広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

続・青い花/寒沢スキー場

2014-01-09 23:55:32 | 津軽のいろいろ
おととい知った、弘前の「青い花のスウィートポテト」の閉店。陸奥新報の報道で知ったのは閉店後だった。
ところが、東奥日報では昨年12月28日の段階でホームページに記事がアップされていた。東奥日報のサイトは頻繁に見ていたのに見落としていたのだった。その段階で知っていれば、デスティネーションキャンペーンの安いきっぷを使って買いに行くこともできたのに、残念。(←なんて終わってからなら、いくらでも言えますね)


東奥日報で、新たな情報がいくつか分かった。なお、東奥日報では店名は「スウィートポテト」、菓子の名称としては「スイートポテト」と表記している。。

「店舗は譲渡しないものの、営業権や製造手法などを譲渡する意向。現在、1社と交渉中という。」
→その交渉相手が青森市の企業で、そこに決まったということか。「店舗は譲渡しない」のなら、青森市内のどこに店ができるかも未定なのだろう。

「富田1丁目の喫茶店で30年ほど前、(注・画房でスウィートポテトを担当する)齋藤常務が自ら工夫したスイートポテトなどの菓子を提供したのが事業化の一つのきっかけ。知人の菓子職人にヒントをもらい1991(平成3)年、同市北川端町に開店した。」
→「富田1丁目の喫茶店」というのは、富田大通りの画材屋さんの2階にあり「青い花」という店名だったらしい。
「青い花のスウィートポテト」とは「『喫茶店 青い花』で出しているスウィートポテト」という意味だったことになる。
北川端町は、弘南鉄道大鰐線・中央弘前駅の対岸の一帯(鍛冶町の手前)。最初から中土手町にあったわけではなかったのか。

「4年後に現在の本店である土手町(現在の土手町蓬莱橋本店)に移転。」
→ということは1995年。僕が弘前に住み始めた年だ。
当時、「今、話題の青い花のスウィートポテト」という会話を聞いてはいた。ずっと前からある店だと思っていたが、目新しさも手伝って話題になっていたのだろう。
そして、いつの間にか富田の喫茶店は閉店したということなんでしょう。

「その後、弘前駅ビルや青森駅ビル、さくら野弘前店、新青森駅にも店を開き、5店舗になった。」
「11月15日で新青森駅、12月15日でさくら野弘前の店を閉店。残る3店は14年1月5日で閉店する。」
→さくら野は知っていたけど、新青森にもあったのか。

「「以前から20年ほどで店をやめ、別な事業をしようと考えていた」という齋藤常務。今夏、閉店を決めた。」「17人のパートは解雇または退職となる。」
→そうですか…
せめて、もう少し早く・広く知らせてもらえるとか、弘前市内で引き続き購入できるようにするとかしてほしかったな。
あと、「別な事業」ってのは何?


そういえば、青い花のスウィートポテトで使っていたサツマイモは、専門に栽培されたものだと聞いていた。
一部サイトの情報では、茨城県鉾田市にある「青い花農場」で栽培されていたらしい。店が今度どうなるか不透明では作付の計画にも影響があるだろうし、イモが余ったり足りなくなったりしないのだろうか。来シーズンの栽培は大丈夫?

【9月18日追記】その後、どうなったか大きく報道はされなかったようなので、検索してみた。
すると、2014年6月2日に「スイートポテト専門店 ブルフルール(BleueFleur=フランス語で青い花)」がオープンしていた。
この店が、青い花のスウィートポテトを引き継いだらしく、イモの外見や量り売りであることは以前と同じ。他に焼き菓子やシャーベットもあるそうだ。
場所は青森市浜田二丁目。イトーヨーカドー青森店の近くのようで、よそ者が行くには、少々不便。





以前、弘前大学文京町地区周辺にある、学生によって名付けられた地名(通称)を2つ紹介した。「バカヤローカーブ」と「寒沢スキー場」である。
それは15年以上前の話であり、今の学生さんたちはどう呼んでいるのか正確には分からないが、大学生協の新入生向け冊子に掲載されてはいるようで、完全に消えてはいないはず。

ツイッターで「バカヤローカーブ」と「寒沢スキー場」を検索してみた。
ちなみに、ブログ検索ではほとんど引っかからない。それだけ、ブログを使う人が減ったということだろう。流行の変化は早いもんだ…

検索結果は、バカヤローカーブは実質ゼロ。
一方、寒沢スキー場はちらほらと「転びそうになった」などとつぶやいている人がいた。皆さん弘大生でしょうか。
そればかりか、「寒沢スキー場」という名前のユーザー(@kanzawa_ski)がいた!

昨年11月11日から、時折、路面状態などをつぶやいている。今後に期待します。

個人的には、住んでいた当時の身近さと名称の奇抜さから「バカヤローカーブ」のほうに親近感があった。坂をスキー場に例えるというのは、安直でヒネリが足りないように感じていた。
でも、徒歩や自転車で通る大学生にとっては、バカヤローカーブの“馬鹿野郎さ”とはさほど縁がない。そもそもバカヤローカーブを避けて構内の理工学部~農学生命科学部前を通る人も多い。
寒沢スキー場のほうは、寒沢町、西ヶ丘町方面に住む学生は通学時に避けて通れない場所だし、徒歩でも自転車でも影響を受けて(滑って)しまう。だから、寒沢スキー場のほうが身近な存在かもしれない。
こうして脈々とその名が受け継がれていくことだろう。
コメント
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