先日の記事(多数のアクセスをいただきご好評いたいだいているようで、ありがとうございます)の続きで、秋田市中心市街地の日赤病院・婦人会館跡地の再開発事業で商業施設が先行オープンした「エリアなかいち」について。
前回の図を加筆修正
●駐輪場
前回の記事のコメント欄で「なかいちには駐輪場があるの?」という話になった。
近くのアトリオン地下の市営駐輪場が無料化されたので、なかいちには駐輪場がないのかと思っていたが…
ありました!
エリア西側(キャッスルホテル側)、新しい県立美術館と中央道路トンネル出口の間の歩道沿いに駐輪場があった。
左が美術館、右の壁がトンネル出口
そして、7月5日から9月29日までの期間限定で、東側(秋田駅側)の商業施設入口脇の歩道の一角に「臨時自転車置き場」も設けられていた。
なかなか盛況
それにしても、いちおうエリアなかいちのホームページはあるのだけど、それには駐輪場については一切記載がない(常設・臨時どちらも)。
知りたい情報、商売人がお客に対して知らせるべき情報がないってのは、どんなもんでしょうか…
●駐車場
一方、入口が分かりにくいと評判の駐車場。工事中のマンションのすぐ隣が入口ということも一因。
中央通り。「P」表示のすぐ右が入口
オープン当初は、このでっかい「P」もなかったようなので、たしかに分かりづらい。
入口手前の交差点。オープン当初はこうだった。
(再掲)
それが現在は、
「なかいちパーキング この先P(の表示を)左折」
マンションの仮囲いに表示が設置され、以前よりは分かりやすくなったようだ。
でも、このくらいの配慮はオープン前に済ませることができなかったのでしょうか…
●渡り廊下
前回、東側ににぎわい交流館と商業施設をつなぐ渡り廊下があることを紹介した。
実は、既にそこに立ち入ることが可能だった。オープン前のにぎわい交流館側は閉鎖されているため、行き止まりだけど。
商業施設側からは階段の位置が分かりづらくて、行きにくかった。
にぎわい交流館を背に商業施設側を見る
向かいの明徳館ビル(県立明徳館高校)の階段室もそうだけど、ガラス張りということは温室のようなもので、暑い!
渡り廊下からの眺め。
秋田駅側の仲小路
先週の土日は、仲小路の1ブロックを歩行者天国にして催しが開かれていた。
反対側は広場(前回の記事で「小広場」とした場所で「なかいち広場」というそうだ)
上の写真、左側の大型ディスプレイは、前回も触れた「デジタル大壁画」。
●デジタル大壁画

