米、中国の人工島12カイリ内に軍派遣へ 南シナ海
朝日新聞デジタル 10月22日 3時43分
米、中国の人工島12カイリ内に軍派遣へ 南シナ海
南シナ海と南沙諸島
オバマ米政権が、中国が南シナ海で埋め立てた人工島から、国際法で領海とされる12カイリ(約22キロ)内に、米軍の艦船または航空機を近く派遣する決断をしたことがわかった。複数の米政府関係筋が明らかにした。自国の領海という中国の主張を認めず、航行の自由を行動で示す狙いがある。派遣の時期や場所などを最終調整しているが、中国政府が反発するのは必至で、中国側の対応次第では米中関係が緊張する可能性がある。軍が艦船か航空機を派遣する予定なのは、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島。中国以外に、フィリピンやベトナムが領有権を主張する島や岩礁が点在する。この海域では、中国が昨年から岩礁など7カ所を急ピッチで埋め立て、複数の3千メートル級の滑走路や港湾、ビルなどの建設を進めてきた。軍事拠点化が進み、フィリピンなど周辺国から懸念が高まっていた。 米政府当局者によると、人工島から12カイリ内を中国に許可を求めないで通過し、誰もが自由に行き来できることを示すという。複数の米政府関係筋は朝日新聞に「(政権は)決断した。あとは時期の問題だ」と語った。』
南シナ海でのアメリカ第七艦隊の航行やアメリカ空軍の航空機の飛行安全と制空権確保やフィリピンなど周辺国の政府の強い要請も有ると思います。
アメリカの世界の警察官としての役割は、まだまだ東南アジアでも必要とされています。
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