広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

杉のバス乗り場

2009-03-14 17:35:33 | 秋田の季節・風景
弘前駅前は区画整理や駅舎改築に合わせ、バス乗り場も整備された。津軽地方の中心都市だけに乗り場の数も多いが、余裕あるスペースにきれいなデザインで配置されている。ただし、個人的には利用者の立場になって設計されていないと思える部分が1つだけある。それは屋根が少なく、風よけがなく吹きさらしという点。冬は吹雪や季節風が乗客に容赦なく吹き付ける。
右方向が駅舎
バスが停まっている1・2番乗り場は高速バスや循環100円バスの乗り場で、連続した屋根が付いている。一方、左側2列の市内や周辺各方面への乗り場は、乗り場ごとに島状の短い不連続の屋根を設置しており、降雨時は傘がないと隣の乗り場へも行けない。いずれも壁はない。

実は弘前市内のバス路線の多くは、駅から徒歩数分のイトーヨーカドー1階の「弘前バスターミナル」が始発で、駅に立ち寄ってから各方面へ向かう運行形態。だから、完全な屋内のターミナルで待てばいいのかもしれないが、実際駅から乗る客も多く、朝の各高校や大学病院行き乗り場には屋根からはみ出るほどの乗客がいることもある。よそ者の勝手な意見としてはもう少し考えて設計してほしかった。


その点、秋田駅西口の乗り場は、古くて狭いながらもよく考えられている。風の強い街ならではなのか、長く市営バスが幅を利かせ駅前が真のバスターミナルだったためか。(東口の乗り場も屋根と風よけがある)
2003年撮影
屋根が連続しており、ベンチの後ろなどは透明板の風よけがある。3・4番線の間には四方に囲いのある待合室的な部分もある。

そのバス乗り場に変化が起きている。
2月6日。3・4番線の間の待合室内
乗り場に行くと、すべての風よけ板が外され、スカスカ。柱を補修しているのか。
「秋田杉材で化粧をする工事をおこなっております」
思い出した。バス乗り場を秋田杉材で装飾する事業だ。以前、試験的に1番乗り場で実施し、耐候性などを検証後、今は本格的にやっているのだろう。
調べると秋田市役所の都市整備部まちづくり整備室というセクションが「秋田杉を活かした都市再生」「秋田杉を活かした街並みづくり」として実施しているようだ。バスの利用促進などでなく「地場産品の秋田杉を使った」「街並みづくり」の一環らしい。
空港リムジンバスも発着する秋田市・秋田県の玄関口だから今の殺風景な乗り場よりはいいと思うからこの事業に反対ではないし、年度末の工事になってしまう事情も分からないでもないが、この寒い時期に吹きさらしにしてバス利用者に迷惑をかける工事をしなくたってもと思う。寒い中工事をする方々も大変だが、バス利用者には健康管理に気を使う病人や試験を控えた受験生だっている。

と思っていたら(毎日行っていないが、次に行った)2月12日には、仮設風よけと思われるブルーシートが設置されていた。その後順次、新しい透明板が設置された。
2月15日
透明すぎて分からないが右側は透明板が付いている。

さらにしばらく行っていなかったら、だいぶ進んでいた。
2月27日
屋根に木材が。頭でっかちで重そう。右側の乗り場はまだ。
工事途中の境目 真下から
既存の屋根の下にルーバー状の杉材を取り付けたようだ。まさに「化粧」というわけだ。

3月12日。柱と壁も
柱は外側をすっぽり多い、壁は格子。下に透明板を残してくれたのはありがたい。
透明板の裏側は格子がなく、透明板がむき出しだった。工事途中だからなのか、それとも広告掲示スペースを残すためだろうか?

だいぶ形が見えてきた。落ち着いた雰囲気になったし、かすかに木の香りもする。でも今後の清掃や部分的な交換などメンテナンスは大変そう。

※2011年度には他のバス停にも同じような装飾を行うことになった
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ヤマトあと少し

2009-03-13 20:47:08 | 秋田のいろいろ
大町のニューシティ地下の「スーパーランドヤマト」の営業も事前の告知によればあと2日。(以前の記事へのリンクもたどれる直近の記事はこちら
旭川対岸から見るニューシティの看板
今朝、折込チラシが入ってきた。
それによれば「15日(日)15:00閉店」「13日から半額・2~3割引」だそうだが、「16日(月)~25日(水)10:00~17:00はニューシティ地下フードコート横仮設売場で営業。野菜・果物・仏花など彼岸用品の販売と(パン屋の)ピーターパンも営業」とのこと。
今だって生鮮食品以外の在庫はほとんど売り切れて、ないも同然だし、20日の春分の日以降の25日まで“彼岸用品”を売るのもおかしな話だから、結局あと10日ほど営業するということのようだ。弁当は売らないのだろうか。周辺のオフィスの人の昼食需要があるけど、調理施設がないのかな。【3月16日追記】弁当も販売していたが、外部から仕入れたコンビニ弁当タイプ。旧店舗側を閉鎖して早速工事が始まっていたから、調理場は使えないようだ。

チラシの下には「スーパーランドヤマト大町は4月中旬、AD地下にて名店街(仮称)として生まれ変わります。ご期待ください。」とある。具体的な話がなかなか見えてこないが、大町地区で数少ない食料品店なのだから期待したい、いやせざるを得ない。
ダイエー閉店直前の2002年8月に上とほぼ同アングルで撮影。現在は左側にダイワロイネットホテルができている。
そして、ダイエー・マックスバリュ・ヤマトと変遷をたどったニューシティのビルはどうなるのか。
【追記】次の記事はこちら
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三方六

2009-03-13 20:42:18 | 各地お土産・食べ物
思い出したように北海道のお土産の話。(旅行の目次はこちら

北海道銘菓の1つが「三方六(さんぽうろく)」。帯広近郊の音更町の「柳月(りゅうげつ)」というメーカーが製造しているバウムクーヘン。あまりかさばらず軽く、バウムクーヘン好きとしては欠かせない北海道土産。
1965年に北海道開拓100年を記念して発売され、以来40年のロングセラー。商品名は、開拓時代「三方が六寸」の寸法だったので薪のことを「三方六」と呼んだのにちなむ。

キオスクや札幌駅の北海道アンテナショップなど札幌や帯広中心にわりとあちこちで見かけるが、今回は札幌駅前の百貨店地下の直営店へ。直営店でしか買えない商品があるはず。必要なら贈答用の包装もしてくれる。

細長い箱なのでかさばらないのがいい。右が通常の「三方六」580円。これはどこでも売っている。左は初めて見る「開拓三方六しょこら」680円。2008年発売の商品らしい。特に限定商品ではないようだが、直営店以外では見かけなかった。
通常品
昔は切っていなかったが、現在は10切れにカットされ、便利。普通のバウムクーヘンに白黒のチョコをコーティングし白樺の薪をイメージ。しっとりしておいしい。同梱のリーフレットでは「しっとり系バウムクーヘンの最高峰と呼ばれるほど」と自称するのも納得。でもしっとり系じゃないバウムなんてあるのか? ぱさぱさ系とか?
開拓三方六しょこら
ケーキ生地にチョコが練り込んである。チョコ味がくどくなくてこれもおいしい。100円高いのがネックだが、甲乙つけがたい。

