最近、バスの話題が多くて恐縮ですが。
昨日、普段は見ない、羽後交通のホームページにアクセスしたら、同日付で「秋田駅⇔角館 路線バスを運行いたします」というのがアップされていた。
肝心の説明用PDFファイルが別のものになっていたので、訂正された今日になって、詳細が判明。
4月26日から、羽後交通が秋田市と仙北市角館を結ぶ路線バスを運行するという。
羽後交通では以前も秋田市-角館の路線(急行扱い)を運行していて、2010年3月で廃止されていた。それが復活するとも言えるが、以前と同じではない。
まず、毎日運行ではなく、4月26日~5月6日の毎日と以降10月26日までの土日祝日のみ運行。普段の平日は走らない。冬期も走らないということだろうか。
他にもいくつか違いがあるので比較。
・以前の急行角館線(廃止直前の状況)
1日5往復、秋田駅西口発着、長崎屋バスターミナル・御所野(イオンモール前)・境(大仙市協和)経由、秋田市内の区間(駅~御所野)のみの乗車可、回数券使用可
・新しい路線(急行とか種別はない?)
特定日のみの1日2往復、秋田駅東口発着、御所野・境経由、秋田市内のみの乗車不可、現金払いのみ
停留所は、角館営業所、角館伝承館入口、境営業所、イオン御所野店、秋田駅東口。(以前はもっと多かった)
角館-秋田、境-秋田の間でだけ利用できるようで、大人の運賃はそれぞれ1200円、600円。
ダイヤは、角館発が8時00分→秋田着9時35分、15時30分→17時05分。秋田発が9時45分→角館着11時20分、17時15分→18時50分。
以前の急行の所要時間や運賃は不明だが、大きくは違わなかったはず。
長崎屋など秋田市中央部での乗降はできなくなるが、茨島辺りの渋滞が避けられる分、定時運行は確保されるかもしれない。
ただし、休日の御所野の混雑や花見中の角館の渋滞には巻き込まれそう。秋田駅での折り返しが10分しか取られていないけど、大丈夫でしょうか。
ちなみに、羽後交通の路線バスが秋田駅東口に乗り入れるのは初めて。【28日追記】東口では高速バスが使う4番線発着。
ダイヤを見ると、どちらかと言えば角館の人が秋田市に来る需要を重視しているように感じる。
朝に角館から秋田にJRで来る場合、こまちの始発は8時45分(秋田着9時32分)までない。その前に大曲で乗り換えが必要な普通列車が2本あって、6時50分発(7時56分着)と7時17分(8時38分着)。
つまり、普通列車よりは遅く角館を出て、始発「こまち」と同じくらいに秋田に着くという設定。
価格は、普通列車の運賃だけでも1320円(税率5%では1280円)だから、バスのほうが安い。
また、秋田新幹線では、自由席がない代わりとして、自由席特急券と同額の特定特急券(立席特急券)を使って、指定席の空席へ着席できる。とはいえ、繁忙期で満席だと座れないし、空いていても途中駅から誰かが乗ってくるのではないかと気をもむ。バスなら、そんな心配はなく、確実に座れるはず。
(再掲)以前は独特の風貌の車両も使われていた。今度はどんな車が入るか?
4年前に急行バスが廃止になったのは利用が少なかったからだろうが、運行日を限って復活したからにはそれなりの利用が見込めると判断したからだろう。
都市間の路線バスがまったく発達しない秋田だが、こうした潜在的な需要はそれなりにあると思う。JRのひとり勝ちに対抗すべく、各バス会社が工夫して盛り上げてほしい。
【4月19日追記】4月19日付秋田魁新報県南ワイド地域面で、小さく報道された。運行を「再開」するという言い回し。
羽後交通は「(廃止後に)観光客や住民から交通アクセスが不便との声が多く寄せられ、試験的に再開することにした」と話しているとのこと。
※運行開始後の模様はこちら
秋田-角館のバスが復活するとなると、喜びそうな人がいる。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の太川さん(と蛭子さんとマドンナ)だ。
以前、検証したように、現在のダイヤでは、秋田市から他県へ路線バスで乗り継ぐことができるのは、本荘経由で山形県庄内地方だけとなっていた。
角館までの路線が復活すれば、第15弾のようにロスタイムは多いながらも田沢湖・十和田湖回りで青森県、県境で歩くものの山形県内陸側にもつながる。【28日追記】田沢湖・玉川温泉・鹿角花輪と乗り継いで大館へ出れば、(県境は歩くものの)青森県の弘前側へもつながる。
※過去には、鳥海山の登山バスなど、運行日限定のバスを利用した実績がある。
路線バス乗り継ぎ旅が再び秋田に来る可能性も出てきた?!
