広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

道路カメラ/NHK初詣/ひどい字幕

2014-01-08 23:30:49 | その他もろもろ
テレビから3題。
●CNAカメラ 今年も?
秋田ケーブルテレビ「CNAコミュニティチャンネル」では、秋田市内の道路沿いに設置したカメラの映像を放送する「道路LIVE情報」を放送している。
そのうち、「手形・広面付近」と「茨島交差点付近」のカメラのアングルが、昨年2月10日前後に、突然逆方向を向いた
と思っていたら、3月29日には元に戻った
わずか1か月だけの心変わりに終わったと思っていたら、昨日1月7日に、同じ2か所のカメラが、昨年2月から3月までと同じアングルに再度変わった。

年が明けてから春までの間だけ、一時的にアングルを変えるということだろうか?
考えられる理由としては、積雪期で渋滞の状態(長さ)が分かりやすいようにということ? だったら12月あたりからやったほうが良さそうだけど。

※2014年4月10日には、元のアングルに戻った。


●NHK各局の初詣のニュース
年末年始のNHKの報道。(2013年始

まず、秋田放送局の年末の餅屋さんが忙しいというニュース。
たしか昨年以前は、別の餅屋さんをいつも取材していて、店名は出していなかったはず。
ところが今年は、「秋田市南通の『鈴為(すずため)もちや』」と店舗名を明確にナレーションで入れていた。公共放送にしては珍しいが、果たして必要だろうか。
鈴為もちやは、中通総合病院や聖霊高校近くにある、餅よりも「ミルク焼き」で有名なお店。
※秋田魁新報の年末の記事でも、同店が取材されていた。


年が明けて年賀状配達出発式を伝えるNHK秋田の報道。
昨年は「アルバイトでなく社員だけが配達を行う」ということを明言していたものの、魁ではアルバイトも配達と報道し、両者で矛盾していた。
今年のNHK秋田は、その辺りは「配達員が」だったか、あっさりとした言い回しで片付けていた。


そして、初詣。秋田放送局では恒例の太平山三吉神社。細かな内容は忘れました。
ところで、昨年は秋田以外の一部放送局の報道も記録していたので、それらの局において昨年と今年でどう違ったかを、まとめてみます。

青森局(善知鳥神社)
2013「さい銭を投げ入れてから、静かに手を合わせたり、絵馬に願いごとを書き入れたりして、ことし1年の幸せを祈っていました。」
2014「さい銭を投げ入れたあと、拝殿の前で手を合わせてことし1年の家族の健康や商売繁盛などを祈っていました。また、境内では、縁起物の熊手や絵馬がついた破魔矢などを購入したり、おみくじを引いたりする人たちの姿も見られました。」

山形局
2013(鶴岡市の荘内神社)「順番にさい銭を投げ入れ、それぞれ新年に向けた願いを込めて手を合わせていました。」
2014(護国神社)「順番にさい銭を投げ入れ、新年の願いを込めて手をあわせていました。」

千葉局(成田山新勝寺)
2013「線香の煙で身を清めたあと、次々に大本堂に上がってさい銭を入れ、手を合わせてことしがよい年になるよう願っていました。」
2014「線香の煙で身を清めたあと大本堂へと進み、さい銭を投げ入れて新しい年への願いを込めて手を合わせていました。」

静岡局
2013(静岡浅間神社)「訪れた人たちは次々にさい銭を投げ入れて無病息災や家内安全を願っていました。」
2014(富士山本宮浅間大社)「大勢の家族連れや若者らが訪れ拝殿の前に設けられたさい銭箱に次々とさい銭を投げ入れ、家内安全や無病息災など手を合わせて祈っていました。」

京都局(伏見稲荷大社)
2013「順番にさい銭を投げ入れては手を合わせて商売や仕事がうまくいくことや家族の健康などを祈っていました。」
2014「順番にさい銭を投げ入れて商売繁盛や家族の健康を祈っていました。」

松江局(出雲大社)
2013「さい銭を投げたあと、かしわ手を4回打つ、出雲大社独特の方法で手を合わせ、1年の幸せを願っていました。」
2014「さい銭を投げたあと手を4回たたく出雲大社独特の方法で、ことし1年のそれぞれの願いを込めて、手を合わせていました。」

高松局(金刀比羅宮)
2013「さい銭を投げては、手を合わせて幸せな1年を願っていました。」
2014「さい銭を投げ入れ、この1年の願いや決意を込めて手を合わせていました。」

福岡局
2013(愛宕神社)「参拝の順番になると、丁寧にさい銭を投げ入れては、新年への思いを込めて手を合わせていました。」
2014(太宰府天満宮)「初詣のために用意された大きなさい銭箱にお金を投げ入れ、それぞれの願いを込めて手を合わせていました。」