ちなみに製品の両端は側面に薄くチョココートがされているので、チョコ好きにおすすめ。
うっすら白い(通常品も同じ)

柳月はこれ以外にも「大雪山レアチーズケーキ」(JR北海道の車内販売でも買える)などさまざまな和洋菓子を作っている。
稚内のスーパーでは、「よつ葉乳業」が柳月とのコラボ商品として(両社とも音更町に本社がある)、きな粉付きヨーグルトを売っていた。135円。

実際にはきな粉は札幌の南華園という会社が製造する、柳月の「きなごろも」というきび餅用の十勝大豆のきな粉に砂糖を混ぜたものが添付される。
意外な組み合わせだけど、おいしかった。秋田産きな粉でやってみようかな。
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パソコン購入

2009-03-11 20:29:54 | 機械モノ(デジカメ以外)
パソコンが壊れかけた頃、新しいパソコンを何にしようか考えた。壊れたのはアナログテレビチューナー付きのWindowsXPのデスクトップ。でも今度はチューナーはいらないと思った。地デジは録画に関する制限(ダビングや編集の制限・パソコンへの負荷)が多く、テレビ自体への興味もなくなってきたから。ノートかデスクトップかはこだわらないが、デスクトップの融通の良さ(キーボードやモニタの選択が利く)はいいと思っていた。性能としては一眼レフの画像処理とネットがストレスなくできればいい。というのが希望だった。

ミニノートとかネットブックと呼ばれる低価格の小型ノートパソコンが出てきたので、それも考えたが、性能面と画面の小ささから画像処理には難がありそうで、メインで使うパソコンではないと思い候補から外れた。各社のウィンドウズのパソコンを調べるが、いまいちピンとくる機種がない。安いものは図体がでかく、カッコイイのは高すぎる気がした。今までWindowsに振り回されてきた感じもして、飽きてきた。

そこで候補に入ったのがアップル社のMacintosh。実は僕が13年前最初に使ったパソコンはMac。その後Windowsに転向したわけだが、随分変わったようだなと思いながら、常にMacへの憧れは持ち続けていたので、抵抗感はない。どうしてもWindowsを使う必要があれば、家族のを借りられる。
今のMacは液晶一体型デスクトップのiMacとノートのMacBookが一般向けの主力。プロ向けデスクトップのMac Proもあるが高くて巨大。昔からあまり変わらないラインナップだが、僕の知らぬ間にMac Miniという小型デスクトップが登場していた。ディスプレイもキーボードやマウスさえも付属しない、今時珍しいパソコンだが、Windowsユーザーの乗り換えを狙った商品のようで、「手持ちの機器をつないで使ってね」ということらしい。家電量販店に見に行ったら、白い弁当箱というか重箱みたいでなかなかスタイリッシュかつコンパクト。価格は10万円しない。
昔のMacは周辺機器やネットの対応において、Windowsとの間に大きな壁があった。操作方法よりもこの壁が大きかったと思う。でも今はUSBなど共通規格で、アップルとマイクロソフトの歩み寄りもあり、それほどでもないと感じているので、再びMacユーザーになることにした。

情報収集すると、Mac Miniは2007年8月以降新製品が出ておらず、「間もなく新型が出る」「いや、もう製造中止だ」と噂が飛び交っていた。今年1月のイベントで発表されるのではと雑誌に記事が載ったこともあったが、実際はノートだけ。パソコンが本格的に壊れたこともあり、心配しながら様子を見ていると、「3月下旬のイベントで発表か」という情報に混じって、「3月3日に発売」というのが出てきた。またかと、期待せずに3月3日夜にアップルのオンラインショップを見ると「back soon」で開けない。これは!
かくして数時間後、新しいMac Miniの販売が突然に始まった。事前のリリースなしに、世界一斉に売り出すやり方をするようだ。詳しくは判断できないが、性能的にも充分だと思うので、さっそく注文する。

Mac Miniのラインナップは2種類。ハードディスクとメモリの容量が違う69800円(120GB/1GB)と89800円(320GB/2GB)だが、カスタマイズで増やすこともできる。僕は安い方にメモリだけを最大の4GBへ増量(プラス15120円)。多すぎるかと思ったが、今までのパソコンはメモリ不足で苦労したので豪勢に。逆にハードディスクは最小の120GBでも多すぎるほど。容量が多いと、データバックアップを怠ってしまいそうで怖い。しめて税込み84920円。

リンゴマーク付きの24インチのディスプレイが98800円。キーボードとマウスのセットが約1万円で買えたけど、これは高いので遠慮。壊れたパソコンに最初から付属のキーボードと後で買ったマウスが使いやすいので使い回すとして、ディスプレイも壊れたパソコンのものが使えるはずだが明るさや反応速度の面で時代遅れ。一部シミみたいなのが出ている。そこでこれも買うことにした。周辺機器メーカーI-Oデータの21.6インチワイド地デジチューナー内蔵というのを同社オンラインショップのアウトレットで49980円訂正:39980円 で購入(詳細は別記事で)。

合わせると134900円訂正:124900円。実はiMacの20インチのメモリを4GBにすれば138880円だから、そんなに安い訳じゃない。でも自分の好みにカスタマイズできて満足。

ディスプレイは金沢の会社だから、すぐに到着。Mac Miniはどうも中国で製造されたらしく、カスタマイズしたこともあり、6日ほどで到着した。

液晶ディスプレイの箱が薄いのはいいとして、Macの箱が小さくて軽くて簡素な無地の箱なので、中身は別のモノじゃないかと思ってしまう。
開封するとそれらしき箱、でも本当に小さい。
両側にあるのは厚紙の衝撃吸収材(たまに卵パックで使われる材質)。これ以外の緩衝材はなかった。
本体と説明書
「このMac Miniはあなたに出遭うために作られたのです。」とはニクイ。
先に底面。全面が滑り止めのゴムでリンゴマーク入り。

本体とACアダプタ
アダプターが大きくて本体が小さいので並べるとバランスがおかしいけど、ものすごく本体が小さい(一辺約16.5cm、高さ5cm)。電気製品は自宅で見ると店より大きく感じるのが普通だが、これは逆。重箱にしては小さくまさに大きめの弁当箱サイズ。アダプタは透明感はないが白くてリンゴマーク入り。
右の青いのはマウス。
本体は周囲がつや消しアルミ、上面が半透明風の光沢のあるプラスチック。正面の切れ込みはDVDドライブの挿入口。

ディスプレイ、キーボード、マウスを接続して電源をいれると、「じゃーん」という昔と変わらない起動音。ディスプレイのスピーカーからではなく、本体から鳴る仕様のようだ。昔は最初に笑顔のMacや起動時に読み込んでいるシステムファイルのアイコンが整列していたものだが、今はなくなったようで、大きなグレーのリンゴが出ただけで、30秒もしないうちに起動完了する。
最初はキーボードの識別やユーザー登録を指示通りに進めるが、アップルのオンラインストアのIDをそのまま引き継げるので楽。Vistaは分からないが、昔のWindowsより時間がかからずスムーズ。しばらくお待ちくださいとか再起動は求められなかった。
おお! 広くてきれい。
ディスプレイの性能もあるだろうが、文字も見やすいし、画像もMac独特の明るい色合い。純正ディスプレイでなくても充分だ。

使ってみる。これはMac OS X(テン)のバージョン10.5。OS Xでは、コードネームにPumaとかTigerとかネコ科動物のコードネームが付けられ、今はそのまま愛称となっている。10.5は「Leopard」(ヒョウ)。ちなみに今年アップデート予定の次期10.6は「Snow Leopard」。大森山動物園にもいる「ユキヒョウ」だ。
ソフトの起動や最小化したウインドウの復元は、デスクトップ下にアイコンが並んだ「Dock(ドック)」という場所から行うらしい。ゴミ箱もデスクトップでなくドックにあった。昔のパソコンで一時流行った「ランチャー」とWindowsのタスクバーを合わせたようなもの、と理解した。

初めての大画面&ワイド画面は持て余し気味。今まではウインドウを「最大化」して使うクセがついていたが、この画面では最大化すると左右の余白ができて無意味。適当な大きさのウインドウを複数並べて使うべきなのだが、慣れないので画面の半分しか使えていない。でも今後、写真の比較などで威力を発揮するだろう。

マウスはマイクロソフトの4ボタン・ホイール付きを接続。そのままでも右クリックやスクロールはできるが、メーカーからMac用ドライバをダウンロードして2つのボタンに、戻る・進むの機能を割り当てた。こうすれば、ネットサーフィン時にとても便利。本当は進むの代わりに「Enter」を割り当てたかったのだが、Mac用ドライバではできないようだ。

キーボードはつなぐだけで使えた。ただし、MacとWindowsでは一部配列が違うので、頭に入れておかなければいけない。キーボードショートカットで使うリンゴマークがついた「command」キーの代わりは旗のマークの「Windows」キー。日本語入力と英数入力を切り替えるのは、WindowsではTabの上の「全角/半角」だが、このキーボードではTabの下の「Caps Lock」。
なぜか、前のパソコン用のボリューム調整ボタンは使えてしまった。それとたまにキーボードの入力を全く受け付けなくなってしまう。再起動かキーボードを外して再度つながないと解決しない。

パスワードをまとめて管理するツールがあるようなのだが、それが分かりづらくて苦労した。

ウインドウを全部閉じればソフトも終了するWindowsと違い、昔のMacは「アプリケーションを終了」しないとソフトが起動したままだったが、今はWindows同様ウインドウを閉じれば終了するようで【3月30日追記・やっぱり「終了」しないといけないみたい】、昔ほど「Mac独特の作法」に縛られていない印象を受けた(中のシステムとかでなく操作に限れば)。だから、基本的な操作に関してはWindowsから移行した元Macユーザーとしては当然だけど、そんなに戸惑うことはなかった。

いくつか使ってみたOS付属のソフトに関して。
「Mail」というメールソフト。僕はOutlook Express以外のメーラーを使うのは初めてで、かつプロバイダの設定説明がOS X向けでなく、最初の設定と機能の理解は苦労した。普段の送受信は普通。
「Safari」はタブ式webブラウザ。僕は初めてネットを使った大学の指定ブラウザだったネットスケープを長らく愛用し、最近はその流れを汲むFirefoxを使っていた。Safariも使った感じは似ているが、細かい操作(例えばタブを閉じるボタンの位置とか閉じてしまったタブを復活できないとか)がなじめず、使い慣れたFirefoxをダウンロードして使うことにした。おかげで、ネットサーフィンはWindows時代と違和感なく、高速になって非常に快適。ちなみにFirefoxとはレッサーパンダのことらしい。
「iLife」という動画や音楽などを扱う統合ソフトが現在のMacには付属し、その1つ「iPhoto」で写真の加工をしてみた。トリミング、傾き補正などが簡単に分かりやすくできた。使い込めば新たにソフトを買わなくても済みそう。

無線LANが内蔵されていて便利。暖かい居間でネットができる。高速な次世代のFireWire 800やBluetooth、DVD±RWも搭載するので、これから役立つだろう。
本体のデザインや小ささもさることながら、静粛性がすばらしい。ファンレスだから排気音はせず、ハードディスクの音もうるさくない。また電源を入れて何もしない状態で13W、最大110Wと驚異的な低消費電力のためか、連続使用しても発熱は感じない。真夏にどうなるかは分からないが、聞いただけで体感温度が上昇しそうな前のパソコンの排気音がない快適な夏になりそう。

小さくて高性能なMac Miniを買ってよかった。
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雄物川河口2

2009-03-10 20:52:27 | 秋田の季節・風景
意外にあっさりと割山地区側の雄物川河口にたどり着いた前回の続きです。

雄物川河口の砂浜(砂山? 砂丘?)に立ち、今来た道を振り返る。
砂から風車が生えているみたい

上流方向(東)
漁船が引き上げていった。雄物大橋の下に雄物新橋が、その向こうに秋田大橋が重なってかすかに見える。

正面(南)
対岸に渡って行けそうな気がしてしまうが、おそらくかなり水深がある。きらきら光る川面の向こうに大森山。テレビ塔と動物園の遊園地の観覧車が見える。
ここだけ砂が堆積し川幅が狭まってくびれているのが分かっていただけるだろうか。さらに数十年経てばどうなるだろう? 砂をどける工事なんかが行われるのだろうか。

少し右(西)を向いて河口
対岸が「ももさだ海岸」こと新屋浜。雄物川放水路(前回の記事で説明してます)ができる以前は海水浴場で秋田市から近いので賑わったようだ。現在は遊泳禁止。急深で危険らしい。

足元(奥は雄物大橋)
多少ごみが流れ着き、枯れ草も転がるが、砂浜には風紋が! 初めて見た。
足跡がいくつかあり、今も遠くをおじさんが1人歩いている。誰も寄り付かない浜なわけではなく、結構親しまれている場所のようだ。

高さは低いが砂丘状になっていて、この場所からは海が見えないので、登る。
すると、急に潮の香りがして、「ざばーん」と波の音も聞こえた。今までは「川」でここからが「海」なんだと実感。
北方向
新屋浜側は波はなく、水の色も川と違わないが、北の方の海は波が高く、色も心なしか違う。地形的な影響だろうか。
右側に土崎のポートタワー「セリオン」、向浜や飯島の秋田港周辺の工業地帯、秋田火力発電所が見える。霞んでいなければ左には男鹿半島が見えるだろう。

なかなかいい景色で気に入った。「秋田砂丘」なんて名づけたいくらい。(そういえば鳥取砂丘に行ってみたい・・・)
70年前に放水路ができる以前は、ここは一面砂浜だったはず。完全に自然な河口に見えてしまうこの風景が人工のものだとは思えない。
考えてみれば、護岸で固められた運河とか港でない大きな川の河口を間近で見るのは、生まれて初めてかもしれない。

来た道を引き返し、国道7号の雄物大橋の下をくぐる。雄物新橋へ向かう川沿いの道から分岐して、国道の歩道のさらに上の小高い丘への階段があった。
けっこう高くて橋が見下ろせる
上はベンチなどのある公園が整備され、眺めがいい。
正面。河口と風車。この間を歩いてきた。
秋田市らしく幾分風が吹いてきて、ゆっくり回り始めた風車もある。
右(北)。不思議な風景。昔の秋田空港の滑走路がこの辺かな?
この道路のすぐ右が交差点で、左折で向浜のスケート場方面、直進が臨海大橋・市内、右折が運転免許センターや住宅地。
河口へズーム。砂が堆積した「くびれ」が分かる。


