広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

3月8日は雪/なかいちの階段

2014-03-10 23:18:09 | 秋田の季節・風景
秋田市の3月8日は、9割の確率で雪が降るという日(AAB緑川アナによる)。
今年の3月8日は、昼は「雪後一時曇、ふぶきを伴う」、夜は「雪後一時曇」と記録されており、特異日の面目躍如。

といっても、8日だけが雪だったわけではなかった。
月初めにいったんゼロになった積雪は、6日から増え始めて、今日まで断続的に降ったり融けたりして5~8センチで推移。風が強かったり、湿った雪だったり、あられのような雪だったり、たまに青空が出たりめまぐるしく変化した。朝は氷点下、昼は2度くらいで寒い。
今の時期にこの程度雪が積もるのは珍しくはないけれど、まるで冬の初めのようなしっかりした雪質の雪だったことは、珍しいかもしれない。
一丁目橋から旭川の下流方向。護岸に雪が吹き付けて真っ白

広小路から外堀・穴門の堀。全面凍って、その上に積雪

たまご公園


さて、日赤跡地の再開発でできた「エリアなかいち」。
以前から言っているように、なぜか外周側には出入口がほとんどないという、閉鎖的にも感じる造り。
特に、秋田駅と反対の西側から行く場合、(直接関係のない)道路・横断歩道の配置の都合もあるとはいえ、最短距離でなかいちの敷地に入れる口は1か所しかない。
そこは道路からは少し高くなっていて、数段の階段を昇る必要がある(スロープは別にある)。そこからまっすぐが商業施設棟の入口。
「裏口」っぽい風情。納入トラック等も通るので注意
その階段がこんな状態。
分かりづらいと思いますが(画像を暗めに調整しています)
おそらく、ほとんど(まったく?)除雪されておらず、通行人が踏み固めるに任せている状態。
そのため、雪に凹凸と傾斜ができている。中でも8日は気温が低かったため、それが凍結していた。
つまり、「階段」というより、「不規則な凹凸のある氷の坂」を上り下りするような状態で、危険。※9日以降も雪はそのままだが、凍結は緩んだので、いくらかは歩きやすくはなった。

よく、公園や神社の階段ではこうなっているが、それは冬期間の利用実態や作業の労力を考えれば、仕方ないこと。
だが、ここはそれなりに人が通る、商業施設や公共施設の出入口である。しかも、たった4段。せめて人1人が通れる幅でいいから、除雪してほしい、いや、するべきだ。(でなければ砂や融雪剤を撒くか)

この階段そのものは、商業施設棟以外のなかいちの利用者も通行する場所=通路であり、おそらく再開発組合が発展した「あきたまちづくり共同企業体(代表者・秋田まちづくり株式会社)」の管轄か。
商業施設棟では、核テナントが3月末で抜けることが決まっていて、後継については明らかになっていない。利用者のニーズに合わない(合わせようとしない)施設運営が、こうなった一因だろう。
この他にも&これまでも、客や周辺住民とはかけ離れた決定や運営が目立った再開発事業であったが、この階段の除雪も、その1つかもしれない。利用者のことを考えているのであれば、たった4段ぽっちをあんな状態にしておくわけがない。

ちなみに、反対の駅側(東側)は、
こちらの階段はきれいに除雪されている
※ただし、東側の階段は商業施設棟の建物に付属した階段。西側は建物とは別に通路の一部としての階段だから、管轄や作業のしやすさは違うとは思われため、単純に比較できるものでもないのでしょう。

【11日追記】翌11日午後に行ってみると…
きれいになっている!
階段の部分だけ、路面が完全に露出するほどきれいに雪と氷がなくなっていた。(脇の小さい階段も同様)
10日の時点では雪があったはずで、また今も周囲の平面は従来通り雪が残ったままなので、ここ1日の間で意識して階段だけを除雪したことになる。
この状態なら文句はないが、これを雪が降ってすぐにやってほしかった、いや、やるべきだった。仮にも公共施設・商業施設の管理者なら。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする