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通町のバス停

2012-07-25 23:54:48 | 秋田の地理
紹介しているように、中心市街地循環バスの運行開始に伴い、これまで片側にしかなかった「ねぶり流し館前」バス停が向かい側にも新設されることになった(ただし循環バス専用で一般路線バスは停まらない)。
そういえば、ねぶり流し館前など通町周辺のバス停の配置は、以前は今とは異なり少し複雑だった。
そのことを忘れてしまわないため、そしてその記録を残しておくために、この記事で紹介します。
【2013年4月4日追記】2013年4月から、ねぶり流し館前の下り側にも、一般路線バスが停車するようになりました。この記事は、それ以前のアップ時点の状況に基づきます。詳細はこの記事末尾のリンク先参照。
※冒頭の写真は、通町にある菓子店「高砂堂(建物は大正7年築の登録有形文化財)」前を通る秋田市営バス(2005年撮影)

まず、関係する路線網を整理する。いずれも元々は秋田市交通局(秋田市営バス)の路線だった。
通町周辺の路線網と現在のバス停配置。●がバス停の位置
上の地図右下・秋田駅西口方面から来た下りバスは、秋田中央警察署前を過ぎて左折、通町橋を渡って通町の通りに入り、その後の進路で大きく3つに分けることができる。
地図中赤い線:最初の信号のある丁字路交差点を左折して大町通りへ入る(新屋線、川尻割山線、茨島環状線
地図中オレンジ色の線:その次の信号のある交差点を右折して菊谷小路へ入る(神田線、添川線
地図中青い線:さらに次の信号のある交差点まで進む(将軍野線は直進、泉ハイタウン線は右折)※以前は将軍野線と同経路の通町経由交通局線もあった

現在の通過するバス停の順は次の通り。
赤:中央警察署前[上りのみ]-通町-ねぶり流し館前[上りのみ]
オレンジ:中央警察署前[上りのみ]-通町-通町二区-菊谷小路
青:中央警察署前[上りのみ]-通町-通町二区-旭北栄町/聖園短大前
となる。

警察署前とねぶり流し館前が、上り側の片側にしかバス停がないのが不規則ではあるが、それ以外はごく普通のバス停配置ではないだろうか。
強いて言えば、オレンジ色の神田線・添川線の通町二区と菊谷小路の間の距離がとても近い(交差点を曲がる直前と曲がってすぐの位置関係)ことが気になるか。
それから、以前「勝平二丁目」の記事で触れたけれど、「通町二区」があるのに対になるのが「通町一区」でなくただの「通町」なのは、赤い線の路線は二区を通らないため「通町一区」では不自然だからだろう。


ところが、以前はこうではなかったのです。
昔の通町は現在の車道に申し訳程度の歩道がある狭い通りだった。道路拡張工事が行われ、現在の姿になったのは1998(平成10)年。
バス停が現在の配置になったのも、1998年4月からだと思う。たしか。

それ以前はこうだった。
※当時は民間移管の開始直前だったので、まだすべて市営バスの路線だった。通町を中央交通が走るようになったのは2001年4月の将軍野線、茨島環状線から
当時は青線「泉ハイタウン線」は「泉秋操線」、秋田中央警察署は秋田警察署だった
「通町」「通町二区」とも、上りと下りの位置が大きく離れているのがお分かりかと思う。「ねぶり流し館前」という名称のバス停はない。(ねぶり流し館は1992年に開館済み)

現在のねぶり流し館前バス停が上り「通町」という名称であり、現在の上り通町はなかった。したがって、上りで通町を通るのは、赤い線の路線だけだった。
下りの「通町二区」は、現在のせきやの前ではなく、交差点を越えた書店の前付近にあった。上りは現在とほぼ同じ位置にあったが、形式的には青い線の路線専用のバス停であり、オレンジ色の路線のバス停としては扱われていなかった。
※上り通町二区には、青い路線(将軍野線、泉秋操線)の時刻表しか掲示されていなかった。オレンジ色の路線(神田線、添川線)では、通町二区での降車はできなかったものの、待っている客がいる場合は停車して乗車させていた。おそらく、この神田線、添川線での便宜乗車をさせるため、上り通町二区がこの位置にあったのではないだろうか。

