秋田市南西部で日本海に注ぐ雄物川(おものがわ)。その河口付近へ出かけた。新屋側は「ももさだ海岸」として車道が整備されていて昔行ったことがあったが、その対岸(秋田市中心部側)の勝平とか割山と呼ばれる側は行ったことがなく、どのような道になっているか想像がつかなかった。
以前取り上げた、雄物新橋下の雪捨て場からスタート。

市内の雪はすっかりなくなり、ここも南向きなのでだいぶ融けたかと思っていたが、黒いものの以前と同じくらい残っている。でももう捨てに来る車はいない。
【追記】この次に訪れたときはこんな感じ。
堤防上は公道なのかは分からないが、河口へ向かう舗装道路があり、たまに車が通る。右は松林。
奥に見えるのが河口近くの国道7号線の雄物大橋
100メートルごとに日本海「まで」の距離が表示されている
一部違うカッパがいた。
反射加工がなく、国土交通省がシールになっていて、全体的に色あせているので、建設省時代に設置されたものだろう。こっちのカッパもかわいい。日本海「より」になっているのがおもしろい。
肝心の雄物新橋地点の距離を忘れてしまったが、2キロほどのはず。
快晴で、秋田市には珍しくほとんど風がないが気温が高くないので気持ちいい。右の少し高くなっている松林のすぐ裏側は住宅地のためか、散歩している人がちらほら。松林の中にも道があるようで、そっちを歩く人もいる。
堤防の下の河川敷には小船が停泊する港や親水公園がある。公園は工事中だったが、意外に簡単に歩いて来られる場所だ。

海から1キロ地点に「雄物川放水路通水五十周年記念碑」があった。1938年通水なので昨年が70周年だったのか。

我々の時代、秋田市内の小学校3年生が社会の時間に習ったものだが、昔ここは川ではなかった。
雄物川は今の秋田運河のルートを大きく蛇行して流れており、洪水が多発していた。そこで、秋田大橋下流の現在の新屋水門から一直線に日本海へ直行する川を造る工事が行われ、同時に茨島の工業地帯などが造成されたというもの。今回歩く区間は全て、この人工の川沿いということになる。(人工の区間を「雄物川放水路」と区別する呼び名もあるが、一般的には単に「雄物川」で通用する)
記念碑前から上流を見る
手前の橋が雄物新橋、奥が秋田大橋。
川幅だけで数百メートル、河川敷も入れると500メートルほどあるこの川が70年前の人手で作られたとは思えない。
800メートル地点
雄物大橋が一段と近くなり、旧秋田空港跡地の風力発電所の風車が見えた。
雄物大橋まで来た。橋の下から河口が見える。
手前が川、ももさだ海岸を挟んで向こうが海。対岸には犬がいて、川には漁船が浮かぶ。ヤツメウナギでも獲っているのか。
道は行き止まりと思っていたが、橋をくぐって先まで伸びているので進む。
橋をくぐると道は川から少し離れ、松はまばらになり、荒涼とした原野に風車が並ぶ光景に変わる。
500メートル地点
風力発電の風車群
見たことがない不思議な風景。
微妙に角度が違う風車がどれも止まっている。こんなに無風なのは珍しい。青空の色は薄いけど、ほんとにいい天気。
カッパの看板は500メートルを最後になくなってしまったが、再び川へ向かう道があるので行く。
いつの間にか路面は砂地になり、堤防でなく川岸へ下りてきていて、河口へ到着!
右が日本海
砂浜ですが、海でなくギリギリ川です。
雄物新橋から写真を撮りながら歩いて30分弱。平坦で歩きやすい道だった。対岸の新屋側は丘でアップダウンが激しいが、こちら側は歩きやすい。夜や冬は怖そうだが、天気のいい日は散歩向きの道。続きます。
以前取り上げた、雄物新橋下の雪捨て場からスタート。

市内の雪はすっかりなくなり、ここも南向きなのでだいぶ融けたかと思っていたが、黒いものの以前と同じくらい残っている。でももう捨てに来る車はいない。
【追記】この次に訪れたときはこんな感じ。
堤防上は公道なのかは分からないが、河口へ向かう舗装道路があり、たまに車が通る。右は松林。



反射加工がなく、国土交通省がシールになっていて、全体的に色あせているので、建設省時代に設置されたものだろう。こっちのカッパもかわいい。日本海「より」になっているのがおもしろい。
肝心の雄物新橋地点の距離を忘れてしまったが、2キロほどのはず。
快晴で、秋田市には珍しくほとんど風がないが気温が高くないので気持ちいい。右の少し高くなっている松林のすぐ裏側は住宅地のためか、散歩している人がちらほら。松林の中にも道があるようで、そっちを歩く人もいる。
堤防の下の河川敷には小船が停泊する港や親水公園がある。公園は工事中だったが、意外に簡単に歩いて来られる場所だ。

海から1キロ地点に「雄物川放水路通水五十周年記念碑」があった。1938年通水なので昨年が70周年だったのか。

我々の時代、秋田市内の小学校3年生が社会の時間に習ったものだが、昔ここは川ではなかった。
雄物川は今の秋田運河のルートを大きく蛇行して流れており、洪水が多発していた。そこで、秋田大橋下流の現在の新屋水門から一直線に日本海へ直行する川を造る工事が行われ、同時に茨島の工業地帯などが造成されたというもの。今回歩く区間は全て、この人工の川沿いということになる。(人工の区間を「雄物川放水路」と区別する呼び名もあるが、一般的には単に「雄物川」で通用する)

手前の橋が雄物新橋、奥が秋田大橋。
川幅だけで数百メートル、河川敷も入れると500メートルほどあるこの川が70年前の人手で作られたとは思えない。

雄物大橋が一段と近くなり、旧秋田空港跡地の風力発電所の風車が見えた。

手前が川、ももさだ海岸を挟んで向こうが海。対岸には犬がいて、川には漁船が浮かぶ。ヤツメウナギでも獲っているのか。
道は行き止まりと思っていたが、橋をくぐって先まで伸びているので進む。
橋をくぐると道は川から少し離れ、松はまばらになり、荒涼とした原野に風車が並ぶ光景に変わる。


見たことがない不思議な風景。
微妙に角度が違う風車がどれも止まっている。こんなに無風なのは珍しい。青空の色は薄いけど、ほんとにいい天気。
カッパの看板は500メートルを最後になくなってしまったが、再び川へ向かう道があるので行く。
いつの間にか路面は砂地になり、堤防でなく川岸へ下りてきていて、河口へ到着!

砂浜ですが、海でなくギリギリ川です。
雄物新橋から写真を撮りながら歩いて30分弱。平坦で歩きやすい道だった。対岸の新屋側は丘でアップダウンが激しいが、こちら側は歩きやすい。夜や冬は怖そうだが、天気のいい日は散歩向きの道。続きます。