国道はトラックの通行量が多い。数分間に木材を積んだトラックが2台も通る。向浜の製材工場へ運ばれる秋田杉だろうか。

そろそろ街へ戻ろう。
海と反対側はこうなっている。
右の松林の中の道は、スタート地点の雄物新橋の堤防へ下りて行くようだ。左のお寺の裏へ行くと、墓地の中を通って、境内へ出てしまった。

ところでここは、雄物川放水路の完成によって、放水路と秋田運河(旧雄物川)に挟まれて独立した“島”状になってしまった。住所としては対岸と同じく「新屋」で、住居表示も「新屋○○町」となっている。しかし、秋田市民が一般に「新屋」といえばここを除いた対岸だけを指すと思う(このブログでは無意識にそうしてきた)。
ではこの島は何と呼ぶかというと、「割山」とか「勝平」と言う。実際にはこの島の「新屋勝平町」「新屋割山町」という町名の1つに過ぎないのだが(昔はもっと広かったのかもしれない)、この辺一帯を指すことが多い。例えば新屋南浜町にある秋田県運転免許センターを「割山の免許センター」と言うし、勝平や割山の名を冠した銀行の支店、郵便局、幼稚園、保育園は近くだが勝平町や割山町にはないものが多い。秋田市立の勝平小学校、勝平中学校ですら勝平町にはない。

失礼して境内を通り抜けさせてもらった。
お寺はその名も「勝平寺」。
おそらく「勝平町」の出典となったのだと思うが、現在の所在地名は新屋南浜町。

お寺の前は住宅街。風車が見える町。
運転免許センターの横に出た。道幅は狭いが「勝平通り」と名付けられたバス通り。秋田駅からの路線バス「川尻・割山線」は免許センター前の次「南浜町」が終点。住宅地の路上の停留所で客を降ろし、少し先の旧空港付近の回転地で時間調整をして折り返すシステム。
バス停の読みは「みなみはまちょう」。
ところが、
住居表示は「あらやみなみはままち」。
秋田市(でなくても?)の地名は「ちょう」か「まち」か判断に迷うものが多いが、僕はバス停の方のずっと「ちょう」だと思っていた。ちなみにこれは秋田中央交通が間違えたのではなく、かつての秋田市交通局時代からのもの。バス停のフォントが交通局のものだし、実際の市営バス時代の車内放送でも「ちょう」と言っていた記憶がある。まあ、移管を機に訂正するという手段もあったわけですが・・・

天気も風景もよく、気持ちのいい散歩だった。

公共交通機関では、川尻割山線の商業高校経由で勝平2丁目~南浜町、船場町経由で船場町~南浜町の間のいずれかの停留所下車(船場町が雄物新橋最寄、南浜町が河口最寄、他の停留所からも住宅地を抜けて堤防へ出られる)または新屋西線の消防勝平出張所前下車で目の前が雄物新橋の上の堤防。
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雄物川河口1

2009-03-09 17:52:02 | 秋田の季節・風景
秋田市南西部で日本海に注ぐ雄物川(おものがわ)。その河口付近へ出かけた。新屋側は「ももさだ海岸」として車道が整備されていて昔行ったことがあったが、その対岸(秋田市中心部側)の勝平とか割山と呼ばれる側は行ったことがなく、どのような道になっているか想像がつかなかった。

以前取り上げた、雄物新橋下の雪捨て場からスタート。

市内の雪はすっかりなくなり、ここも南向きなのでだいぶ融けたかと思っていたが、黒いものの以前と同じくらい残っている。でももう捨てに来る車はいない。
【追記】この次に訪れたときはこんな感じ

堤防上は公道なのかは分からないが、河口へ向かう舗装道路があり、たまに車が通る。右は松林。
奥に見えるのが河口近くの国道7号線の雄物大橋

100メートルごとに日本海「まで」の距離が表示されている

一部違うカッパがいた。
反射加工がなく、国土交通省がシールになっていて、全体的に色あせているので、建設省時代に設置されたものだろう。こっちのカッパもかわいい。日本海「より」になっているのがおもしろい。
肝心の雄物新橋地点の距離を忘れてしまったが、2キロほどのはず。

快晴で、秋田市には珍しくほとんど風がないが気温が高くないので気持ちいい。右の少し高くなっている松林のすぐ裏側は住宅地のためか、散歩している人がちらほら。松林の中にも道があるようで、そっちを歩く人もいる。

堤防の下の河川敷には小船が停泊する港や親水公園がある。公園は工事中だったが、意外に簡単に歩いて来られる場所だ。

海から1キロ地点に「雄物川放水路通水五十周年記念碑」があった。1938年通水なので昨年が70周年だったのか。

我々の時代、秋田市内の小学校3年生が社会の時間に習ったものだが、昔ここは川ではなかった。
雄物川は今の秋田運河のルートを大きく蛇行して流れており、洪水が多発していた。そこで、秋田大橋下流の現在の新屋水門から一直線に日本海へ直行する川を造る工事が行われ、同時に茨島の工業地帯などが造成されたというもの。今回歩く区間は全て、この人工の川沿いということになる。(人工の区間を「雄物川放水路」と区別する呼び名もあるが、一般的には単に「雄物川」で通用する)

記念碑前から上流を見る
手前の橋が雄物新橋、奥が秋田大橋。
川幅だけで数百メートル、河川敷も入れると500メートルほどあるこの川が70年前の人手で作られたとは思えない。

800メートル地点
雄物大橋が一段と近くなり、旧秋田空港跡地の風力発電所の風車が見えた。

雄物大橋まで来た。橋の下から河口が見える。
手前が川、ももさだ海岸を挟んで向こうが海。対岸には犬がいて、川には漁船が浮かぶ。ヤツメウナギでも獲っているのか。

道は行き止まりと思っていたが、橋をくぐって先まで伸びているので進む。
橋をくぐると道は川から少し離れ、松はまばらになり、荒涼とした原野に風車が並ぶ光景に変わる。
500メートル地点

風力発電の風車群
見たことがない不思議な風景。
微妙に角度が違う風車がどれも止まっている。こんなに無風なのは珍しい。青空の色は薄いけど、ほんとにいい天気。

カッパの看板は500メートルを最後になくなってしまったが、再び川へ向かう道があるので行く。
いつの間にか路面は砂地になり、堤防でなく川岸へ下りてきていて、河口へ到着!
右が日本海
砂浜ですが、海でなくギリギリ川です。
雄物新橋から写真を撮りながら歩いて30分弱。平坦で歩きやすい道だった。対岸の新屋側は丘でアップダウンが激しいが、こちら側は歩きやすい。夜や冬は怖そうだが、天気のいい日は散歩向きの道。続きます。
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旅先のスーパー

2009-03-08 20:11:58 | 各地お土産・食べ物
※この旅行全体の目次はこちら
時機を逸してしまった感もありますが、北海道食べ物・おみやげ編をしぶとく続けます(目次記事をトップにするのはやめます)。

