以前からお伝えしている、電気バス(EVバス)と中心市街地循環バスの話題。
繰り返しになりますが、両者は別物。混同・誤解のないように改めてまとめます。
●電気バス(EVバス) ※この記事など
・秋田県が県内企業とともに開発する車両
・秋田中央交通も、その開発組織に名を連ねていて、運転業務などを行う模様
・7月21日にエリアなかいちで出発式を行う(これはお披露目と1日限りの試乗会であり、以後恒常的に客を乗せて走るわけではない)
・来年夏頃には、秋田市中心部で客を乗せての運転を行う
●中心市街地循環バス ※直近の記事
・秋田市が試験運行を行う100円バス
・運行業務は秋田中央交通に委託される
・7月21日から運行を開始し、2月いっぱいまで運行予定
まずは、EVバスについて。
完成した車両が、昨日、秋田県庁(県議会棟前)で県関係者や報道向けに公開が行われて、報道された。
車体の大部分を占める色は、予想図では真っ黒に近い色だったが、実車の映像や写真では濃いグレーに見えた。
愛称の公募に対して157件の応募があり、その中から秋田市の2名の作品を参考にして「elemo(えれも)」に決まり、車体にもデザインされた。
※報道や車体表示は「ELEMO-AKITA」だが、県の公式発表では「-AKITA」がついていない。
既報の通りノンステップ中型バス「いすゞエルガミオ」を改造したもの。引き戸の中ドアがある通常タイプのようだ。
行き先表示はLEDで、昨日は「回送」と表示されていた。秋田中央交通の路線バスものと同じ、オージ製の装置(この記事参照)だと思われる。
車内は青系の柄入りシート、現在では標準の黄色い降車合図ボタン(これは全国的に大多数がオージ製)が設置されていた。
(再掲)このタイプ
報道をまとめると、
・フル充電で最長36キロの走行が可能。1時間の充電では約20キロ走行。エアコンを使うと走行距離が約2割落ちる。
・屋根には鹿角市の「トワダソーラー」の太陽光パネル16枚(最大出力340ワット)を設置し、照明などの電源(24ボルト)に使用。その他の装備品にも秋田県と関係のある企業の製品を多用、将来製品化された際に売り込めるようにする。
・今後は、情報表示機能付きのバス停を製作
→バス停まで作るのか。秋田で「バスロケ(バス接近表示)」が復活するのかも(昔はあったのだけど市営バス廃止で消えた)。
・魁新報によれば、試乗したサタケ知事は「静かでギアチェンジの際の振動もなかった。」などと述べた。
→電気自動車って普通、「ギアチェンジ」はないんじゃないでしょうか?(これはあるのかな?)
それに「ギアチェンジの際の振動」があるとすれば、それは単に運転手がヘタクソなだけでは? 中央交通のディーゼルのエルガミオだって、ギアチェンジの際に振動なんかしませんぜ。
・試験走行は8月以降、秋田駅周辺で実施。急速充電装置がある買物広場を起点に2~3キロを10~20分かけて走行し、5~10分充電。天候などの条件を変えてデータを収集。試験走行は計40日程度行う。
・急速充電装置は由利本荘市に子会社がある「新電元工業」製
→へー。ってことは、買物広場に充電器が設置されるの?
ということで、買物広場を偵察。
左のフォンテ秋田側の4番乗り場(今のところ実際には“降り場”)で工事中?
ちょうど工事が終わったところのようだったが、
「EV QUICK CHARGER」これだ!
でも「新電元工業」ではなく「NTT FACILITIES」とある。
たしかに、NTTファシリティーズにこれとそっくりの「電気自動車用急速充電器[通信ネットワーク対応型]」という製品がある。NTTはこんなものまで作っているのか。
新電元工業はOEM元とか部品製造ということなのだろうか? ※後日「新電元」のロゴが追加された。下記リンク先の続編参照。
ここに来れば、普通乗用車などの電気自動車も充電させてもらえるのかな?(そういう規格みたいなのがあり、そのマークが表示されている)
運が良ければ、秋田駅周辺を走ったり、買物広場で充電するEVバスの姿を見ることができそう。
【19日追記】「株式会社東京アールアンドデー」という企業が秋田県に電気バスを納入したと、自社プレスリリースが出ている。(秋田と関係ない企業のような気もするけれど…)
主要諸元も掲載されている(http://www.tr-d.co.jp/release/akita_denki_busz_shogen.pdf)。
知識がなくて分からないけれど、電動機(モーター)はアメリカの「UQM」社製。制御装置は「IGBTインバータ」なので、最近の電車と同じ方式。
トランスミッションは「6M/T」とあるから、知事の言うとおり、やっぱりギアチェンジがあるのだろうか?
車両の形式は「LR290J1-AF7J-CM改」、座席23+立席31+乗務員1の55人乗り。
ナンバーは緑ナンバーで「秋田230 あ11-84」。希望ナンバーだけど、どうして「1184」?
※続き(運行開始)はこちら
ここからは市街地循環バス。
バス停のポールの続き。
秋田駅西口10番乗り場
あの浮かぶ(ように見える)バス停であり、県内の高速バスが発着する10番乗り場にも、循環バス用ポールが追加で置かれた。
通町や交通公社前などと同じ、ローマ字表記なし・角ゴシック表示だった。
写真はないけれど、「北都銀行前」もこれと同じ表示。
南大通りの3つのバス停。
反対方向には既に一般路線バス用のバス停が設置されており、循環バス側が新設となる。いずれも、既存バス停のほぼ真向かいに設置された。
奥の信号が五丁目橋交差点
「五丁目橋」
「循環バス」表示なし・ローマ字あり・丸ゴシック体の標準タイプ。市民市場前と同じか。(以下の2バス停も同じ)
「中通六郵便局前」
道路と歩道の間に数段の階段が付いており、そこにバス停が置かれた。
「中通六郵便局」とは、ちょっとおかしな名前に感じるかもしれませんが、郵便局自体がそういう名前(秋田中通六郵便局)なんだから、しょうがない。
「中通六“丁目”郵便局」ではありません ※中央通りには「秋田中通一郵便局」もある
ただ、郵便局とバス停がちょっと離れている気がしなくもない。
そして「南大通り・中通病院前」。
左が循環バス用、右が既存バス停
バスを降りて後方の押しボタン信号を渡って小路を入れば、中通総合病院正面。

