広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ひし羊羹?

2014-03-04 23:49:48 | 秋田のいろいろ
昨日の記事で少々触れた、一見ひし餅に見える、たけや製パンのお菓子。
今日、ザ・ガーデン自由が丘西武秋田店で、残ったのが投げ売り(「おすすめ品」という名目で)されていた。
小さいのが50円、大きいのと2段重ねのが各80円。小さいのを購入。
「ひし菓子」
「Takeya」のロゴがなく、「株式会社たけや製パン」と表示されている。
秋田では月遅れでひなまつりをするところもあるから、3月3日が過ぎたからといって、あわてて処分しようとしなくても良さそうなものだが、賞味期限が3月11日に迫っているためだろうか。

裏面のシールを見ると、
「品名 ひし羊かん(小)」
落雁かと思っていたら、羊羹なの?!
包装をはがすと、
上下はザラザラ、中は質感が違う?
上のピンクと下の緑のは落雁だが、間の白い部分が羊羹だった。3色の幅は均一でなく、白だけ厚い(均一でないひし餅なんてあるだろうか…)。

分量とか原材料の都合で「ひし羊かん」という品名表記、商品名は「ひし菓子」になったのだろうか。
何も知らない人が、「ひし菓子」「ひし羊かん」という言葉だけを聞けば、ひし餅をモチーフにしたお菓子だとイメージできないかもしれない。
一辺5.1センチ、厚さ3.2センチほど。

食べてみた。
甘さはしつこくなく、(思ったよりも)けっこうおいしい。
落雁部分は、一般的な落雁よりも粒が粗く、比較的柔らかいもの。こういうのを秋田では「山科(やましな)」と呼ぶはず。

たけや製パンが、ひし餅を秋田らしくアレンジしたのが、このひし菓子ということだろうか。
 工藤パンのひし餅といっしょに
工藤パンのひし餅はこれで「小」だが、たけやのひし菓子の大きいのと同じくらいのサイズ。
工藤パンのひし餅。各色はくっついていて分割はできない
工藤パンのひし餅は、触感としては柔らかく、見た目もふにゃっとしている。
口にしてみると、けっこうコシが強いというかアゴが疲れる。味はまさに「すあま」。


たけやのひし菓子と工藤パンのひし餅を比べてみると、形がカキッとしている点はたけやのほうが美しい。だけど、たけやのは表面がザラザラしていて見るからにひし餅ではない(餅はやっぱり餅肌だ)し、色も少しキツイ(赤い毛せんが敷かれた雛壇に置いた時は映えるかもしれないが)。
やっぱり「ひし餅は餅」であるべきじゃないかな。
コメント
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