旅先では地元のスーパーに立ち寄ると面白い。その地域ならではの食材から地域性が見えてきたり、お土産になり得るものが安値で売られているから。
今回は、稚内駅正面の「相沢食料百貨店」が大当たり。失礼ながら見かけは古臭い地元スーパーだが、商品が充実。ロイズのチョコや海産物など駅前だからかストレートなお土産もあり、札幌駅のお土産屋と同じニシンの甘露煮が200円も安く売られていた。でもよく探すともっと面白かった。築地の生姜くず湯とかこだわり商品もあり、我が秋田県産の白玉粉が2種類も置いてあったのがうれしい。

地元の「かしわぎ」というお店のお菓子をバラ売り。
「稚内銘菓 北の国境」というブッセ105円。

そして、「稚内銘菓 レモンケーキ」!105円。

下部はチョコがかかってなくて、スポンジむき出し。
お菓子屋さん製の高級品だけに、スポンジがきめ細かくしっとりしながらもふわふわ。レモンピールが入っていたようだ。当然チョコ分は少ない。北の果てでおいしいレモンケーキに出会えるとは。(以前のレモンケーキの記事

惣菜が値引きされていた。
量はやや少ないが海鮮丼が550円(の2割引)。
100円ほど安いカニ丼もあった。

港町だけに、とってもおいしかった。ホタテが特に新鮮で。

こちらは網走のスーパーで買った、赤飯おにぎり。

ご飯の色合いが違う。隣にあった握っていない赤飯には「赤飯(甘納豆)」と表示。
着色料で赤くしたもので、豆は小豆ではなく「甘納豆」と呼ぶらしいが、砂糖をまぶしたお菓子の甘納豆とは少し違う。
北海道では一般的な赤飯で、稚内のスーパーにもあったし、実は青森の津軽地方でも作る家庭がある。

赤飯というより、お菓子みたい。でも嫌いじゃない。

最後に、北海道のみで展開する「セイコーマート」というコンビニの惣菜。オリジナル商品や特売を行い、道民には人気があるようだ。「100円のお惣菜発売中」とテレビCMをやっていたので買った。

「北海道沖産さんま焼き」「きたあかりのコロッケ」「卵サラダ」。どれもおいしく、サンマなんかコンビニ惣菜とは思えない味だった。

旅先での地元スーパー、お試しください。
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まもるくん

2009-03-07 19:36:14 | 機械モノ(デジカメ以外)
※パソコンなどデジカメ以外を扱う「機械モノ」のカテゴリーを新設しました。

旅行中のネット端末として、さらに故障したパソコンの替わりとして活躍する、シャープ製のウィルコム用PHS端末「Advanced/W-ZERO3[es]」。いちおう携帯電話でもあるから、ズボンの前ポケットに入れて、デジカメも持って外出。

すると恥ずかしながら、つまずいて転んでしまった!
わりと派手な転倒で、両膝、両手のひらをすりむいて、痛かった・・・

まず心配したのは、買ってまだ半年のカメラと望遠ズームレンズ。カメラ屋さんがオマケでくれたカメラバックに入れていたのだが、それなりの衝撃で地面に落としてしまった。
痛いのも忘れて、心配しながら電源を入れてみると、正常。後でレンズを換えて何枚も撮ったが、特におかしい点はないので、大丈夫だったようだ。バッグ内にすき間が少なく、バッグのクッションとカメラが密着していたおかげだと思う。一眼レフを裸で首から下げている人を見るけど、これからも面倒でも絶対にやらないようにしよう。

カメラが無事で安心して、何気なくポケットから電話を取り出すと、

そのカバーが壊れていた!
この電話機は折りたたみ型でないので、裸で持ち運んでは傷がつくと思い、本体にかぶせるようにして取り付ける保護カバーを付けていて、そのいちばん細い部分が折れていた。
取り付けていたのは「まもるくん」という商品名のウェルカンパニーという福岡の専門メーカーが作る商品。ウィルコム以外のキャリアの折りたたみ式も含む携帯電話やニンテンドーDS向けにも同様のカバーを製造・販売している。

以前から何度か落としても、今回の転倒でも、電話機本体の外見・機能は無傷だから、名前どおり「まもって」くれたことになる。
これからもまもってほしいから、同社の楽天内の通販で注文。数種類の色やダルメシアン柄、職人による絵や漆加工、自分でデコレーションするための透明などいろいろある。今まではつや消しの濃い青のを付けていたが、今度はつや有りの白にしてみた。送料を入れて4000円ほど。
電話機本体の色はちょっと安っぽいシルバー

左から本体、まもるくん上部、下部
ランプ、レンズ、スロットなどに干渉しないよう設計されている。この機種の場合、取り付けたままでは充電器を使用できないが、ケーブルを接続して充電するのが標準なので問題ない。
この端末はタッチパネルの画面なので、まもるくんにも開閉できる透明カバーが付いている。今までの経験上、これが傷つきやすかったが、透明カバーだけを単独で販売していて、交換できる。
「WILLCOM」のロゴが入っているし、ウィルコムのオンラインショップでも扱っているので、「公式カバー」という位置付けみたいだ。
ボタン周りのシルバーと合わない気もする。
つるつるだと滑って持ちにくいかと思ったが、それほどでもない。

でもキーボードを出すとそれなりにいいかな。
色が変わって、機種変更した気分。これからも「まもって」ください。

僕はヘビ年のうお座生まれでどっちも足がなくて歩かない生き物だからか、時々転ぶ。そして転んだ日は誕生日の前日。ついてないなと思って、その日の夜、ネットを見ていると、とてもうれしい情報が!
噂があり狙っていた、パソコンの新機種が発売された!! とてもいい誕生日プレゼントだと、さっそく注文。一部カスタマイズしたので、来週中頃に届く予定。届いたら記事にします。
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春の新製品

2009-03-06 20:02:02 | その他もろもろ
乳製品好きの我が家では、ヨーグルトを毎朝食べる。
500g入りのプレーンタイプの森永ビヒダス、メグミルクナチュレ恵、イトーヨーカドーのプライベートブランド、そして明治ブルガリアの中から、安いのを買い置きしている。1年位前は、安いと128円で買えたが、今は138円だとかなり安い方(ヨーカドー製品は常に138円)。

先日、ヨーカドーに行くとブルガリアを138円で売っていた。「これは安い!」と2つ買ってきたのだが・・・
買ってきたものは“新製品”だった。
右が旧製品、左が新製品
そっくりだけど、容量が50g減って450gになっている!!

容器のサイズもデザインも同じだが、バーコードは別番号が振られていて「別製品」扱いのようだ。

どうやら、3月1日から実質的には値上げとして、減量したらしい。(計算したら500g148円の方が450g138円より少し得)
容器にも、店頭やチラシにも「450g」と表示されているから問題はないけど、こう包装がそっくりでは、まぎらわしい。
僕のように値下げしたと思い込んで買ってしまった人が、全国にたくさんいそう。
量を減らすくらいなら砂糖添付を廃止してくれた方が、うれしい人もいるだろう(うちもです)。
【6月19日追記】6月23日から「森永ビヒダスプレーンヨーグルト」も同様に50g減らされることになった。
2015年春の状況(リンク先後半)


今度は本当の「新製品」。
僕は野菜ジュースをよく飲む。噛んで消化するプロセスがないので「野菜を食べる」のと全く同じ効果はないが、砂糖の入ったジュースを飲むよりは体にいいし、ビタミンやミネラルの補給にはなると思ってのこと。
個人的には普通のニンジンベースのキリンビバレッジや系列の小岩井乳業の製品、変わったところではカゴメ野菜生活100の紫と黄色が好き。

この春、各社が野菜ジュースの新製品を出したので安売り品を買ってみた。

左からカゴメ野菜生活100Refresh!グレープフルーツ&レモン、伊藤園充実野菜手摘みいちごミックス、右端は参考に従来品の充実野菜緑黄色野菜ミックス。
グレープフルーツ&レモンはまだ飲んでいないが、同時発売の青りんご&ライムを飲んだ。野菜生活Refresh!はゴクゴク飲めるのが売りで、軽い飲み口。ライムが入っているからか、野菜ジュースとしてはちょっと酸っぱめで薄い気がした。

そして、充実野菜のいちご。季節限定のようだ。これはおいしい! 「ほんのりあまずっぱい」と書いているが、イチゴジュースみたい。トマトジュースみたいな色で、けっこう濃厚。
野菜20種、果物4種、割合としては50%ずつで、定番のニンジンも、苦手なトマトも入っているのだけど、うまくイチゴ味で隠されている。普通の充実野菜も50%ずつだけど、けっこうニンジン感があるのとは対照的。野菜生活の紫・黄と並ぶお気に入りジュースになった。

ところで、カゴメも伊藤園もペットボトルが見慣れぬ形状。容量は770g。通常の充実野菜は930gだからコップ1杯分少ない。安売りの値段で比べると、930も770も同じ価格帯なので、これも一種の値上げと考えていいかもしれない。
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雄物川早春

2009-03-06 20:01:30 | 秋田の季節・風景
3月に入り、朝うっすら雪が積もることはあっても、昼になると日差しが注ぎ、融けてしまう。春が近い。

秋田市新屋地区へ行ってみた。雄物川の堤防は風が冷たいが光は春。太平山が美しい。(秋の様子はこちら
羽越本線の橋で太平山と列車の写真を撮ろうかと待っていると、おかしな時刻に踏切の警報機が鳴り出した。近づくのは特急用の電車、「いなほ」のダイヤが乱れているのかなと思ってカメラを構える。

来たのは「いなほ」と形式は同じだが塗装が違い、普段は羽越線を走らない「かもしか」用の車両。(いなほは新潟所属の6両編成、かもしかは秋田所属の3両編成)
「回送」表示だったので、本荘や象潟あたり始発の団体列車か何かのお客を迎えに行くのだろう。ちょっと珍しい写真が撮れた。

秋田大橋の下。羽越線の鉄橋もそうだったが、日当たりの悪い、橋の南西側の堤防斜面は雪が残っている。
右が新屋の街

左が秋田大橋、右が雄物新橋・河口

秋田大橋(橋についての記事)を歩いて渡る。以前(1月18日の記事)通った時に、車がぶつかって壊れた欄干(専門的には高欄)がそのままになっており、国交省経由で道路管理者の秋田県に連絡し、応急処置をしてもらったのだが、そのコーンがなくなっていたので、完全に修復したようだ。同じ欄干が続くから、どの部分かもう見分けがつかないだろうな、と思いながら歩いていくと、
簡単に見分けられてしまった!
風除けの透明板がおかしな配置になっていて、一目瞭然。
欄干部分だけ損傷していたように見えたけど、透明板も換えたのか・・・
スライドして開閉できそうに見えるが、もちろん固定されていた。
欄干もつぎはぎが一目瞭然。太い部分も細い部分もヘタクソな細工。
雑というか、見た目を考慮してないというか・・・ 画像を見て気付いたけど、路面も細工している?

返信メールには「2か月前の事故で破損し、部品を発注中」とあり、2月1日にいただいたコメントでは「まだコーンが設置されている」とのことなので、どんなに少なくみても2か月以上、発注・設置に要したことになる。そんなに時間があったのに、こんなハンパな部品しか手に入らないなんて。
この橋は国道時代の建設で、のちに移管されて県が管理している。だから部品発注ルートなどが複雑なのかもしれないし、秋田県庁も経費・人員削減などで大変なのかもしれない。

でも、この秋田大橋は、県道に格下げされたとはいえ、人と物流の動脈であり、今後50年、100年と使い続けるであろうまだ新しい橋。きれいな姿で後世に残すべき。
そして日本海にほど近い位置であり、潮風や冬の強い季節風がまともに吹き付ける。つぎはぎのデコボコに塩分がたまって早く傷むかもしれない。
それを考えれば、完全に原状回復するべきではないだろうか。そもそも事故で破損したんだから、加害者が弁済するんでないの? 当て逃げだったのか?

やっぱり秋田県の道路管理には疑問を抱かざるを得ない。(今回は事故が原因だから、いちばん悪いのは加害者だけど)

再び新屋に戻って、美術工芸短大正面へ入る交差点。
奥が秋田大橋、右が美短
美短があることを示す案内板の柱。
「建設省」っていつの話? 繰り返しますが、現在ここは秋田県道です。
国の管理番号まで付いてる。県はどうやって管理してるんだろう。
ちなみに建設省は8年前の2001年1月に国土交通省になっている。
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バス運賃値上げ

2009-03-05 19:15:23 | 秋田のいろいろ
秋田市内など秋田県中央地区で独占的に路線バスを運行する秋田中央交通が運賃値上げの手続きを始めたことが、今日、報道された。初乗りが140円から160円になり、全区間で値上げになるようだ。国土交通省の処理期間を考えれば、5月下旬から6月ごろには新運賃が適用されるとのこと。
また、通学定期券の割引率を40%から45%に上げ、負担軽減を図るようだ(一般定期券は30%で変更なし)。
距離に対する加算額も変更になるようなので、一律20円値上げではなく、それ以下、それ以上の区間も出てくるのだろう。

時期はずれですが、秋の竿燈大通りにて。

秋田中央交通の運賃値上げは1997年4月以来12年ぶりと報道されているが、その時は消費税率が3%から5%に変わったためであり、しかも初乗り140円は据え置きだったから、今回とは事情が違い、ひとくくりに12年ぶりと報道するのは違うと思う。
調べたら(同時期に運賃を改定していた旧秋田市交通局の場合)、1996年3月に初乗りが130円から140円に変わった時が、おそらく実質的な前回の運賃改定だと思われる(1年しか違わないけど)。ずいぶん長い期間親しんだ運賃だった。

地方バス事業者は原油価格の変動、少子高齢化、バス離れと厳しい状況に置かれていて、昨年、秋田県南部の羽後交通や青森県津軽地方の弘南バスも同様の値上げをしており、「中央交通にも来る時が来たか」という感じで、個人的には驚かなかった。
ただ、この不況下、さらにバス離れに拍車をかけ、乗客が減り、運行本数の削減や廃止など悪循環にならないかは心配だ。


中央交通の公式サイトにアクセスすると、運賃改定については掲載されていなかったが、報道されていない、別の情報が出ていた。
「3月末で乗継回数券の販売を終了する」というもの。「会社内部においても経費節減など努力を重ねて参りましたが、少子高齢化の進展・マイカー普及の影響から利用者減少に歯止めがかからず、収支の悪化を招いており、この度割引率の高い乗継回数券の販売を終了させていただきたいと存じます。」とのこと。

