2018年7月5日 15時10分 J-CASTテレビウォッチ
『私立大学支援事業に選定する見返りに、自分の息子を東京医科大に入学させてもらったとして、文部科学省の技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)が4日(2018年7月)、東京地検特捜部に受託収賄の疑いで逮捕された。不正を取り持ったとして、会社役員の谷口浩司容疑者(47)も受託収賄幇助の疑いで逮捕された。
助成金支給の見返りに息子合格
佐野は官房長だった昨年5月、東京医科大の関係者から「私立大学研究ブランディング事業」の対象校に選んでほしいと依頼を受けた。事業は大学の看板となる研究や取り組みを助成するもので、5年間にわたり年間2000~3000万円の助成金を受けることができる。東京医科大は昨年11月、応募した188大学から選定された60校の中に入っていた。
その見返りに、息子の入試点数を加算してもらい合格となった。難関と言われる東京医科大の昨年春の受験者数は3535人、うち合格者は214人で、16倍以上の倍率という狭き門だった。2年生の学生は「私は1年浪人し、毎日7時間ほど勉強し入りました。不正に入学する人がいるというのは許しがたいですね」と怒る。
「贈賄」証言する代わりに免責
大学側は「東京地検による捜査を受けていることは事実で、厳粛に受け止めています」とコメントを発表したが、不正の端緒となった大学側の逮捕者がいないのはどうしてなのか。
東京地検特捜部の元副部長の若狭勝弁護士は「(今年6月から始まった)司法取引をしている可能性がある」という。贈賄を認めることで、免責される可能性がある。「今後、大学側が逮捕される可能性は低く、場合によっては不起訴もありえます」(若狭弁護士)』
文部科学省の前技術・学術政策局長の佐野太容疑者が、私立大学支援事業に選定する見返りに、自分の息子を東京医科大学に入学させてもらったのは、地位を利用した口利きの不正合格です。
東京大学出身でないと管理職に昇進出来にくい文部科学省の中で、早稲田大学出身の出世頭の前文部科学省の技術・学術政策局長も佐野太容疑者息子のことで、頭を打ったと言うことです。
出世欲と権力欲に取り憑かれ早稲田マン精神を忘れましたね。
東京医科大学も医学部としての信用を失ったと言うことです。失っ信用は、なかなか取り戻せないと言うことです。高い競争率の難関医学部を突破する為に真面目に勉強して、合格した学生は怒っています。
少子化による18歳人口の減少の影響が、出る大学冬の時代が、本格化する今年をターニングポイントととして、私立医科大学間の競争も激しくなると思います。