広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

土崎駅周辺の話題

2012-07-29 23:52:14 | 秋田の季節・風景
先週の木曜・26日に東北地方が梅雨明けしたとみられることが発表された。
東北地方北部では、平年より2日早く、昨年より17日遅い。

いつもの年なら、梅雨明けが発表される日は、からりと晴れたいかにも梅雨明けらしい天気になって、梅雨明けが実感できていたような記憶がある。
でも、今年の梅雨明け発表日の秋田市の天候は、多くの人が「まだ梅雨なんじゃない?」と思ってしまったはず。
25日と26日は、雨がぱらつく曇り空。それぞれ最高気温は25.3度と26.5度だったものの、最小湿度91%と81%、平均湿度95%と92%と非常にジメジメしていて、今年いちばん不快な日だったと思う。そんな日に梅雨明けと言われても…

気象庁の発表資料によれば、「梅雨は季節現象であり、梅雨入りと梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。」とのことで、梅雨が開けてもまだ梅雨のような天候のこともあるようだけど。
そんな秋田も、今日は晴れの時間が長くて、やっと夏らしい天気になった。今日は最高気温は30.5度の真夏日、最低気温は24.6度で熱帯夜の一歩手前。もっとカラっとしてほしいところですが。



梅雨明け直前頃の7月20・21日に、秋田市北部の港町・土崎(つちざき、または土崎港=つちざきみなと)地区で行われる伝統行事が、土崎神明社例祭「土崎港曳山まつり」。一般的には「港まつり」と呼ばれることが多い。
秋田市外での知名度は高くはないが、秋田市民にとっては竿燈まつりと並ぶ夏祭りである。
祭りのメインである各町内の曳山には、正面に武者人形、後部に「見返し」という七五調の風刺とその人形が飾られて運行される。

今年の祭りは終わってしまったけれど、土崎神明社からも近い、JR奥羽本線・土崎駅の外にこんなものが飾られていた。土崎駅前は海からの風が心地よかった。
ずらりと板が並ぶ

「奉賛町内見返し展示」として、各町内の見返し文だけを集めて展示していたのだった。今年は24町内のようだ。



おそらく曳山についていた札そのものを外して【30日訂正・まつり前から展示されていたとのコメントをいただいたので、曳山のとは別物のようだ】並べているのかと思うが、どこも達筆で内容もするどい。
野田内閣、原発とがれき処理、東京スカイツリー、秋田市のごみ有料化をテーマにしたものが多い。
中通一丁目再開発をネタにしたものが皆無だったけれど、土崎の皆さんにしてみればあの程度の中央部のことなど大した話題じゃないか。(それにしても再開発のオープンを21日にして、港まつりの日程とぶつけたのには、なにか意図があったのだろうか)

芸能界や流行語を題材にしたものが少ないのも意外。「支持を下げ率を引き上げワイルドだ税」くらい。
※後年見た時分からないと困るので説明しておくと、2012年現在、お笑い芸人「スギちゃん」の「~だぜぇ。 ワイルドだろぉ」というのが流行っている。それと野田首相が支持率を引き下げてまでやりたがっている消費税率引き上げを掛けたもの。
個人的には「ツバつけてスマホのページをめくる父」なんて好きです。文珍師匠がネタにしそう…

見返しの内容のコンクールが行われ、選ばれた最優秀賞と優秀賞(2つ)が示されている。
優秀賞は旭町二区の「有料化あわてでなげだゴミ亭主」と旭町一区の「天空の武蔵(634)に負けぬ武者人形」。
有料化~は、7月から始まった秋田市の家庭ごみ有料化のことで、濁音が入って秋田弁風。「なげだ」は「投げた」で、秋田弁ではゴミを「捨てる」ことを「投げる」と表現する。
「天空の武蔵」は東京スカイツリーの高さ634メートルのこと。

