広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

盛岡駅で

2008-10-26 23:31:15 | 各地お土産・食べ物
この辺りでも記事にしたが、仙台・東京以遠への新幹線の旅行で急がない場合は、盛岡駅で「こまち」と「やまびこ」(場合によっては後続の「はやて」)を乗り継ぐことが多い。なぜなら、そうした方がほんの少しトクなのと、鉄道好きとして違う車両に乗りたいからなのだが、もう1つ楽しみがある。

盛岡での待ち時間は、数十分から1時間弱。改札の外に出なくても、「エキナカ」と呼ぶほどでもないが改札内にお店が充実していて、時間つぶしできる。小岩井農場のソフトクリームが食べられたり、いろいろなお土産が揃うのだ。その中から2つご紹介したい。

今や岩手のお土産といえば「かもめの玉子」。製造元のさいとう製菓は三陸の沿岸、大船渡市にあり、宮城の似たようなお菓子「仙台いちご日和」も実はここが作っている。
かもめの玉子は1951年から発売されているそうだが、僕がその存在を知ったのは、1989年、中学校の先生が三陸に旅行に行き、その土産話で聞いた(もらったわけじゃない)のが最初で、実際のカモメの卵を使ったものなのかと一瞬思ってしまったのを覚えている。ちょうどその頃から、秋田でも当時あったダイエーなどでたまに売られるようになって、知名度と入手のしやすさが向上し、甘い白餡とホワイトチョコの組み合わせが好きで結構食べていた。
今は、さらに入手しやすくなり、ミニサイズのものもある。でも冷静になってみると、僕は白餡はあまり好きでないし、大人になったのか甘すぎるように感じ、進んで食べることは少なくなっていた。

そんな時(2005年)「季節限定のかもめの玉子があり、岩手県内でのみ売られている」という話を聞いた。その直後、例の乗り継ぎで盛岡駅構内の店を見ていると、どこの店でも通常品と並んで限定品が売られていて、1箱買ってみた(土産屋でもコンビニでも山積みで、あくまでも販売場所限定であり数量限定ではないようだ)。冬だったので「みかん味」だった。
※画像は2005年冬の製品です。
ミニサイズ。包装紙はみかん色。

チョコも餡もみかん、中央はペースト状のみかん。
もともとみかん好きであり、1口サイズのミニで食べやすいこともあるが、みかんの味が適度に主張していて、通常品ほど甘さがしつこくなくて、上品な味。これなら進んで買って食べたくなる味だった。

ちなみに、他の季節は栗・桃・いちご(仙台とかぶるのかな?)があったはずで、栗と桃は食べてみたが、個人的にはみかんがいちばんおいしかった。今年ももうすぐ発売されるのだろうか。


もうひとつは、盛岡の古くからのお菓子、南部せんべいの巖手屋の製品だが、せんべいではない。
話が逸れるが、秋田県にはTBS系列局がない。秋田市内ではケーブルテレビに加入すると、岩手のTBS系列局を視聴できるため、我が家でも見ている。したがって、秋田にいながら、岩手のローカルニュースやCMを見ることもある。
今年の春、そのチャンネルで「“生南部サブレ”、南部せんべいの巖手屋から新発売」というCMが流れ、最後の「あんたがたどこさ」の節で「なぁまなんぶサーブレ」と歌うサウンドロゴ(というのかな?)が耳についてすっかり“洗脳”されてしまった。
これも乗り換えの合間に、構内のコンビニに行くと、かもめの玉子ほどではないが、陳列されていて買ってみた(同社直営店と盛岡駅構内のみでの販売とのこと)。
同社のせんべいと同じおばあさんの絵。

包装や大きさもせんべいと同じくらい。

袋から出してみると、せんべいとは違い、しっとりして重い。
だから、パリンと割れずに、ゆっくりと引き裂くようにして半分にする。
全体に薄くチョコが入っている。
食べた感じは「不二家カントリーマアム」を薄くのばしたものと言ってしまえばそっけないが、ちょっと和風な感じがするかもしれない。
せんべい屋さんがチョコを使って、食感の違うものを作ったのは斬新だけど、せんべいとあまり関連がないような気もする。
これをトースターで焼けば南部せんべいっぽくなるのかな? などと思ったが、実行せずに全部食べてしまった(←結局おしかったということ)。

9月11日からは「練乳入り生南部サブレ」も発売されたそうだ(CMも流れているようだが、最近テレビをあまり見なくなったからか知らなかった)。これも食べてみたい!
コメント (6)
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