時ならぬ雹や、雨続きの日々でしたが、雨の晴れ間に買い物のついでに、すぐ近くの金山川で、満開の桜にあうことができました。
重い腰をなかなか上げようとしない夫を誘い出しての今年のお花見でした。
明日の日曜日は晴れ間も出るという天気予報で、きっと延期されたチューリップ祭りも実施されることでしょうから、満開の桜も一緒に見られるとあっては大変な人出になると思ってのことでした。
学校帰りの高校生たちの姿をみかけるくらいで、独り占めの豪華なお花見でした。地元なので、車で入ることができる細い抜け道を知っていて、帰りにはチューリップにもご挨拶して帰りました。
咲くからに 見るからに花の 散るからに 鬼貫
そう、寒くて・冷たくて・暗くてどんより・・・・の冬が去る。
待ってましたよ!大統領と言いたくなる気分。
今年も・・・に逢えました。の”も”と〝逢う”に主宰の心情が伝わってきました。
吾輩も行間を読める年頃を迎えたのか?
ボチボチ 筍も店頭に、朝採れを頂きましょう。
野鳥も巣の準備に入ったらしい。
眼と口と耳で ”春”を三倍 楽しみましょう。
潔く散ってゆく桜は華やかな舞台を繰り広げた後だけに見る人に多くの感情移入をもたらしますね。
もはや角川春樹の好きだった句、「西行の庵の闇に花女郎」のような一連の桜に寄せる濃密な想いに憧れることはありませんが、・・・・「われもまた過客なるべし春の暮」や鬼貫の句に共感しています。
花冷えでまだ桜は満開を保っているようです。
筍は大の好物です。山椒の若い葉も出そろいました。
鳥の囀りで目を覚ます贅沢をぬくもりの中で感謝する日々です。
あるじは春眠暁を覚えずですが。