最優秀賞が鉄道社宅の「ロンドンでメダルを狙う湊っ娘」。
まず、団体名が「鉄道社宅」であり、「◯◯町」といった地名でないのは、ここだけみたいだ。
駅の南東側、JR東日本秋田総合車両センター(旧・土崎工場)の向かいにある、JR宿舎が町内として参加しているということだろうか。
かつて保戸野にあったJRの社宅は「JR宿舎(国鉄時代は国鉄官舎)」と呼んでいたはずで、土崎のも地図では「JR宿舎」となっているが、実際には「社宅」と呼んでいるのだろうか?
※ちなみに、秋田南中や秋田東中のそばにあるのは地図では「JR社宅」や「JRアパート」となっている。

「メダルを狙う湊っ娘」とは、バレーボールチーム・日立リヴァーレ所属でロンドンオリンピック日本代表の江畑幸子選手のこと。2008年に聖霊高校を卒業するまで秋田にいたが、一部報道によれば、鉄道社宅町内の出身らしい。
ということで、その活躍を街をあげて応援しようというのが最優秀賞に選ばれたのだった。

【8月4日追記】8月3日に土崎駅に行ったら、見返し展示はなくなっていた。



さて、話は変わって、土崎駅自体のこと。
何度かお伝えしているように、近年、駅前広場が整備されたり、構内の跨線橋が改築されたり、キオスクが閉店して立ち食いそば屋は残っていたりと、変化がある土崎駅。※2011年9月26日の記事
そんな中、1926(大正15)年築の駅舎自体についても、動きがあるようだ。

今年4月20日付のJR東日本秋田支社のプレスリリース「秋田デスティネーションキャンペーンに向けた駅舎整備について(http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20120420-4.pdf)」によれば、来年の観光キャンペーンに向けて、県内の4つの駅舎を手直しするそうだ。
奥羽本線・後三年駅を改築(建て替え)、男鹿線・男鹿駅、羽越本線・象潟駅そして土崎駅ではリニューアル(見た感じ外壁工事などか)を行う。(NHK秋田では報道されたが、4駅とも改築されるように取れる言い回しだった)
土崎駅は「港町にあるモダンな外観の駅」をコンセプトに「外壁の一部にレンガ調壁材で洋館風を表現」するという。

リリースの完成予想図は粗くてよく分からないが、少なくとも現駅舎のシルエットや正面上のステンドグラスは、リューアル後もそのままのようだ。
慣れ親しんだ今の駅舎とは多少違った印象の建物になるかもしれないが、歴史ある駅舎自体は引き続き活用されるということで、安心(していいのかな?)。
今のところ、工事が始まるような気配はない。
改札口を背にして土崎駅舎内部
節電と見返し展示に光を遮られて薄暗い駅舎にステンドグラスの光が差し込み、時刻表にも映り込む。

そういえば、土崎駅など秋田支社の小規模の駅員配置駅では、2006年にみどりの窓口を廃止(駅員は引き続き配置)して、遠隔操作型の自動券売機「もしもし券売機Kaeruくん」を設置して長距離きっぷ・指定券や定期券の発売を行なっていた。
しかし、使い勝手も評判も悪いシロモノで、今春に相次いで廃止された(全国的に全廃されたらしい)。
土崎駅など秋田支社の各駅では、秋田駅などにあるのと同じ「指定席券売機」が代わりに設置された。

※土崎駅の工事が始まった模様はこちらの記事



最後に、土崎のJRつながりで。
その鉄道社宅のそばにあった、JR東日本秋田支社系列のスーパー「秋田生鮮市場 土崎店」が、7月から他社に譲渡されたらしくその名も「生鮮いちばん 土崎店」になったことを以前紹介した
保戸野のJR社宅跡地にある「秋田生鮮市場 保戸野店」は引き続き営業中。
生鮮市場の折込チラシ?

生鮮市場のチラシは、以前は保戸野店と土崎店がいっしょのものだったけれど、
今もいっしょ!
なんと「秋田生鮮市場 保戸野店」と「生鮮いちばん 土崎店」でチラシが共通!
今まで同様、両店名が並んで掲載されている。
経営者を変えて、店名を変えた意味があるのかしら?
※その後、1度だけ、「~いちばん土崎店」単独のチラシが折り込まれたが、ほかはすべて2店共同のチラシ(11月23日現在)。
コメント (12)
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