オープン直後は消えていたが、現在はデジタル大壁画に映像が映し出され、音も出ている。
約4メートル×6メートルの300インチ画面だそう。
なかいち広場からデジタル大壁画を見る
「大壁画」っていうけれど、単なる街頭ビジョンじゃないか。そんなに巨大っていうわけでもないし。
真冬の吹雪や着雪で、画面が見えなくなることもあるだろうし、寒い中足を止めて画面を見る人もいないと思うけど…(交流館の中からは見えるようだけど、音は聞こえるのかな?)
ちなみに、新宿のスタジオアルタの「アルタビジョン」は7.424メートル×13.056メートルの約600インチ。
広小路や中土橋からも、通路越しにデジタル大壁画を見ることができる。
お堀の間の中土橋から(中土橋は現在は「橋」ではありません)
中土橋からは、ちょっと欠けて見えるけれど、少し左へ移動すると、
正面(にぎわい交流館と美術館の間)に見える
※同じ頃に新潟県長岡市できた「アオーレ長岡」にも、広場や大型画面があって、多少共通する雰囲気がある。この記事後半。
●石碑復活
にぎわい交流館ができた婦人会館跡地付近は、旧秋田藩の藩校「明徳館」(1790~1870年)があった。(それが市立明徳小学校、市立中央図書館・明徳館、そして県立明徳館高校の由来)
着工前は一角にそれを示す石碑があり、それが着工に際して姿を消していた。
それが、東側のにぎわい交流館の裏というか脇に、再設置された。
以前より若干北側に移動した(以前は奥の信号機の手前付近)
2つの石碑が並んで設置され、小さな説明板も設置された。
後ろは交流館の点検用か何かのドア…
6月29日付秋田魁新報・秋田市面「なかいち拝見」によれば、
左の背の高いのが明徳館跡を示す「久保田藩學明徳館址」(高さ1.55メートル)。右は明治天皇が1881年に秋田市中心部を視察したのを記念した「明治天皇聖蹟」(高さ1.3メートル)。
どちらも制作者や制作年は不明で、秋田市教育委員会が管理する。再開発に当たり、市教委が再開発組合に石碑の保存を求めたのを受け、組合が一時撤去し保管していたという。
●グラウンドカバーと謎の敷石
上の石碑の周辺に写っているように、エリアなかいちの周辺の植栽には「背の低い草」が多用されている。
土が飛ぶのを防いだり、見栄えを良くするために使われる「グラウンドカバー」と呼ばれるものだろう。種類としては、小さくて緑が濃いのが「リュウノヒゲ」、白っぽいのが「ヤブラン」?
どうも最近は、こうしたグラウンドカバーが流行っているような気もしなくはない。
ここから離れた秋田市内のとある民間商業施設でも、駐車場と道路の間に使われている。でも、そこでは、草の間にゴミがたまったり、積雪・凍結で弱ったり、除雪作業で傷められたりした上、芝生か何かと勘違いされて踏みつけられたりして、どうも良くない。
なかいちもそうなってしまわないことを願う。
さて、石碑とは反対、キャッスルホテル側の「にぎわい広場」西側。(駐輪場そば)
ここには、なかいちの通路と、公道の歩道が並行しており(高低差のある部分もある)、その間に掲揚塔や芝やグラウンドカバーによる植栽がある。
その植栽の中に、謎の部分がある。
左側です
横長の石が等間隔で敷かれ、その間にリュウノヒゲが植えられている。
短いのがもう1か所
上の写真の短いほうの敷石には、車止めのような構造物は設置されているが、人の通行を妨げるものはない。
敷石は横断歩道の白線と同じくらいの太さ・間隔だし、本能的に(?)ここに足を踏み入れて通りたくなる。ここを通らずに通路と公道の歩道を行き来するには、広小路へいったん出て戻る形になって遠回りだし。
実際に通る人も少なくないし、僕も通ってみた。歩きにくくはないが、リュウノヒゲを踏んでしまわないか、そしてここをほんとうに通っていいのか、気が引ける。
あと、雨や雪の日は滑りそうな気がするし…
ここはどういう空間なんでしょうか? 誰か教えてください!
●黒い…
東側の歩道の路面
上の写真で、2本のいわゆる点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)が並んで敷かれている。
点字ブロックでない、グレーのタイルは「TOYOユニバーサルペイブ」で統一されているが、奥に見える柱より左が公道(秋田市道)で右が再開発エリアと、管轄が違うようだ。
したがって、点字ブロックも道路を誘導するブロックとなかいち内を誘導するブロックが、それぞれ敷かれているわけだ。
とても気になり、残念に思うのが、右のなかいち側のブロックの色。
点字ブロックは弱視の人の誘導にも役立つ。視力が弱くても色を識別できる人は、黄色など目立つ色のブロックが敷かれてあれば、それを頼りに歩くことができる。点字ブロックは凹凸だけでなく、色にも意味があるのだ。
美観のために、黄色以外の色の点字ブロックを使うことが認められ、一時は多用された。しかし、弱視の人のために極力黄色いものを用いるという考えも広まっていて、秋田県や秋田市の公道では、現在は新設・更新時には必ず黄色いブロックが設置されている。
しかし、エリアなかいちでは、黒いブロックを敷いた。(真っ白いブロックに黒い点字ブロックだとコントラストがはっきりして逆に目立つと思うが、グレーに黒では目立たないはず)
商業施設内のものだから、さほど重要ではないのかもしれない。
でも、公道であった仲小路の一部を廃止して、その代替通路としての役目も担う場所。しかも、ブロック自体は隣接する秋田市道と同じ製品・同じ色を使っているのに、点字ブロックだけ色違いというのもちぐはぐ。
(個人的には、ブロックが黄色くて困る人などいないはずだから、美観の名目で目立たない色のブロックを使うことは、本来の目的を忘れた意味のない行為だと思う)