この「南大通り・中通病院前」っていう名前には、なんか違和感がある。回りくどいような。
わざわざ「南大通り」を付けなくてもいいんじゃないでしょうか。これは旧市営バスの命名なんだろうけど。
以上、買物広場以外の循環バスの停留所を見たことになる。その結果、ポール自体は同じ新品のようだが、表示は次のように3パターンある。
・角ゴシックで「中心市街地循環バス」とバス停名が同じ部分に表示。ローマ字なし:秋田駅西口~通町、大町通り~北都銀行前の7か所
・通常バス停と同じく、丸ゴシックでバス停名・ローマ字付き。「中心市街地循環バス」表示なし:五丁目橋~市民市場前の4か所
・「秋田中央交通」表示の代わりに「中心市街地循環バス」表示。丸ゴシックでバス停名・ローマ字付き:ねぶり流し館前の1か所のみ
なんだかよく分かりません。
【21日追記】ねぶり流し館前が↑そういう表記なのは、一般路線バスも通るけれど、それは停まらないバス停だから、その旨を強調したつもりなのだろう。
ところで今日の午後、2010年に小田急バスからやって来た、「834」というナンバーの寸詰まりのいすゞエルガミオが秋田駅前を走っていた。
(再掲)以前撮影した同型車
現在は新屋方面のローカル路線や男鹿営業所で使われているらしく、秋田駅周辺ではしばらくの間見ていなかった。
しかも、行き先表示はLEDでなく幕式で、「秋田中央交通」と表示されていた。
遠くてよく見えなかったが、中央通りから来て、秋田駅西口の10番乗り場に入って一瞬停まって、広小路へ出ていった。
もしかして、市街地循環バスの乗務員訓練とかだろうか?
だとすれば、日野リエッセではなく、寸詰まりエルガミオが循環バスに使われるのかもしれない。(憶測です)
※続き(運行開始)はこちら(前半のEVバスの続きと同じ記事です)
繰り返しになりますが、両者は別物。混同・誤解のないように改めてまとめます。
●電気バス(EVバス) ※この記事など
・秋田県が県内企業とともに開発する車両
・秋田中央交通も、その開発組織に名を連ねていて、運転業務などを行う模様
・7月21日にエリアなかいちで出発式を行う(これはお披露目と1日限りの試乗会であり、以後恒常的に客を乗せて走るわけではない)
・来年夏頃には、秋田市中心部で客を乗せての運転を行う
●中心市街地循環バス ※直近の記事
・秋田市が試験運行を行う100円バス
・運行業務は秋田中央交通に委託される
・7月21日から運行を開始し、2月いっぱいまで運行予定
まずは、EVバスについて。
完成した車両が、昨日、秋田県庁(県議会棟前)で県関係者や報道向けに公開が行われて、報道された。
車体の大部分を占める色は、予想図では真っ黒に近い色だったが、実車の映像や写真では濃いグレーに見えた。
愛称の公募に対して157件の応募があり、その中から秋田市の2名の作品を参考にして「elemo(えれも)」に決まり、車体にもデザインされた。
※報道や車体表示は「ELEMO-AKITA」だが、県の公式発表では「-AKITA」がついていない。
既報の通りノンステップ中型バス「いすゞエルガミオ」を改造したもの。引き戸の中ドアがある通常タイプのようだ。
行き先表示はLEDで、昨日は「回送」と表示されていた。秋田中央交通の路線バスものと同じ、オージ製の装置(この記事参照)だと思われる。
車内は青系の柄入りシート、現在では標準の黄色い降車合図ボタン(これは全国的に大多数がオージ製)が設置されていた。

報道をまとめると、
・フル充電で最長36キロの走行が可能。1時間の充電では約20キロ走行。エアコンを使うと走行距離が約2割落ちる。
・屋根には鹿角市の「トワダソーラー」の太陽光パネル16枚(最大出力340ワット)を設置し、照明などの電源(24ボルト)に使用。その他の装備品にも秋田県と関係のある企業の製品を多用、将来製品化された際に売り込めるようにする。
・今後は、情報表示機能付きのバス停を製作
→バス停まで作るのか。秋田で「バスロケ(バス接近表示)」が復活するのかも(昔はあったのだけど市営バス廃止で消えた)。
・魁新報によれば、試乗したサタケ知事は「静かでギアチェンジの際の振動もなかった。」などと述べた。
→電気自動車って普通、「ギアチェンジ」はないんじゃないでしょうか?(これはあるのかな?)
それに「ギアチェンジの際の振動」があるとすれば、それは単に運転手がヘタクソなだけでは? 中央交通のディーゼルのエルガミオだって、ギアチェンジの際に振動なんかしませんぜ。
・試験走行は8月以降、秋田駅周辺で実施。急速充電装置がある買物広場を起点に2~3キロを10~20分かけて走行し、5~10分充電。天候などの条件を変えてデータを収集。試験走行は計40日程度行う。
・急速充電装置は由利本荘市に子会社がある「新電元工業」製
→へー。ってことは、買物広場に充電器が設置されるの?
ということで、買物広場を偵察。

