広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

2009年2月北海道旅行目次

2009-03-02 18:09:00 | 旅行記
この記事を2009年2月の北海道旅行の目次にします。
今回の旅行関係の記事を変更・追加したら、ここにリンクを貼り、この記事の更新日時を変えて、この記事が北海道旅行記の中でいちばん上になるようにします。
動物や食べ物など旅行記以外の記事もここから飛べるようにします。

【事前編】
北海道が呼んでいる

【日程編】
弘前で前泊(2月23画像アップ!)
ひたすら北へ(2月23画像アップ!)
流氷見えず(2月23画像アップ!)
大雪のさいはて(2月25画像アップ!)
無事帰宅(画像はありません)

【日程番外編】
旅行終盤で(2月22日アップ)

【北海道いろいろ編】
JR北海道(2月23日アップ)
流氷特急(2月25日アップ)
旭川の街(2月26日アップ)
稚内の街(2月27日アップ)
ノシャップ岬(2月28日アップ)

【飲食・お土産編】
大館駅弁「鶏めし」(「弘前で前泊」記事内
そば駅弁・長万部駅もりそば(2月23日アップ)
旅先のスーパー(3月8日アップ)
バウムクーヘン三方六(3月13日アップ)
お土産新規開拓クリームサンドガレット2種、生チョコサブレ(3月17日アップ)

【動物編】
エゾシカ(2月25日アップ)
稚内市立ノシャップ寒流水族館(3月1日アップ)
札幌市円山動物園1(3月1日アップ)
円山2トド・アザラシ(3月2日アップ)
円山3オオカミ(3月2日アップ)

以下続きます。
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円山3オオカミ

2009-03-02 18:05:53 | 動物・植物
※この旅行全体の目次はこちら
前々回前回に続き札幌市円山動物園、最後はシンリンオオカミです。
トドやアザラシのいる海獣舎の向かいにレンガ色の真新しい建物があった。

2008年3月に宝くじ収益金の助成を受けて新築した「エゾシカ・オオカミ舎」だ。何気なく入ったが、ここが(特にオオカミ)非常に楽しくて、だいぶ時間をかけてしまった。

草食のエゾシカと肉食のオオカミをひとくくりに展示するとは、乱暴な気がするが、もちろん同じ空間ではない。
同園のサイトを引用すれば、「北海道の開拓に伴い、生存を左右させられたエゾシカとオオカミを北海道の森をイメージした動物舎に一緒に展示します。エゾオオカミが絶滅に至った経緯と、急増による農業被害などにより道の保護管理計画の中にいるエゾシカを対比することで、北海道の自然環境を考えるための環境教育の場とすることを目指しています。」とある。
でも、ここで飼育しているのはエゾオオカミと同様、タイリクオオカミの亜種の1つのシンリンオオカミではあるが、別亜種なので厳密にはエゾオオカミとは体格や毛色、細かい習性など違うはず。何かこじつけがましい。
説明に札幌と旭川出身のタカトシが貼っていった紙
シンリンオオカミの生息地は欧米だ!

それはともかくとても見やすく、快適な施設。
暖房完備、多目的トイレ、授乳室まである。1・2階ともほぼ同じ構造で、ガラス張りの室内から観察できる(シカとオオカミが向かいあった左右対称構造)。さらにオオカミ側は2階から外に直接降りるスロープ(側面がガラス張りの渡り廊下のような構造、暖房なし)もあり、バリアフリーと観察できる角度のバリエーションを増やしている。
スロープから建物方向
この構造のため、オオカミの展示場は細長い形ながら、オオカミがどこにいても、かなり接近して観察ができる。サイトの「動物たちが快適に過ごしやすい自然に近い環境づくりと、お客様もゆっくりくつろいで観覧できるよう配慮しています。」というのはとてもよく理解できる。
秋田の大森山動物園に2003年にできた「王者の森」のシンリンオオカミ舎とコンセプトは同じといっていい。でも、大森山は屋外展示場に囲いをつけたような感じなのに対し、円山は完全な建物の屋内。5年の差か、札幌が寒いからなのか、宝くじ助成&政令指定都市の威力なのか分からないが、閉園までずっといたくなるような施設だった。新しいからガラスがきれいだけど、今後汚れや傷がつけば印象が変わってしまうかもしれない。

メスのキナコ(2000年生まれ)とオスのジェイ(2005年生まれ)の2頭が同居しているが、どちらもガラスの近くにいることが多く、お客としてはとても楽しい。設計に仕掛けがあるのか、餌などでしつけたのか、ガラス張りとはいえ、こんなに近くでじっくりオオカミを見られるのはすごい。
こんなに近づくのを座って観察できる

望遠レンズでなくてもこんなアップが撮れる
2頭は多少、人を気にするようだが、手を振ったりしても反応しないのはやはりオオカミ。飼育員や建物の反対側のエゾシカの動きには反応するようだ。
ジェイさんは眠くなった

キナコお姉さんがしっぽを振って接近。「遊ぼうよ」

安眠妨害され怒るジェイ。「ガルル・・・わんッ」

「僕は寝たいんだよっ!」がぶっ!!

