ジャズの再発盤漁りも一段落着いたので、しばらくクラシックのCDをUPしていきたいと思います。今日ご紹介するのはアメリカの作曲家アーロン・コープランドです。やはりヨーロッパに比べて歴史が浅いせいか、アメリカの作曲家は音楽史において存在が薄いですよね。あえて名前を挙げるとしたら、ガーシュウィン、バーバーそしてこのコープランドぐらいでしょうか?ただ、「ラプソディ・イン・ブルー」と言う決定曲のあるガーシュウィンに比べてコープランドは地味な存在で、CDもあまり豊富とは言えません。
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レナード・スラットキン指揮セントルイス交響楽団による本CDはそんなコープランドの決定盤と言っていいでしょう。2曲ともバレエ音楽らしいですが、20世紀らしい現代的な響きの中に親しみやすいメロディを持った佳曲です。「ビリー・ザ・キッド」は開拓時代の西部に実在したという伝説のならず者をテーマにした曲で、大平原を想起させる雄大なオーケストラサウンドが堪能できます。途中、ガンファイトの場面で荒々しい展開になりますが、その後に流れる甘美なワルツが美しいです。「ロデオ」も同じくカウボーイをテーマにした曲ですが、途中ジャズ調のホンキートンクピアノが現れたりとこちらもバラエティに富んだ曲調。ダイナミックな最終楽章「ホーダウン」が圧巻です。正直バレエ音楽と思って聴くとピンと来ませんが、管弦楽組曲として聴くと十分楽しめます。
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レナード・スラットキン指揮セントルイス交響楽団による本CDはそんなコープランドの決定盤と言っていいでしょう。2曲ともバレエ音楽らしいですが、20世紀らしい現代的な響きの中に親しみやすいメロディを持った佳曲です。「ビリー・ザ・キッド」は開拓時代の西部に実在したという伝説のならず者をテーマにした曲で、大平原を想起させる雄大なオーケストラサウンドが堪能できます。途中、ガンファイトの場面で荒々しい展開になりますが、その後に流れる甘美なワルツが美しいです。「ロデオ」も同じくカウボーイをテーマにした曲ですが、途中ジャズ調のホンキートンクピアノが現れたりとこちらもバラエティに富んだ曲調。ダイナミックな最終楽章「ホーダウン」が圧巻です。正直バレエ音楽と思って聴くとピンと来ませんが、管弦楽組曲として聴くと十分楽しめます。