バス旅といえば、自転車旅(強引ですが)。
NHK BSプレミアムの「にっぽん縦断 こころ旅」が、今年春も制作・放送される。
昨年秋の旅(放送は2月初めまで)で静岡県と愛知県を訪れて、全都道府県を踏破して、その後どうなるかと思ったら、4年目・2周目に突入することになった。
3月31日放送開始で、愛知から京都を経て日本海側を通って北海道までの14週。6月下旬から7月初めには、また秋田や青森を訪れる。
今シーズンは、朝に14分の「朝版」、夜に29分の「とうちゃこ版」(週末に再放送)という編成。
※特番によれば、正平さんが「とうちゃこ」を初めて使ったのは、いちばん最初の2011年春の旅の3日目だかだそうで、かなり早い時期だったことが判明した。(その2011年春の旅の前に、5回のパイロット版が制作されている)
バスの話で、途中のままで忘れていた話をこの場を借りて。
昨年10月15日から、秋田駅西口の次とその次のバス停である「千秋公園入口」と「木内前」の乗車位置が集約された。
両停留所とも、中央交通の一般路線バスは2本のポールにまとめられ、従来のポールにハリボテ状のものをかぶせた表示板になったところまで紹介していた。
(再掲)
10月22日でこんな状態で、どことなく中途半端な感じがしていた。
その後、27日には、
こう変わった
中途半端に感じたのは未完成だったからか。
左右に柱状のもの、台座にカバー状のものが付いて、いくらかは見栄えがするかな。今写真で見ると、路線名や時刻表がある部分の色や質感も違っている。時刻表自体もモノクロからカラーに替わっている。以前のはそっくりそのまま「仮」だったのか?
以前のは頭でっかちで、今度は重装備すぎる感じがしてしまう。どっちにしても元々の姿を知っていると、張り子のなんとかみたいな…
それでもなお、会社名が表示されていないのは、いかがなもんでしょうか。
(再掲)
木内前では、余った1台が「製作中」と書かれて放置されていたかに見えたが、それは、
「路線案内」になった
少し遅れて11月17日に確認。
2つのポールの中間のポストの隣に、車道に背を向けて置かれ、やや傾斜を付けて路線図が掲出され、どの路線はどちらの乗り場なのかが分かるようになっている。
各乗り場ごとにも路線図が【5月10日追記】乗り場ごとの路線図は、千秋公園入口にも掲出
以前はこの手のものがまったくなかったので、分かりやすくはなったけど、路線数が多いわりに細かすぎると感じる。
そもそも、今の寂れた木内前から、秋田市のバス路線に不慣れな人が何人乗車するかと考えれば、あまり必要のないアイテムかもしれない。
費用があれば、電照式とか接近表示付きとかを置くべきなのだろうが、それは今のこの街ではかなり難しいことだろう。
【7日追記】木内前の1番と2番の間にある空港リムジンバスのポールは、統合以前の一般路線用と同様のハリボテ型だった。それが4月5日頃に、金属製の細身のものに交換された。おそらく、統合前に千秋公園入口で使っていたもの(旧市営バス路線用だから、交通局からの譲渡か?)の1つを転用したのだろう。
昨日、普段は見ない、羽後交通のホームページにアクセスしたら、同日付で「秋田駅⇔角館 路線バスを運行いたします」というのがアップされていた。
肝心の説明用PDFファイルが別のものになっていたので、訂正された今日になって、詳細が判明。
4月26日から、羽後交通が秋田市と仙北市角館を結ぶ路線バスを運行するという。
羽後交通では以前も秋田市-角館の路線(急行扱い)を運行していて、2010年3月で廃止されていた。それが復活するとも言えるが、以前と同じではない。
まず、毎日運行ではなく、4月26日~5月6日の毎日と以降10月26日までの土日祝日のみ運行。普段の平日は走らない。冬期も走らないということだろうか。
他にもいくつか違いがあるので比較。
・以前の急行角館線(廃止直前の状況)
1日5往復、秋田駅西口発着、長崎屋バスターミナル・御所野(イオンモール前)・境(大仙市協和)経由、秋田市内の区間(駅~御所野)のみの乗車可、回数券使用可
・新しい路線(急行とか種別はない?)