ちょうど工事が終わったところのようだったが、

でも「新電元工業」ではなく「NTT FACILITIES」とある。
たしかに、NTTファシリティーズにこれとそっくりの「電気自動車用急速充電器[通信ネットワーク対応型]」という製品がある。NTTはこんなものまで作っているのか。
新電元工業はOEM元とか部品製造ということなのだろうか? ※後日「新電元」のロゴが追加された。下記リンク先の続編参照。
ここに来れば、普通乗用車などの電気自動車も充電させてもらえるのかな?(そういう規格みたいなのがあり、そのマークが表示されている)
運が良ければ、秋田駅周辺を走ったり、買物広場で充電するEVバスの姿を見ることができそう。
【19日追記】「株式会社東京アールアンドデー」という企業が秋田県に電気バスを納入したと、自社プレスリリースが出ている。(秋田と関係ない企業のような気もするけれど…)
主要諸元も掲載されている(http://www.tr-d.co.jp/release/akita_denki_busz_shogen.pdf)。
知識がなくて分からないけれど、電動機(モーター)はアメリカの「UQM」社製。制御装置は「IGBTインバータ」なので、最近の電車と同じ方式。
トランスミッションは「6M/T」とあるから、知事の言うとおり、やっぱりギアチェンジがあるのだろうか?
車両の形式は「LR290J1-AF7J-CM改」、座席23+立席31+乗務員1の55人乗り。
ナンバーは緑ナンバーで「秋田230 あ11-84」。希望ナンバーだけど、どうして「1184」?
※続き(運行開始)はこちら
ここからは市街地循環バス。
バス停のポールの続き。

あの浮かぶ(ように見える)バス停であり、県内の高速バスが発着する10番乗り場にも、循環バス用ポールが追加で置かれた。
通町や交通公社前などと同じ、ローマ字表記なし・角ゴシック表示だった。
写真はないけれど、「北都銀行前」もこれと同じ表示。
南大通りの3つのバス停。
反対方向には既に一般路線バス用のバス停が設置されており、循環バス側が新設となる。いずれも、既存バス停のほぼ真向かいに設置された。


「循環バス」表示なし・ローマ字あり・丸ゴシック体の標準タイプ。市民市場前と同じか。(以下の2バス停も同じ)


道路と歩道の間に数段の階段が付いており、そこにバス停が置かれた。
「中通六郵便局」とは、ちょっとおかしな名前に感じるかもしれませんが、郵便局自体がそういう名前(秋田中通六郵便局)なんだから、しょうがない。

ただ、郵便局とバス停がちょっと離れている気がしなくもない。
そして「南大通り・中通病院前」。

バスを降りて後方の押しボタン信号を渡って小路を入れば、中通総合病院正面。

この「南大通り・中通病院前」っていう名前には、なんか違和感がある。回りくどいような。
わざわざ「南大通り」を付けなくてもいいんじゃないでしょうか。これは旧市営バスの命名なんだろうけど。
以上、買物広場以外の循環バスの停留所を見たことになる。その結果、ポール自体は同じ新品のようだが、表示は次のように3パターンある。
・角ゴシックで「中心市街地循環バス」とバス停名が同じ部分に表示。ローマ字なし:秋田駅西口~通町、大町通り~北都銀行前の7か所
・通常バス停と同じく、丸ゴシックでバス停名・ローマ字付き。「中心市街地循環バス」表示なし:五丁目橋~市民市場前の4か所
・「秋田中央交通」表示の代わりに「中心市街地循環バス」表示。丸ゴシックでバス停名・ローマ字付き:ねぶり流し館前の1か所のみ
なんだかよく分かりません。
【21日追記】ねぶり流し館前が↑そういう表記なのは、一般路線バスも通るけれど、それは停まらないバス停だから、その旨を強調したつもりなのだろう。
ところで今日の午後、2010年に小田急バスからやって来た、「834」というナンバーの寸詰まりのいすゞエルガミオが秋田駅前を走っていた。

現在は新屋方面のローカル路線や男鹿営業所で使われているらしく、秋田駅周辺ではしばらくの間見ていなかった。
しかも、行き先表示はLEDでなく幕式で、「秋田中央交通」と表示されていた。
遠くてよく見えなかったが、中央通りから来て、秋田駅西口の10番乗り場に入って一瞬停まって、広小路へ出ていった。
もしかして、市街地循環バスの乗務員訓練とかだろうか?
だとすれば、日野リエッセではなく、寸詰まりエルガミオが循環バスに使われるのかもしれない。(憶測です)
※続き(運行開始)はこちら(前半のEVバスの続きと同じ記事です)