吉村知事「万博と切り離して優勝パレードと判断」セレモニーで万博と一言も発せず
阪神とオリックスの優勝記念パレードを終えた大阪府の吉村洋文知事と横山英幸大阪市長が取材に応じました。
吉村知事は、「無事にファンの皆さんと阪神、オリックスのお祝いパレードができてよかった。大きな事故もないと聞く。喜んでいただける場を共有できてよかった。」とし、横山市長は、「協賛企業やクラウドファンディングの意思を示してくれた人、ボランティアの皆さんに感謝申し上げたい」としました。
記者との主なやりとりです。
記者:「万博という言葉がきょう一回も出なかったが意識した?」
吉村知事:「意識はしてないです。万博協会は最初、実行委員会に入るかという議論があったが、入らないと判断しました。万博とは切り離すような形で優勝パレードができればと思ってやりました。」
記者:「きょうは万博とは切り離した方がいいという判断か?」
吉村知事:「そういう判断です。一部これは万博とは切り離すべきという意見もありましたし、そういった意味で協会も実行委員会にも入りませんでした。」
横山市長:「同じです。この賑わいを次に繋げていきたいという思いはあります。」
記者:「クラウドファンディングの目標設定額については?」
吉村知事:「目標5億円の表示があったと思うが、達してないんじゃないかと言われるかもしれませんが、(計約1億円近く)寄付した1万人以上の皆さんの思いを考えると、僕は大成功だと思っています。」
「府費は投入しないと決めてやりました。企業協賛も含めて声かけして、結果5億円はなんとか集まって、今日この日を迎えることができたから、僕は成功だし反省すべき点は何一つないと思っています。」
「多くの企業の皆さんから、(関経連の)松本会長は特に筆頭になって、しゃかりきに会長自身もいろいろ趣旨に賛同してくれてやってくれた。」
大阪の会場では、午前にオリックス、午後に阪神のパレードが開催され、計約55万人が集まりました。クラウドファンディングは今月30日までの期間、募集されています。