一般的にヨーガの聖地とか発祥の地と言えば、
「リシケシ」と言う事になっているが、
実際にはヨーガの流派(種類)によって発祥の地は異なる。
例えばアシュタンガならカルナータカ州のマイソールだし、
アイアンガーならマハラシュトラ州のプーナである。
またアメリカ生まれのクリパルやアヌサラのように、
インド以外の国が発祥の流派もある。
さて本題に入ろう。
私はヨーガを始めてたった4年であるが、
(欧米人にこう答えたところ、 大いに驚いていたが、
ヨーガ=人生なので、4年は短いのだ。)
ようやくインドへ行ってみる決心をした。
聖地(と呼ばれる場所)に向う為には、
それなりの準備が必要だと考えていた。
インストラクター・レベルの人でないと、
とてもじゃないが行ってはいけないと、真面目に思っていたのだ。
私は東京のあるヨガスタジオに週1~4回のペースで通っていた。
(もちろん自宅でも出来る限り行っていた。)
いろんなヨーガがベースの先生に習った。
先生によって重要視するポイントが違うし、
コースによってはポーズの種類や難易度が異なる。
1か月のリシケシ修行の途中で気づいたのは、
私が教わった先生達はみんな非常にレベルが高く、
広い範囲でとても良く勉強していたんだ、と言う事。
そして、その教えが(全部ではないが)身についていたと言う事。
インドの先生の説明が不足していたり、英語が理解できなくても、
なんとか知識と体力でついていけたので、
リシケシで私は日本で習った先生達に感謝した。
インドの先生は日本の先生の様に、こと細かく丁寧に説明したり、
1cm単位でアジャストしてくれたりはしない。
それから初心者クラスは、あまりないので、
とにかく解らなくても見よう見まねで、やるしかない。
もし英語が堪能であれば、まだ理解できたり、
質問できたりするだろうけど、
旅行者レベルの英語力ではついて行けない。
みなヨーガに対する考え方が違うので、
反論もあろうかと思うが、ちょっと言わせていただこう。
(注) あくまでも・・・長期滞在した
シュリ・ヴェド・ニケタン・アシュラムを中心に語ります。
例えばフランス料理の修業にパリに行くとする。
その場合、使い慣れた自分の包丁は持って行くだろう。
フォン・ド・ボーが何であるか知らない人や、
フランス語が解らない人、まさか包丁を握った事がない人は、
行くはずがないだろう。
ジャズを習いにニュー・オーリンズに行くとしよう。
その場合、自分の愛する楽器は持って行くだろう。
コード進行や音階が解らない人や、
まさか譜面が読めない人は、行くはずがないだろう。
プロレスの武者修行にメキシコに行くといよう。
見物ならいざ知らず、受身の経験もない人が行くだろうか?
ヒマラヤ登山に行くとしよう。
高地や体力に自信がない人や、
日本でも登山経験のない人が行くだろうか?
ところがヨーガはどうだ。
全くの初心者やヨーガが何であるか知らない人が沢山いた。
アシュラムによっては布製のラグや小汚いマットは置いてある。
ヨーガ・マットはリシケシでもそれなりの物が、
200~250Rs(約4~500円)で買える。
日本人は持参して来た人や購入する人が多かったが、
欧米人は・・・・・。
全くヤツらはナンなんだ。
朝一番のプレヨーガから参加しない、途中から参加してくる、
途中で退出する、ほとんど参加しない、
関係のないポーズをする、ずーっとシャバアーサナをしている、
後から来たくせに状態のいいマットをよこせと言う。
私も自分のヨーガに集中してはいたが、
やる気のないマイナスのエネルギーが多すぎる。
真剣にやる気がないなら、とっとと国へ帰れ
目ざわりなんだよ
(失礼しました。)
きちんとやりたい人は、
事前にある程度は勉強して行った方が良いと思った。
またインドで始めた人は日本で習ってみると、
痒かった所に手が届くだろう。
私もリシケシから入るなら現地で購入しようと思ったが、
南インド周遊があったので、日本から持参した。
ヨガワークス社製の「トラベラー」と言うマット。
厚さ2mmと薄くA4サイズに折畳み可能、
わすか900gの優れ物
私のは「マラケシュ」と言う暖色系の色。