地選手が左ジャブを突いて前進。ブドラー選手が回る。
寺地選手がワンツー、右ボディストレート。ブドラー選手が右から、
手数で押し込む。寺地選手の右ストレート、左ボディストレート、
ワンツー、右アッパーを当てるが、ブドラー選手は手を出し続ける。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
5ラウンド:寺地選手は左ジャブから右ストレートを下から上へ。
バッティングで右目の上をカット。寺地選手のワンツー、右ボディ。
ブドラー選手は回る。寺地選手の右ボディ、左ボディから上へ連打。
ブドラー選手が連打でロープへ詰め、頭をつけての打ち合い。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
6ラウンド:寺地選手が左ジャブからワンツー、右ボディへ強打。
ブドラー選手も打ち返すが、寺地選手は下から上へリズミカルな攻撃。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
7ラウンド:寺地選手が左ジャブから前進。ブドラー選手は回る。
寺地選手はガードを下げて追う。
(寺地選手:10-9:ブドラー選手)
8ラウンド:寺地選手が左ジャブで前進。ブドラー選手は回る。
寺地選手のワンツー、左フック、右ストレート。
(寺地選手:9-10:ブドラー選手)
9ラウンド:寺地選手がワンツーでブドラー選手を追い詰めて行く。
左ボディアッパー、右ボディストレート。ブドラー選手の動きが鈍る。
寺地選手はロープに詰めてラッシュするとレフェリーがストップ。
2分19秒TKOで寺地選手が防衛した。
35歳のブドラー選手はさすがに2階級制覇の元チャンピオン、
しつこい連打で応戦したが、寺地選手は安定感があり、
ペースを乱される事はなかった。お見事。