広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

稲刈りが終わった田んぼ・その2~青森編~

2008-10-11 15:08:10 | 津軽のいろいろ
先日、秋田の「はさ架け事情」について記事を書き、青森のことにも少し触れた。(クリックで記事へ移動)今回は、その続編。
なお、この記事では、はさ架けを「1本立ち」「物干し」「自立」と区別していますが、勝手に名づけたものであり、正式な名称ではありませんので、あしからず。


その後、秋田から弘前へ奥羽本線で移動する機会があった。
車窓から見る限り、秋田県内は圧倒的に秋田市と同じ1本立ちタイプがほとんど。大館辺りで物干しタイプが少し出てきた感じ。
県境の矢立トンネルを抜け、平地に出ると関所跡や温泉のある碇ヶ関(旧碇ヶ関村、現平川市)。この辺りの田んぼは天日干しの田んぼが多く、田んぼ一面がはさ架けという、今では珍しい光景も見られた。
そのやり方は両者混在。物干しタイプが若干優勢の感じ。そして、柱など道具を使わない、稲だけを使った天日干しもわずかだがあった。弘前近郊になると、また1本立ちのシェアが増えてくる、言い換えれば物干しタイプは県境付近で多いような気がした。(あくまでも車窓から見ての感想です)

時間ができたので、帰りに碇ヶ関で降りてみる。

プログラムオート F/8 1/200 露出-0.3


プログラムオート F/5.6 1/200
後ろの山は紅葉が始まっていて、秋らしい光景。青空だと最高だったのに。
この辺りでは、1つの田んぼで2種のはさ架けが混在している。2枚目の写真のように物干しタイプの田んぼに1~2本だけ1本立ちがあるという場所もあった。
1本立ちの方は、秋田市内のもの(画像にリンク)より、つみ上げる段数が少ない。もしかしたら、基本は物干しタイプで、スペースの都合上余ったものを1本立ちにしているのか? 最初から全部1本立ちにした方が設営が楽そうなのに、やはり物干しタイプをメインにする理由があるのだろう。

さらに歩いていくと、なんと棒などを使わない自立タイプと合わせて3タイプのはさ架けが一堂に会する場所があった!

プログラムオート F/6.3 1/200

近寄ってみると、僕が金木で教えてもらった方法とも違うような感じはするけれど、器用なものだ。

プログラムオート F/7.1 1/160 露出+0.3 トリミング

まだ稲刈りが終わっていない所もわずかにあった。黄金色の稲とずっと奥のススキの穂が輝いている。
これほどはさ架けが見られる光景も、現在では珍しいのではないだろうか。

プログラムオート F/7.1 1/160
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大館駅のきりたんぽとなると餅

2008-10-11 13:45:44 | 秋田のいろいろ
珍しく秋田市外の秋田県ネタです。

奥羽本線の大館駅は、駅前の忠犬ハチ公の銅像や駅弁の鶏めしが有名。
大館駅の改札口脇の1番線ホームには、大きなきりたんぽや秋田犬、比内鶏の模型が置いてあり、記念撮影できる。

先日行くとこうなっていた。

プログラムオート F/3.5 1/60 露出-0.3
右側に2本立っているのはいつもある特大きりたんぽの模型だけど、その前「たんぽ千本焼き」と書かれた所では、きりたんぽを実際に焼いている??

人目があって恥ずかしいけど、近寄ってみる。(じっくり撮影できなかったので、レタッチで明るくしてあります)
10月11・12日開催の「本場大館きりたんぽまつり」のPRをしているようだ。

プログラムオート F/3.5 1/80 露出-0.3 レタッチ済み
無人で火を使って大丈夫なのか? と心配になったが、作り物らしい。香りがしない。
棒やきりたんぽ表面の焦げ目が実にリアル。網の下では火が燃えている?

プログラムオート F/3.5 1/60 露出-0.3 トリミング・レタッチ済み
後ろに掃除機が見える。煙か湯気の演出に使っているのか?
折りたたみいすが3つ並んでいるのは座って記念撮影を、ということなのか?

秋田駅や弘前駅でも構内に各駅が工夫を凝らしたその土地にちなんだものが置かれているが、大館は相当手が込んでいる。


さて、次は大館のお菓子のお話。
大館のお菓子といえば、「煉屋バナナ」(バナナ風味の餡の入ったモナカ。秋田北部から青森にかけて多い)や「明けがら寿」(あけがらす。寒天と砂糖にクルミを混ぜて固めたもの)が思い浮かぶが、駅待合室の売店でこれが目に留まって買ってみた。
なると餅 6個入り 700円
プログラムオート F/5.1 1/30 露出-1.0 レタッチ済み
製造元は駅近くの「明けがら寿」も手がける山田桂月堂。
なると餅といえば、角館のものは有名。アワが材料(今は米だけだろう)のため、粟→阿波の国→鳴門という連想でなると餅になったというが、角館のはもっと平べったく、花型で黄色の部分と無着色の部分がある。(イメージがわかない方は「なると餅」で画像検索願います)

プログラムオート F/5.6 1/15 露出-0.3 トリミング
こちらは、おまんじゅう形で全体が黄色い。大館でなると餅とは初めてだったし、直感で「おいしそう」と思って買ったが、大正解!
原材料は「もち米・小豆・砂糖・着色料(黄色4号)」とシンプル。
米を砕いてから蒸しただけでついていないのか、細かい粒が残っている。かといって、粘りもあって柔らかく、いい食感。中身は柔らかめのこしあん。角館のものより皮が厚く、餅の割合が多くて好き。
同じ製造元の砂糖の塊のようなあけがらすの甘さと対照的に、甘さはかなり控えめ。
生菓子だから日持ちはしないと思うが、手ごろな大館みやげだと思った。
コメント (5)
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