でも仲良しです。
こんな光景が何度か繰り返された。オオカミがしっぽを振ったり、ワンと鳴くのを目にして感動。やっぱりイヌの先祖だ。

今度はカラスが来た。


骨にイタズラするカラスもいるが、こともあろうに交代でジェイのお尻や背中の毛を引っ張り始めた。しっぽを持ち上げようとするつわものカラスも。
ジェイはたまに目を開けたり、しっぽをぶんと振るので、その度にカラスはちょんと数メートル移動するだけ。

些細ことは気にしない森の王者なのか、ただ眠いだけなのか・・・

キナコさんは小雪が舞う中、ガラスの近くに座っていて退屈そう、彼女にはカラスはイタズラしない。
だんだんイヌに見えてきた・・・

突然の遠吠え。やっぱりオオカミだ。

ジェイにつられて眠くなってきたのかな。
もう14時近いので、帰ることにする。旭山に限らず、今はどこの動物園も工夫しているけど、円山もおもしろかった。今度札幌に来たら、まだ行っていない北大植物園と再び円山動物園を訪れたい。

旅行記はそろそろ終わりにして、食べ物・お土産編に移ろうと思います。
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円山2トド・アザラシ

2009-03-02 17:56:54 | 動物・植物
※この旅行全体の目次はこちら
前回に続いて札幌の円山動物園。園内の奥(いちばん奥のクマ舎はホッキョクグマの育児中のため公開休止中)に海獣舎があり、3種の鰭脚類が飼育されている。
まずはトド。
メスが1頭。思ったよりスリムで大きいアシカといった感じ。
秋田の大森山動物園のカリフォルニアアシカと同じく、プールをぐるぐる泳ぎ回り、特定の場所で息継ぎのついでに顔を出し、じろっと来園者の顔を見る。
飼育員が通ると、身を乗り出していた。ヒゲ長い!

続いてはゼニガタアザラシの夫婦。
実は僕がこの動物園でいちばん見たかったのがこれ。ゴマフアザラシに比べて飼育している施設が少なく初めて見る。

プールの壁面の一部はガラス張りで水中の様子が見える。広いプール内でわざわざガラス付近でじっとしていることが多いのはアザラシさんのサービス?

体型はゴマフアザラシにそっくり。模様もゴマフの白と黒を反転させたよう。この模様が、穴開き古銭に見えるので「銭型」という和名になった。
体型だけでなく遺伝的にもゴマフに近いらしく、ゴマフとゼニガタの雑種が生まれることもあるという。ハーレムを作らず単独生活するのも同じだが、大きな違いは移動するかどうか。ゴマフは流氷に乗って南下し、出産後に北上していくが、ゼニガタは一年中同じ場所で暮らす(英名Harbor Seal=港のアザラシ)。日本ではえりも岬など北海道内数か所にいて、通年日本にいる唯一のアザラシということになる。
潜水艦?! 回転
水中でじっとしているかぐるぐる回るかしている。アシカ類とは泳ぎ方が違い、目をつぶってのんびり泳いだりターンするついでにくるっと回転して背泳ぎしたりする。アシカよりアザラシの方が水中に適応しているのが分かる。目をつぶったまま、呼吸のためか口を開ける個体がいて、ニターッと笑ってるみたいでおかしかった。

最後はおなじみゴマフアザラシ。
このプールだけは氷が張っていた(習性に合わせて溶かしていないのかもしれない)。
さっきからグゥーグゥーという、うなり声が聞こえていたが、その声の主は3頭いるゴマフの1頭だった。
トドやゼニガタにも同じ手書きの個体紹介があった
その名も「キカナイ」というメスが、餌が欲しくて氷の中に浮かんで独りで文句を言っていたようだ。他の2頭は静観。
キカナイと同い年のメス「ギョロ」
じっとしているのが好きらしい。稚内のアザラシよりもだいぶ太って見えるが、表情はなんとも気持ち良さそう。
水面にじっと浮かぶ。これもギョロかな?

水中。立つ者あり、潜る者あり。


次でオオカミを紹介します。
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