特定日のみの1日2往復、秋田駅東口発着、御所野・境経由、秋田市内のみの乗車不可、現金払いのみ
停留所は、角館営業所、角館伝承館入口、境営業所、イオン御所野店、秋田駅東口。(以前はもっと多かった)
角館-秋田、境-秋田の間でだけ利用できるようで、大人の運賃はそれぞれ1200円、600円。
ダイヤは、角館発が8時00分→秋田着9時35分、15時30分→17時05分。秋田発が9時45分→角館着11時20分、17時15分→18時50分。
以前の急行の所要時間や運賃は不明だが、大きくは違わなかったはず。
長崎屋など秋田市中央部での乗降はできなくなるが、茨島辺りの渋滞が避けられる分、定時運行は確保されるかもしれない。
ただし、休日の御所野の混雑や花見中の角館の渋滞には巻き込まれそう。秋田駅での折り返しが10分しか取られていないけど、大丈夫でしょうか。
ちなみに、羽後交通の路線バスが秋田駅東口に乗り入れるのは初めて。【28日追記】東口では高速バスが使う4番線発着。
ダイヤを見ると、どちらかと言えば角館の人が秋田市に来る需要を重視しているように感じる。
朝に角館から秋田にJRで来る場合、こまちの始発は8時45分(秋田着9時32分)までない。その前に大曲で乗り換えが必要な普通列車が2本あって、6時50分発(7時56分着)と7時17分(8時38分着)。
つまり、普通列車よりは遅く角館を出て、始発「こまち」と同じくらいに秋田に着くという設定。
価格は、普通列車の運賃だけでも1320円(税率5%では1280円)だから、バスのほうが安い。
また、秋田新幹線では、自由席がない代わりとして、自由席特急券と同額の特定特急券(立席特急券)を使って、指定席の空席へ着席できる。とはいえ、繁忙期で満席だと座れないし、空いていても途中駅から誰かが乗ってくるのではないかと気をもむ。バスなら、そんな心配はなく、確実に座れるはず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ac/a0c610745fd0289c34ce5f98e5ec484a.jpg)
4年前に急行バスが廃止になったのは利用が少なかったからだろうが、運行日を限って復活したからにはそれなりの利用が見込めると判断したからだろう。
都市間の路線バスがまったく発達しない秋田だが、こうした潜在的な需要はそれなりにあると思う。JRのひとり勝ちに対抗すべく、各バス会社が工夫して盛り上げてほしい。
【4月19日追記】4月19日付秋田魁新報県南ワイド地域面で、小さく報道された。運行を「再開」するという言い回し。
羽後交通は「(廃止後に)観光客や住民から交通アクセスが不便との声が多く寄せられ、試験的に再開することにした」と話しているとのこと。
※運行開始後の模様はこちら
秋田-角館のバスが復活するとなると、喜びそうな人がいる。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の太川さん(と蛭子さんとマドンナ)だ。
以前、検証したように、現在のダイヤでは、秋田市から他県へ路線バスで乗り継ぐことができるのは、本荘経由で山形県庄内地方だけとなっていた。
角館までの路線が復活すれば、第15弾のようにロスタイムは多いながらも田沢湖・十和田湖回りで青森県、県境で歩くものの山形県内陸側にもつながる。【28日追記】田沢湖・玉川温泉・鹿角花輪と乗り継いで大館へ出れば、(県境は歩くものの)青森県の弘前側へもつながる。
※過去には、鳥海山の登山バスなど、運行日限定のバスを利用した実績がある。
路線バス乗り継ぎ旅が再び秋田に来る可能性も出てきた?!