再開発組合は、訪れてくれる人、お客の気持ちになった設計・施工をしたのか、あるいは宣伝活動を行なっているのかやっぱり疑問に感じてしまう点が少なくない。
撤去が決まった広小路のアーケードに、なかいちオープンを祝う旗(右奥がなかいち。にぎわい交流館が見える)
いよいよ21日は、エリアなかいちの正式オープンで、22日にかけて駅伝などさまざまな催しがある。(21日はにぎわい交流館と美術館が開業。ただし、美術館はまだ展示品を搬入できないため暫定オープン)
※竿燈まつりの時のなかいちの様子はこちら
※なかいち関連の次の記事(10月にマンション1階にコンビニ開店)はこちら
※その次の関連記事。新しい県立美術館について

●駐輪場
前回の記事のコメント欄で「なかいちには駐輪場があるの?」という話になった。
近くのアトリオン地下の市営駐輪場が無料化されたので、なかいちには駐輪場がないのかと思っていたが…

エリア西側(キャッスルホテル側)、新しい県立美術館と中央道路トンネル出口の間の歩道沿いに駐輪場があった。

そして、7月5日から9月29日までの期間限定で、東側(秋田駅側)の商業施設入口脇の歩道の一角に「臨時自転車置き場」も設けられていた。

それにしても、いちおうエリアなかいちのホームページはあるのだけど、それには駐輪場については一切記載がない(常設・臨時どちらも)。
知りたい情報、商売人がお客に対して知らせるべき情報がないってのは、どんなもんでしょうか…
●駐車場
一方、入口が分かりにくいと評判の駐車場。工事中のマンションのすぐ隣が入口ということも一因。

オープン当初は、このでっかい「P」もなかったようなので、たしかに分かりづらい。
入口手前の交差点。オープン当初はこうだった。

それが現在は、

マンションの仮囲いに表示が設置され、以前よりは分かりやすくなったようだ。
でも、このくらいの配慮はオープン前に済ませることができなかったのでしょうか…
●渡り廊下
前回、東側ににぎわい交流館と商業施設をつなぐ渡り廊下があることを紹介した。
実は、既にそこに立ち入ることが可能だった。オープン前のにぎわい交流館側は閉鎖されているため、行き止まりだけど。
商業施設側からは階段の位置が分かりづらくて、行きにくかった。

向かいの明徳館ビル(県立明徳館高校)の階段室もそうだけど、ガラス張りということは温室のようなもので、暑い!
渡り廊下からの眺め。

先週の土日は、仲小路の1ブロックを歩行者天国にして催しが開かれていた。

上の写真、左側の大型ディスプレイは、前回も触れた「デジタル大壁画」。
●デジタル大壁画

オープン直後は消えていたが、現在はデジタル大壁画に映像が映し出され、音も出ている。
約4メートル×6メートルの300インチ画面だそう。

「大壁画」っていうけれど、単なる街頭ビジョンじゃないか。そんなに巨大っていうわけでもないし。
真冬の吹雪や着雪で、画面が見えなくなることもあるだろうし、寒い中足を止めて画面を見る人もいないと思うけど…(交流館の中からは見えるようだけど、音は聞こえるのかな?)
ちなみに、新宿のスタジオアルタの「アルタビジョン」は7.424メートル×13.056メートルの約600インチ。
広小路や中土橋からも、通路越しにデジタル大壁画を見ることができる。

中土橋からは、ちょっと欠けて見えるけれど、少し左へ移動すると、

※同じ頃に新潟県長岡市できた「アオーレ長岡」にも、広場や大型画面があって、多少共通する雰囲気がある。この記事後半。
●石碑復活
にぎわい交流館ができた婦人会館跡地付近は、旧秋田藩の藩校「明徳館」(1790~1870年)があった。(それが市立明徳小学校、市立中央図書館・明徳館、そして県立明徳館高校の由来)
着工前は一角にそれを示す石碑があり、それが着工に際して姿を消していた。
それが、東側のにぎわい交流館の裏というか脇に、再設置された。