乗継回数券は、僕も存在を忘れていたくらいで、ご存じない方が多いと思うが、
2つの路線を乗り継ぐ際、その通しの距離で運賃を計算し、なおかつ10回分の値段で12枚綴りの乗車券を販売するというもの。有効期限があったはず。
元は中央交通の商品ではなく、旧秋田市交通局だけが発売していたものを同局の廃止に伴い、中央交通が引き継いでいる。
これ以外の秋田市内のバスの回数券は、無期限の金額式で区間に関係なく使える中で、この乗継回数券は利用区間が決まっていて、“オーダーメイド”の定期券的な回数券であり、異色な存在だった。
秋田市のバス路線は駅前に一極集中しており、駅で乗継ぐ人も少なくないので、「初乗り運賃の2度払い」が解消され、なおかつ回数券としての割引率もやや高く、乗客としては便利だったが、バス会社にしてみれば大損だっただろう。使わない僕には関係ないが、実際の利用者はどのくらいいて、負担増になる人はいないのだろうか。
今後、さらに収益が悪化して、羽後交通のように、割引率が高く便利な「買物回数券も廃止」なんてことにならないことを祈りたい。


公営交通事業から手を引いてしまった秋田市だが、「公共交通政策ビジョン」とやらを作成し、新しい交通のあり方は考えているようだ。バス路線や運賃体系の再編も考えられているようだが、それ以前に、バス会社の経営自体がうまくいかなければ話にならない。


ともかく、全国的に見れば、(100円バスなど定額制は別として)初乗り140円というのは安い部類に入ると思うし、中央交通さんは今までよく努力して経営してきたと思う。秋田市の公共交通の主力を担う企業として、今後の安定経営を期待している。ついでに、案内など「乗客の立場に立って」分かりやすくしてもらえれば・・・

(秋田市に限らず)普段、車で移動するみなさんも、何かの機会にたまにはバスや鉄道など公共交通機関を利用してほしい。地元住民としての、数少ない、そして最も直接的な鉄道・バス会社を応援する方法なのだから。

【6月4日追記】国土交通省東北運輸局から、値上げが認可され7月1日から実施される旨が発表された。(同局サイトにpdfファイルあり。一部で報道もされている。4日夕方現在、バス会社の公式サイトには記載されていない。→と思ったら5日朝にはpdfで役所みたいな形式の文書が掲載された)
【6月23日追記】秋田駅前バス乗り場には、20日付けで運賃改定の告知ポスターが掲示されていた。(ホームページとは別形式。回数券の発売・使用方法に変化がないことも併記。一部車両の車内にも掲示)ポスターの内容など、値上げ1週間前の確定事項をこちらの記事に載せてあります。併せてご覧ください。
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秋田花まるっ

2009-03-04 23:16:50 | 秋田の季節・風景
久しぶりに秋田の話題です。

しょっちゅう通る見慣れた街や道でも、気付かずに見過ごしてしまうものって、かなりあることをこのブログを初めて実感している。今回もそのお話。

他の街でも多いが、秋田市中心部の大通りは電線が地中化され、街路灯と信号柱が一体化したものが設置されている。秋田市で設置され始めたのは、20年ほど前からだと思う。設置された時期によって、微妙にデザインが違っているほか、道路によって緑色と茶色と黒があるようだ。色はその道路のイメージに合わせたのだろうが、いまいち法則性がなく、特に緑色は濃淡に差がある。
LED信号機はシャッタースピードの関係で消灯して写ることがある。
その1つ、土手長町通り~有楽町の通りと五丁目橋、南大通りが交わる茶色の柱の「五丁目橋交差点」で最近気付いたもの。

赤丸で囲んだ部分に注目!
何か付いている。望遠レンズに変えて拡大。
餅焼き網みたいなのの上に付いたのは「秋田花まるっ」のシンボルマークだ!

現行の秋田県のキャッチコピー「秋田花まるっ」は1995年の観光キャンペーンが使い始めらしいが、現在は県の住宅づくりのガイドラインなど観光以外の分野でも使われている。
その時期で「はなまる」といえば、(系列局のない秋田ではなじみが薄いが)TBSの朝の情報番組「はなまるマーケット」が思い浮かぶ。コピー決定と放送開始がほぼ同じ時期と記憶しているので、調べると、テレビの方は1996年9月放送開始だから、秋田県のコピーの方が先らしい。

土手長町~有楽町の通りは県道で、信号柱は全て茶色のものが設置されているが、付近の別の交差点には「花まるっ」が付いていない。もう少し進んだ楢山登町の交差点には付いていたような記憶があるけど未確認。
なお、交差する市道の方は、五丁目橋側は普通の電柱と信号で、南大通り側は同デザインの緑のものが設置されており、この交差点だけが茶色になっている。
国道13号方向の2つ隣「下新橋(しもしんばし)」交差点には付いていない。

気付きにくいし、気付いたとしても、何のマークか分からない人も多いだろう。コピーが決まった時期に設置した県道の信号柱への、秋田県のちょっとした遊び心なのだろうか。

ところで、「秋田花まるっ」も交代の時期になったようだ。県が昨年8月に募集、10月に決定した秋田県の新しいキャッチコピーが「秋田で元気に!」に決まり、今年1月にはシンボルマークも決定した。
「秋田花まるっ」も「美の国あきた」、「まごころ秋田」のように過去のものになってしまう。この信号柱、今後は、どうなってしまうんだろう・・・
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2009年2月北海道旅行目次

2009-03-02 18:09:00 | 旅行記
この記事を2009年2月の北海道旅行の目次にします。
今回の旅行関係の記事を変更・追加したら、ここにリンクを貼り、この記事の更新日時を変えて、この記事が北海道旅行記の中でいちばん上になるようにします。
動物や食べ物など旅行記以外の記事もここから飛べるようにします。

【事前編】
北海道が呼んでいる

【日程編】
弘前で前泊(2月23画像アップ!)
ひたすら北へ(2月23画像アップ!)
流氷見えず(2月23画像アップ!)
大雪のさいはて(2月25画像アップ!)
無事帰宅(画像はありません)

【日程番外編】
旅行終盤で(2月22日アップ)

【北海道いろいろ編】
JR北海道(2月23日アップ)
流氷特急(2月25日アップ)
旭川の街(2月26日アップ)
稚内の街(2月27日アップ)
ノシャップ岬(2月28日アップ)

【飲食・お土産編】
大館駅弁「鶏めし」(「弘前で前泊」記事内
そば駅弁・長万部駅もりそば(2月23日アップ)
旅先のスーパー(3月8日アップ)
バウムクーヘン三方六(3月13日アップ)
お土産新規開拓クリームサンドガレット2種、生チョコサブレ(3月17日アップ)

【動物編】
エゾシカ(2月25日アップ)
稚内市立ノシャップ寒流水族館(3月1日アップ)
札幌市円山動物園1(3月1日アップ)
円山2トド・アザラシ(3月2日アップ)
円山3オオカミ(3月2日アップ)

以下続きます。
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円山3オオカミ

2009-03-02 18:05:53 | 動物・植物
※この旅行全体の目次はこちら
前々回前回に続き札幌市円山動物園、最後はシンリンオオカミです。
トドやアザラシのいる海獣舎の向かいにレンガ色の真新しい建物があった。