バス旅といえば、自転車旅(強引ですが)。
NHK BSプレミアムの「にっぽん縦断 こころ旅」が、今年春も制作・放送される。
昨年秋の旅(放送は2月初めまで)で静岡県と愛知県を訪れて、全都道府県を踏破して、その後どうなるかと思ったら、4年目・2周目に突入することになった。
3月31日放送開始で、愛知から京都を経て日本海側を通って北海道までの14週。6月下旬から7月初めには、また秋田や青森を訪れる。
今シーズンは、朝に14分の「朝版」、夜に29分の「とうちゃこ版」(週末に再放送)という編成。
※特番によれば、正平さんが「とうちゃこ」を初めて使ったのは、いちばん最初の2011年春の旅の3日目だかだそうで、かなり早い時期だったことが判明した。(その2011年春の旅の前に、5回のパイロット版が制作されている)
バスの話で、途中のままで忘れていた話をこの場を借りて。
昨年10月15日から、秋田駅西口の次とその次のバス停である「千秋公園入口」と「木内前」の乗車位置が集約された。
両停留所とも、中央交通の一般路線バスは2本のポールにまとめられ、従来のポールにハリボテ状のものをかぶせた表示板になったところまで紹介していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c5/5cfe75fbd7312d879d922775ececab78.jpg)
10月22日でこんな状態で、どことなく中途半端な感じがしていた。
その後、27日には、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8f/f2166aae91fae6655ab7aa3e459061cd.jpg)
中途半端に感じたのは未完成だったからか。
左右に柱状のもの、台座にカバー状のものが付いて、いくらかは見栄えがするかな。今写真で見ると、路線名や時刻表がある部分の色や質感も違っている。時刻表自体もモノクロからカラーに替わっている。以前のはそっくりそのまま「仮」だったのか?
以前のは頭でっかちで、今度は重装備すぎる感じがしてしまう。どっちにしても元々の姿を知っていると、張り子のなんとかみたいな…
それでもなお、会社名が表示されていないのは、いかがなもんでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/2d/9a00aa4f4874b0ad38b58b4faa51e1f7.jpg)
木内前では、余った1台が「製作中」と書かれて放置されていたかに見えたが、それは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/ae/ff7570268a59355c41873a3f77d21f85.jpg)
少し遅れて11月17日に確認。
2つのポールの中間のポストの隣に、車道に背を向けて置かれ、やや傾斜を付けて路線図が掲出され、どの路線はどちらの乗り場なのかが分かるようになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/99/cd0b4c8e804da4074fe8cbcd63a60939.jpg)
以前はこの手のものがまったくなかったので、分かりやすくはなったけど、路線数が多いわりに細かすぎると感じる。
そもそも、今の寂れた木内前から、秋田市のバス路線に不慣れな人が何人乗車するかと考えれば、あまり必要のないアイテムかもしれない。
費用があれば、電照式とか接近表示付きとかを置くべきなのだろうが、それは今のこの街ではかなり難しいことだろう。
【7日追記】木内前の1番と2番の間にある空港リムジンバスのポールは、統合以前の一般路線用と同様のハリボテ型だった。それが4月5日頃に、金属製の細身のものに交換された。おそらく、統合前に千秋公園入口で使っていたもの(旧市営バス路線用だから、交通局からの譲渡か?)の1つを転用したのだろう。