2つの石碑が並んで設置され、小さな説明板も設置された。

6月29日付秋田魁新報・秋田市面「なかいち拝見」によれば、
左の背の高いのが明徳館跡を示す「久保田藩學明徳館址」(高さ1.55メートル)。右は明治天皇が1881年に秋田市中心部を視察したのを記念した「明治天皇聖蹟」(高さ1.3メートル)。
どちらも制作者や制作年は不明で、秋田市教育委員会が管理する。再開発に当たり、市教委が再開発組合に石碑の保存を求めたのを受け、組合が一時撤去し保管していたという。
●グラウンドカバーと謎の敷石
上の石碑の周辺に写っているように、エリアなかいちの周辺の植栽には「背の低い草」が多用されている。
土が飛ぶのを防いだり、見栄えを良くするために使われる「グラウンドカバー」と呼ばれるものだろう。種類としては、小さくて緑が濃いのが「リュウノヒゲ」、白っぽいのが「ヤブラン」?
どうも最近は、こうしたグラウンドカバーが流行っているような気もしなくはない。
ここから離れた秋田市内のとある民間商業施設でも、駐車場と道路の間に使われている。でも、そこでは、草の間にゴミがたまったり、積雪・凍結で弱ったり、除雪作業で傷められたりした上、芝生か何かと勘違いされて踏みつけられたりして、どうも良くない。
なかいちもそうなってしまわないことを願う。
さて、石碑とは反対、キャッスルホテル側の「にぎわい広場」西側。(駐輪場そば)
ここには、なかいちの通路と、公道の歩道が並行しており(高低差のある部分もある)、その間に掲揚塔や芝やグラウンドカバーによる植栽がある。
その植栽の中に、謎の部分がある。

横長の石が等間隔で敷かれ、その間にリュウノヒゲが植えられている。

上の写真の短いほうの敷石には、車止めのような構造物は設置されているが、人の通行を妨げるものはない。
敷石は横断歩道の白線と同じくらいの太さ・間隔だし、本能的に(?)ここに足を踏み入れて通りたくなる。ここを通らずに通路と公道の歩道を行き来するには、広小路へいったん出て戻る形になって遠回りだし。
実際に通る人も少なくないし、僕も通ってみた。歩きにくくはないが、リュウノヒゲを踏んでしまわないか、そしてここをほんとうに通っていいのか、気が引ける。
あと、雨や雪の日は滑りそうな気がするし…
ここはどういう空間なんでしょうか? 誰か教えてください!
●黒い…

上の写真で、2本のいわゆる点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)が並んで敷かれている。
点字ブロックでない、グレーのタイルは「TOYOユニバーサルペイブ」で統一されているが、奥に見える柱より左が公道(秋田市道)で右が再開発エリアと、管轄が違うようだ。
したがって、点字ブロックも道路を誘導するブロックとなかいち内を誘導するブロックが、それぞれ敷かれているわけだ。
とても気になり、残念に思うのが、右のなかいち側のブロックの色。
点字ブロックは弱視の人の誘導にも役立つ。視力が弱くても色を識別できる人は、黄色など目立つ色のブロックが敷かれてあれば、それを頼りに歩くことができる。点字ブロックは凹凸だけでなく、色にも意味があるのだ。
美観のために、黄色以外の色の点字ブロックを使うことが認められ、一時は多用された。しかし、弱視の人のために極力黄色いものを用いるという考えも広まっていて、秋田県や秋田市の公道では、現在は新設・更新時には必ず黄色いブロックが設置されている。
しかし、エリアなかいちでは、黒いブロックを敷いた。(真っ白いブロックに黒い点字ブロックだとコントラストがはっきりして逆に目立つと思うが、グレーに黒では目立たないはず)
商業施設内のものだから、さほど重要ではないのかもしれない。
でも、公道であった仲小路の一部を廃止して、その代替通路としての役目も担う場所。しかも、ブロック自体は隣接する秋田市道と同じ製品・同じ色を使っているのに、点字ブロックだけ色違いというのもちぐはぐ。
(個人的には、ブロックが黄色くて困る人などいないはずだから、美観の名目で目立たない色のブロックを使うことは、本来の目的を忘れた意味のない行為だと思う)

再開発組合は、訪れてくれる人、お客の気持ちになった設計・施工をしたのか、あるいは宣伝活動を行なっているのかやっぱり疑問に感じてしまう点が少なくない。

いよいよ21日は、エリアなかいちの正式オープンで、22日にかけて駅伝などさまざまな催しがある。(21日はにぎわい交流館と美術館が開業。ただし、美術館はまだ展示品を搬入できないため暫定オープン)
※竿燈まつりの時のなかいちの様子はこちら
※なかいち関連の次の記事(10月にマンション1階にコンビニ開店)はこちら
※その次の関連記事。新しい県立美術館について