2008年3月に宝くじ収益金の助成を受けて新築した「エゾシカ・オオカミ舎」だ。何気なく入ったが、ここが(特にオオカミ)非常に楽しくて、だいぶ時間をかけてしまった。

草食のエゾシカと肉食のオオカミをひとくくりに展示するとは、乱暴な気がするが、もちろん同じ空間ではない。
同園のサイトを引用すれば、「北海道の開拓に伴い、生存を左右させられたエゾシカとオオカミを北海道の森をイメージした動物舎に一緒に展示します。エゾオオカミが絶滅に至った経緯と、急増による農業被害などにより道の保護管理計画の中にいるエゾシカを対比することで、北海道の自然環境を考えるための環境教育の場とすることを目指しています。」とある。
でも、ここで飼育しているのはエゾオオカミと同様、タイリクオオカミの亜種の1つのシンリンオオカミではあるが、別亜種なので厳密にはエゾオオカミとは体格や毛色、細かい習性など違うはず。何かこじつけがましい。
説明に札幌と旭川出身のタカトシが貼っていった紙
シンリンオオカミの生息地は欧米だ!

それはともかくとても見やすく、快適な施設。
暖房完備、多目的トイレ、授乳室まである。1・2階ともほぼ同じ構造で、ガラス張りの室内から観察できる(シカとオオカミが向かいあった左右対称構造)。さらにオオカミ側は2階から外に直接降りるスロープ(側面がガラス張りの渡り廊下のような構造、暖房なし)もあり、バリアフリーと観察できる角度のバリエーションを増やしている。
スロープから建物方向
この構造のため、オオカミの展示場は細長い形ながら、オオカミがどこにいても、かなり接近して観察ができる。サイトの「動物たちが快適に過ごしやすい自然に近い環境づくりと、お客様もゆっくりくつろいで観覧できるよう配慮しています。」というのはとてもよく理解できる。
秋田の大森山動物園に2003年にできた「王者の森」のシンリンオオカミ舎とコンセプトは同じといっていい。でも、大森山は屋外展示場に囲いをつけたような感じなのに対し、円山は完全な建物の屋内。5年の差か、札幌が寒いからなのか、宝くじ助成&政令指定都市の威力なのか分からないが、閉園までずっといたくなるような施設だった。新しいからガラスがきれいだけど、今後汚れや傷がつけば印象が変わってしまうかもしれない。

メスのキナコ(2000年生まれ)とオスのジェイ(2005年生まれ)の2頭が同居しているが、どちらもガラスの近くにいることが多く、お客としてはとても楽しい。設計に仕掛けがあるのか、餌などでしつけたのか、ガラス張りとはいえ、こんなに近くでじっくりオオカミを見られるのはすごい。
こんなに近づくのを座って観察できる

望遠レンズでなくてもこんなアップが撮れる
2頭は多少、人を気にするようだが、手を振ったりしても反応しないのはやはりオオカミ。飼育員や建物の反対側のエゾシカの動きには反応するようだ。
ジェイさんは眠くなった

キナコお姉さんがしっぽを振って接近。「遊ぼうよ」

安眠妨害され怒るジェイ。「ガルル・・・わんッ」

「僕は寝たいんだよっ!」がぶっ!!

でも仲良しです。
こんな光景が何度か繰り返された。オオカミがしっぽを振ったり、ワンと鳴くのを目にして感動。やっぱりイヌの先祖だ。

今度はカラスが来た。


骨にイタズラするカラスもいるが、こともあろうに交代でジェイのお尻や背中の毛を引っ張り始めた。しっぽを持ち上げようとするつわものカラスも。
ジェイはたまに目を開けたり、しっぽをぶんと振るので、その度にカラスはちょんと数メートル移動するだけ。

些細ことは気にしない森の王者なのか、ただ眠いだけなのか・・・

キナコさんは小雪が舞う中、ガラスの近くに座っていて退屈そう、彼女にはカラスはイタズラしない。
だんだんイヌに見えてきた・・・

突然の遠吠え。やっぱりオオカミだ。

ジェイにつられて眠くなってきたのかな。
もう14時近いので、帰ることにする。旭山に限らず、今はどこの動物園も工夫しているけど、円山もおもしろかった。今度札幌に来たら、まだ行っていない北大植物園と再び円山動物園を訪れたい。

旅行記はそろそろ終わりにして、食べ物・お土産編に移ろうと思います。
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円山2トド・アザラシ

2009-03-02 17:56:54 | 動物・植物
※この旅行全体の目次はこちら
前回に続いて札幌の円山動物園。園内の奥(いちばん奥のクマ舎はホッキョクグマの育児中のため公開休止中)に海獣舎があり、3種の鰭脚類が飼育されている。
まずはトド。
メスが1頭。思ったよりスリムで大きいアシカといった感じ。
秋田の大森山動物園のカリフォルニアアシカと同じく、プールをぐるぐる泳ぎ回り、特定の場所で息継ぎのついでに顔を出し、じろっと来園者の顔を見る。
飼育員が通ると、身を乗り出していた。ヒゲ長い!

続いてはゼニガタアザラシの夫婦。
実は僕がこの動物園でいちばん見たかったのがこれ。ゴマフアザラシに比べて飼育している施設が少なく初めて見る。

プールの壁面の一部はガラス張りで水中の様子が見える。広いプール内でわざわざガラス付近でじっとしていることが多いのはアザラシさんのサービス?

体型はゴマフアザラシにそっくり。模様もゴマフの白と黒を反転させたよう。この模様が、穴開き古銭に見えるので「銭型」という和名になった。
体型だけでなく遺伝的にもゴマフに近いらしく、ゴマフとゼニガタの雑種が生まれることもあるという。ハーレムを作らず単独生活するのも同じだが、大きな違いは移動するかどうか。ゴマフは流氷に乗って南下し、出産後に北上していくが、ゼニガタは一年中同じ場所で暮らす(英名Harbor Seal=港のアザラシ)。日本ではえりも岬など北海道内数か所にいて、通年日本にいる唯一のアザラシということになる。
潜水艦?! 回転
水中でじっとしているかぐるぐる回るかしている。アシカ類とは泳ぎ方が違い、目をつぶってのんびり泳いだりターンするついでにくるっと回転して背泳ぎしたりする。アシカよりアザラシの方が水中に適応しているのが分かる。目をつぶったまま、呼吸のためか口を開ける個体がいて、ニターッと笑ってるみたいでおかしかった。

最後はおなじみゴマフアザラシ。
このプールだけは氷が張っていた(習性に合わせて溶かしていないのかもしれない)。
さっきからグゥーグゥーという、うなり声が聞こえていたが、その声の主は3頭いるゴマフの1頭だった。
トドやゼニガタにも同じ手書きの個体紹介があった
その名も「キカナイ」というメスが、餌が欲しくて氷の中に浮かんで独りで文句を言っていたようだ。他の2頭は静観。
キカナイと同い年のメス「ギョロ」
じっとしているのが好きらしい。稚内のアザラシよりもだいぶ太って見えるが、表情はなんとも気持ち良さそう。
水面にじっと浮かぶ。これもギョロかな?

水中。立つ者あり、潜る者あり。


次でオオカミを紹介します。
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