したがって、昔のバス停順はこうなる。
赤:秋田警察署前[上りのみ]-通町[上下で位置が異なる]
オレンジ下り:通町→菊谷小路
オレンジ上り:秋田警察署前←(通町二区)[乗車のみ扱い]←菊谷小路
青下り:通町→通町二区→旭北栄町/聖園短大前
青上り:秋田警察署前←通町二区←旭北栄町/聖園短大前
と、上り下りで通過するバス停がかなり異なり、青の上りでは「通町二区」は通るけど「通町」は通らなかったり、オレンジの上りは場所(商店街・通り)としての通町は通るけれど「通町」を名乗るバス停では降りられないという、今からすればちょっと変わった現象が発生していた。

1998年の拡幅完成時に、次のような変化があったことになる。
・上り「通町」を「ねぶり流し館前」に名称変更
・上り「通町」バス停を下りの向かい側に新設
・下り「通町二区」を上りの向かい側に移設。上下ともオレンジ色路線でも乗降を開始
つまり、各路線とも特に上りでバス停が増えたことになり、オレンジ色路線では通町二区と通町の2つが増えた。

この変更により、バス利用者に次のような変化があったと感じている。
通町バス停。右の市営バスが停まっているのが上り側。1998年以前はここにはなかった(2006年撮影)
新設された上り「通町」。変更以前は、通町周辺から秋田駅方面は行くには、通町二区まで戻る(本数はやや少なく、料金が上がる)か、橋と道路を渡って警察署前まで行かなければならなかった。新設されたバス停は、通りの中のちょうどいい場所であり、3方向から来るすべての駅行きに乗車できる。そのため、乗る人も降りる人も多いバス停となった。

移設された下り「通町二区」。
通町を代表するのが、魚がメインの地元スーパー「せきや」。その前に上下の通町二区が揃った。
せきやで買い物して、オレンジ、青の各下り方面へバスで帰る人は、従来は信号を渡らなければならなかったが、店の真ん前から乗車できるようになった。
下り通町二区に停車する添川線。買い物帰りの人が続々と乗り込む(2004年撮影)
一方で、青の路線では次のバス停(旭北栄町/聖園短大前)までの距離が広がり、従来下り通町二区バス停があった「大工町」からはバス停がなくなってしまった。車内放送の交通安全標語でおなじみの「通町二区の漢方薬のY相談薬局」もバス停から200メートルほどの距離になってしまった。
ちなみに、現在はヤートセ秋田祭などでせきや付近が通行止めになる時は、以前の下り通町二区付近に臨時バス停が設置されることがある(昔はなかった上り側にも設置される)。
臨時通町二区に停車する泉秋操線。町並みは変わったけれど、昔はここが通町二区(2005年)※2024年の迂回運行時
バス停が増えたオレンジ色の路線では、菊谷小路バス停との距離が近接しずぎて、信号のタイミングでは車内放送が間に合わない場合があるし、以前は多かった菊谷小路での乗降はだいぶ減った(皆無ではない)。
なお、現在は通町二区と菊谷小路で整理券番号が異なるが、運賃はどちらから乗ってどこで降りても同一額のようだ。


通町にはこのようなバス停の変遷があったのです。
さらにさかのぼれば、「中通町」「大工町」とかそんな名称だった頃もあるようだけど、よく分からないので割愛しました。
「バス停の配置」ということでは、他にも変わったというか知らない人には複雑に感じる場所があるので、また後日

※その後2013年4月に「ねぶり流し館前」に変化があった
コメント (3)
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