昨日に引き続きまして今日もアトランティックの廉価版コレクションからR&B系のサックス奏者、デイヴィッド・“ファットヘッド”・ニューマンをピックアップします。前回のハンク・クロフォード同様こちらも御大レイ・チャールズのバンドメンバーで、もっぱらR&B色の強いプレイを得意にしているようです。ただ、本作は「ストレイト・アヘッド」のタイトル通り、ソウル色をあまり前面には出さず、オーソドックスなハードバップに徹した作品です。メンバーを見ればそれも納得。ピアノがウィントン・ケリー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。いずれもハードバップシーンを代表する名手ばかりです。録音も1960年で全員が脂に乗っている時期ですね。
お薦めはずばり最初の2曲。冒頭の“Batista's Groove”はラテン・フレイバーのリズムに乗って、全員が快調にソロを取る名曲・名演です。特にニューマンのテナーとケリーのピアノが素晴らしく、曲調・演奏ともにソニー・ロリンズの“St. Thomas”を彷彿とさせると言えば誉めすぎでしょうか?続くホーギー・カーマイケルのスタンダード“Skylark”は一転してミディアムテンポで上品に料理した作品。ここでのニューマンはアルトで軽妙なソロを聴かせてくれます。ただ、後の曲は正直まあまあと言った所。ニューマンは“Night Of Nisan”や“Summertime”でフルートも吹きますが、サックスの方がいいですね。正直最初の2曲だけですが、それでも十分一聴の価値アリです。
お薦めはずばり最初の2曲。冒頭の“Batista's Groove”はラテン・フレイバーのリズムに乗って、全員が快調にソロを取る名曲・名演です。特にニューマンのテナーとケリーのピアノが素晴らしく、曲調・演奏ともにソニー・ロリンズの“St. Thomas”を彷彿とさせると言えば誉めすぎでしょうか?続くホーギー・カーマイケルのスタンダード“Skylark”は一転してミディアムテンポで上品に料理した作品。ここでのニューマンはアルトで軽妙なソロを聴かせてくれます。ただ、後の曲は正直まあまあと言った所。ニューマンは“Night Of Nisan”や“Summertime”でフルートも吹きますが、サックスの方がいいですね。正直最初の2曲だけですが、それでも十分一聴の価値アリです。