大分局(宇佐神宮)
2013「さい銭を投げ入れたあと、拝殿に向かって手を合わせ今年1年の無事や健康を祈っていました。」
2014「さい銭を投げ入れたあと、拝殿に向かって手を合わせことし1年の無事や健康を祈っていました。」

長崎局(諏訪神社)
2013「拝殿ではそれぞれさい銭を投げ入れゆっくりと目を閉じながら手を合わせ、願い事をする姿が見られました。」
2014「拝殿では参拝客が次々とさい銭を投げ入れては目を閉じて静かに手を合わせ、願い事をしていました。」

以上、放送局ごとに前年をほぼ踏襲して、微妙に言い回し(順番や修飾語・助詞)を変えた所が多いようだった。中でも大分局は「今年」と「ことし」が違うだけで、あとは同じ。
昨年と同じ記者が書いたとは限らない(異動もあるだろうし)から、各局で代々受け継がれるフォーマットがあるのだろう。

※翌2015年はこちら


●こりゃヒドいテロップ
1月3日の17時25分から55分まで秋田放送(ABS)で「グッチ裕三のこりゃウマい」とかいう番組が放送されていた。
見るとはなしに見ていたら、途中でものすごく気になることがあり、番組の内容そっちのけで見入ってしまった。

番組の内容は、グッチ氏が信州や山梨を旅して地元の人とふれあいながら、地元の食材を探して料理するというものらしい。
※ここでは、グッチ氏や訪れた各地についてどうこう言うつもりはないことをお断りしておきます。

よく分からないが、正式には「グッチ裕三の日本こりゃウマイ!」という番組名らしい。TOKYO MXなどの独立系民放局やABSのような地方局で散発的に放送されているような感じ。エンドロールでは「製作・著作 パワーテレビジョン」とあった。
今回のABSでは、日本テレビの高校サッカーをネットしない代わりに、埋め合わせで購入して流した番組なんだろう。


気になったのが、その番組のテロップ(字幕スーパー)のフォントの酷さ。
全編通して、ゴシック体それも、事務文書で使うようなゴシックしか使われていないのは、まあいいけれど…
最初、「信州」の「信」の「言」の上が横棒でなく斜めの点であることが目に付いた。
最初に気付いた場面以外でも、同じ「信」
これだけなら、線を手書きに近いデザインにした「学参書体」かなと思った。※この記事参照

ところが「若者」という字が出た時、「者」の「ノ」と「日」の間に点が1つ入っていた。日本では、普通こんな文字はない。
ここからテロップを意識して見ると、現代の日本語の活字としてはおかしな文字が多数。
 
「道」のしんにょうの点が2つ/「食」が学参書体のようなはね方、かつ最後の右払いが止まっている
 
こちらの「食」は「良」部分が点でなく横棒/「違」のしんにょうの点が2つ、「類」の左下が「大」でなく「犬」
 
「全」の上が「入」のような形、「飼」の食編が旧字体のような形/「山」の2画目が学参書体風、「県」の7画目の縦棒の終わりがはねている

ただし、普通のデザインの文字も混ざって使われている。
違和感のない「信」「飼」

さらに、「国」「満」「駅」「飲」など一部の漢字が、前後の他の文字より細い文字(デザインとしては日本語で違和感のない文字)になっているものがある。
しんにょうの点が1つの「辺」と2つの「道」な上、「辺」が細い

「満」が細い

「国」と「厳」が細い

こんな具合に違和感のある文字が混ざっていて、全体としてスムーズに読めないテロップなのだ。
おそらく、テロップを作成したパソコンに中国語フォントがインストールされており、それを指定してテロップを作成してしまったのだろう。
そして、国、満、駅などあまりに日本語と違う漢字だけを、部分的に日本語フォントに置き換えたのだろうか?

テロップを海外で(または日本語を母語としない人が)作成したのか、あるいは日本人でもフォントに不慣れもしくは無頓着な人が行ったのか…



あと、「~ですよ」とか「~だね」といった発言のテロップが、「~ですヨ」「~だネ」と語尾の助詞だけがカタカナになっているのも、若干違和感がある。団塊世代辺りの人はよく使うみたいだが、僕たちの世代ではひらがなで表記するのが一般的ではないだろうか。※江戸時代から見られた用法ではあるらしい

また、横方向に流れるエンドロールで、文字が一直線上に全部同じサイズで並び、「フードコーディネーター」みたいな長い肩書きが幅を取っているのは、素人っぽい。通常は、肩書きはやや小さい文字だったり、位置をずらしたりするものだが。
とにかく、おかしなテロップが目立つ番組だった。


テレビ業界は費用も時間も少ない中で成果を求められていると聞く。そういう現状によって引き起こされたおかしな文字のテロップなんだろうか。
いくら番組内容が良くても、これでは…
ちゃんとしたフォントを使える環境(機材)にするとか、フォントの違いに気を配れるだけの人員(技術なのか頭数なのか)を揃えるとかしてほしい。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする